TBS「水曜ノンフィクション・関口宏モトをたどれば」が急遽打ち切り!後番組は「激安バラエティー」

安易に飛びつきすぐ放り投げるというのがもはやお家芸となっているTBSが、昨年10月、NHKニュース7の好調を受けクイズ・バラエティ路線からいち早く抜け出し報道・ドキュメンタリー路線への大転換を打ち出しました。その時に鳴り物入りではじまった関口宏の『水曜ノンフィクション』が、視聴率低迷を理由に、先週3日の放送を最後に急遽打ち切り。代わりに『激安バラエティー』という名の生活情報バラエティ番組をスタートさせるそうです。

TBS:「関口宏モトをたどれば」低迷で打ち切り(@毎日.jp)

TBSは5日、報道番組「水曜ノンフィクション・関口宏モトをたどれば」を3日放送分で打ち切ると発表した。


 同番組は昨年10月、TBSとしては13年ぶりのゴールデン帯のドキュメンタリー番組「水曜ノンフィクション」としてスタート。今年4月からは放送時間を繰り上げ、現在のタイトルに変えてリニューアルを図った。だが昨年10月以降に放送された全23回の平均視聴率は5.7%、3日放送分は2.8%と低迷していた。


 同社は「良質なノンフィクションを多くの方に見ていただこうと企画したが、視聴者の支持を得られなかった」とコメントしている。


 10日からは生活情報番組「激安バラエティー」を放送する予定。

同じく昨年10月に始まった久米宏の報道番組『久米宏のテレビってヤツは!?』は、早々に報道路線に見切りをつけ、今年の4月にリニューアル。波瀾万丈や金スマみたいな芸能人の半生を紹介するトークバラエティ『クメピポ!』にあっさり路線変更しております。


うちでは毎週【忘れず見る番組】という形で今週見る予定の番組を紹介しており、報道ドキュメンタリー番組も結構とりあげてるんだけど、『水曜ノンフィクション』を取りあげた回数を調べてみたら2回だった(始まったときと、08年11月に「新型インフルエンザ」を特集したとき)。その後は全く取りあげてない。「特集の内容が自分の好みに合わなかったから」だと思われるかもしれないけれど、全然違います。「そもそもなんの特集をやってるのかいつもわからない」から取りあげなかったのです。


テレビ番組をチェックするときは、まずテレビブロスで2週間分をざっとチェックしてマーキングつけて、ONTV JAPANというテレビ欄サイトで再度確認してからブログに書き上げてるんだけど、『水曜ノンフィクション』は常に「内容未定」で2日前になってもテレビ欄サイトに具体的な内容がUPされないような番組だった(もちろん隔週発売のテレビブロスになど内容が載るわけなし)。もしかしたら公式サイトでは告知されてるのかもしれないけど、そこまで見に行くほどの情熱はないので結局毎回スルー。局としては、速報性を大事にし臨機応変に内容を変えていきたいんであえて事前に告知しないって方針なのかもしれないけれど、「良質なノンフィクションを多くの方に見ていただこうと企画」してるのならもうちょっと宣伝も頑張ってほしかったなと思う。ルーキーズやMr.BRAINにばかりかまけてないでね。別に当日放送内容がかわったっていいじゃん。その日やるはずだった分はまた日を改めて放送すればいいだけの話なんだから。それともほんとに放送直前までテーマが決まらないのかなあ。その場合、どれぐらいの日にちをかけて取材してるんだろう。


しかしこのひっちゃかめっちゃかな状態はいつまで続くのか。もうそろそろ腰を据えてほしい。誰に振り回されてるのかは知りませんけど。同じTBSでも深夜帯は結構落ち着いてるんだけどね。