『シン・ウルトラマン』を観たら、いろいろあって、庵野さんも大好きな名作アニメ『おにいさまへ…』が6/6(月)の14時まで無料配信中だということを知る

『シン・ウルトラマン』を観た。レオ派だからウルトラマンにはあまり思い入れがないけれど、ウルトラマンの戦いが孤独かつ重圧過ぎて、ラストちょっと泣いてしまった(弟も師匠もいたレオとは大違い)。『シン・ゴジラ』みたいな感じかと思ったら、開始数秒で「ちがうわ、ウルトラマンだわ。そうか、こういうことか」となり、実写版エヴァも疑似体験。山本耕史が『KAPPEI』に続き輝きすぎて、いまんとこ2022年の私的助演男優賞候補。繰り返されるまさみちゃんのケツパンの元ネタがわからずもやもや(安野モヨコの「働きマン」なの?)。セクハラセクハラ言われてたので、『シン・ウルトラマン』におけるまさみちゃんへのローアングルと『KAPPEI』における山本耕史のあの衣装、どっちがセクハラ度合いが高いだろうと考えたが、「山本耕史のあの衣装と比較すべきはおっぱいドリルだな(それは出てきてない)」という結論に至る。KAPPEIで比較すべきは馬パンではなく少年のふんどし姿か。


そういや、『シン・ウルトラマン』でエヴァを思い出したのか「エヴァのブレイクはいつか?」みたいなまとめが上がってた。
[B! togetter] 「『エヴァは放送前から覇権アニメだった説』を見かけたがそうだっけ」の問いかけが集合知案件へ
テレビ欄チェックが日課だから、放送当時、エヴァが水曜の夕方6時台にテレ東でやってたのは知っていて、放送後半にたまたま見て「あーこれは見とけば良かったかも」と後悔した記憶もある(だから再放送は見た)。アニオタではないが、ガンダムもナディアも見てたし『オネアミス』直撃世代なので、1話目ぐらい録画チェックしててもよさそうなのにそのあたりの記憶がない。そしてその理由を長年

「BSアニメで裏の『おにいさまへ…』を号泣しながら見てたせいだ」

と思い込んでいたが、改めて調べてみると『おにいさまへ…』は1991年放送。エヴァは1995年で時期が合わない。「なら、再放送だろ?」と思ったが、再放送された様子がない。ただし93年まで実家住まいでBS観れてないはずだから、再放送で観たことは間違いないんだ。うーん。これはいよいよ、ダンボールに封印してきた90年代のテレビブロス開封する時が来たか? 



とりあえず何か情報が無いかと出崎さんが亡くなったときに購入した『おにいさまへ…』DVD-BOX付属のブックレット読み返した。すると「99年に再放送した」ってあっさり書いてあったわ。せっかくなんでブロス掘り起こして確認。確かに99年5月26日から水曜18時枠で再放送してた。ちなみにそのときの裏のテレ東アニメは『天使になるもんっ!』(ってどんなアニメ? 全然記憶にない…)。せっかくなんで、エヴァ本放送時の1995年のブロスもチェックしたが、当時裏のBSアニメ劇場で放送してたのは手塚アニメの『青いブリンク』だった。いや、これは総合放送時に観てたな。BSじゃない。じゃなんで『エヴァ』の裏で『おにいさまへ…』を観てたと記憶違いしたんだろ。同じ「水曜夕方アニメ」つながりで『おにいさまへ…』を観てたときにエヴァ本放送を観てた誰かと話をしてたのかな。


尚、この記事のタイトルの根拠を示しておくと、庵野さんが「おにいさまへ…」LD発売時に寄稿した寄せ書きは↓こちらで読むことができます(DVD-BOXにも入れといてくれよ>BD-BOXには入ってるらしいよ>ずるい!)。
https://quartervolume.xyz/index.php?main_page=product_info&products_id=9999
おにいさまへ…』を観てるとふいにエヴァの日常シーンを思い出すので、「うまいぞ!! 限定された舞台、つまり自宅や電車、バス、ふみきり、学校等などなじみの場所だけで繰り広げられるドラマ!!」と褒めてるあたりには納得するものがある。ちなみに庵野さんは、ガンダム人気ランキングでは下位をうろちょろ、作った本人から円盤が出るたび「買ってはいけない」と言われる(詳しくはこちら)『Vガンダム』(93年4月〜94年3月放送)を「セーラームーンとVガンにハマらなかったらアニメ作るのをやめてたかもしれない」と褒めてくれる唯一の人(であり心の支えです>何度も聞いてますそれは>だってほんとに人気がないんだもん。涙)。エヴァは95年10月〜96年3月まで放送されており、Vガンは放送前にすでに終了していたが、その間ずっと放送されていたセーラームーンエヴァの劇場版(97年3月15日公開)を一ヶ月後に控えた97年2月8日にアニメの最終回を迎えた。そのため、97年2月14日にエヴァ制作陣によって緊急記者会見が開かれ「『REBIRTH』編の完成が間に合わない」と聞かされた当時のエヴァファンは、「庵野よ、セーラームーンの最終回で気力そがれたか?」なんてことも思ったりしたんだろか。
(ちなみに本放送当時の世相を整理すると、阪神淡路大震災が95年1月17日、地下鉄サリンが95年3月20日(2日後に教団施設強制捜査)、Windows95発売が95年11月23日(詳しくはこちら)、Yahoo!JAPAN開設が96年4月1日(詳しくはこちら)となっております。世の中はWinで大盛り上がりだったけど、インターネットがやりたくて96年に買ったパソコンがAppleのPowerBook5300cs(95年発売)だった身としては、CyberDog走らせてハリウッドの映画サイトばかり見に行ってた思い出…。いつか無くなる泥船だと思ったAppleがここまで巻き返すとは思わなかったよ)



閑話休題


おにいさまへ…』の映像探しにYouTubeに行ったら、なんと期間限定で無料配信されてるじゃないか!!!!! 池田理代子(原作)×出崎統(監督)×杉野昭夫(キャラデザ・作画)による何度掘り起こしても足りないぐらいの傑作名作アニメです。配信は6月6日14:00まで。お願いだから、NHKは日曜深夜に再放送して。

おにいさまへ…』(1991年放送 全39話)


私立青蘭学園高等部の1年B組に入学した御苑生奈々子(笠原弘子)。そこは、右大将・薫の君=折原薫(戸田恵子)。宮さま=一の宮蕗子(小山芙美)、サンジュスト=朝霞れい(島本須美)という3人の美しい先輩生徒たちと、彼女たちに憧れの眼差しを送る乙女たちの花園であった。そして、この学園には<ソロリティー>と呼ばれる華麗な社交クラブが存在し、今年は10名の新入生が入会できるのだという。驚きと戸惑いの中、奈々子の高校生活がスタートする。

※全話あらすじは↓こちら
https://tezukaosamu.net/jp/anime/subtitle/a0148/index.html

それぞれが苦しい過去や家庭環境を抱えていて、つまびらかになるたびに、「おにいさま、涙が止まりません(by奈々子)」。


4話ずつ配信。↓こちらは1〜4話。この絵よ、この絵。たまらんでしょ。映ってるのはサンジュスト様と奈々子。


つづきは↓こちらの公式チャンネルで。
【期間限定配信】おにいさまへ・・・ - YouTube


33話以降のリンクが探しづらいので↓こちらからどうぞ。全39話です。
【公式】期間限定配信 おにいさまへ… 第33話~第36話
【公式】期間限定配信 おにいさまへ… 第37話~第39話