TBSが低視聴率にあえぐ夕方の「THE NEWS」を救うため、35年近く続けてきた平日午後4時台の時代劇枠を5時台に移動でお年寄り涙目?!

改編するたびに新たなレジェンドを築いてゆくTBSがまたもや緊急改編を行うようです。

TBS緊急改編…水戸黄門(再)が小林麻耶を救う!? 〜大苦戦中の「THE NEWS」の直前に移動(@ZAKZAK)


 低視聴率に苦しむTBSが7月20日から平日午後の時間帯の番組改編を断行する。春秋以外に改編を行うのは極めて異例。安定した視聴率が望める「水戸黄門」を大苦戦中の「総力報道!THE NEWS」の直前に放送して視聴率を引き上げる作戦だ。黄門様は小林麻耶キャスター(29)を救えるのか。


 3月末に大幅な番組改編を行ったTBSだが、平日午前11時から4時間の生情報番組「ひるおび!」が大誤算。6−8%台と視聴率が安定している「水戸黄門」の再放送以外はほとんどが5%台に届かず、ネット上では消費税にも満たないという意味で“税割れ”とも揶揄される始末。期待の「THE NEWS」の足を引っ張っている。


 そこで、唯一健闘している「水戸黄門」を「THE NEWS」の前(午後4時53分)に放送する。「ひるおび!」を1時間短縮してニュース色を強め、これまで夕方に放送していた「サカスさん」を午後2時台に繰り上げ。内容も夏休みをにらみ、若者向けにリニューアルする。


 午後2−3時台はドラマの再放送枠に充てる。「渡る世間は鬼ばかり」のほか、夏休み期間中は韓国版「花より男子」、NHKで放送した韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」を投入。なりふりかまわぬ再放送攻勢で、年配や女性の視聴者獲得を目指す方針だ。


 一方、TBS系ながら大阪・毎日放送は再放送に頼らず、平日午後3−5時50分に独自の生活情報番組ちちんぷいぷい」を放送。同局専属の角淳一パーソナリティーを軸に人気お笑いタレントがレギュラーを務め、安定的な視聴率を維持している。現在では関西ローカルを脱して、一部地方局にもネットしているほどだ。

TBSが7月に番組改編、水戸黄門頼み?(@ニッカンスポーツ)


(中略)


 最大の課題は、フリーに転身した小林麻耶キャスター(29)を起用して午後6時前から放送する2時間ニュース番組「総力報道!THE NEWS」の苦戦だ。17日も平均視聴率4・3%と振るわなかった。そこで視聴者獲得の秘策として高年齢層に人気の「水戸黄門」に頼った。再放送でも視聴率8%以上が見込める同ドラマを直前の午後5時台に配置、視聴者をそのまま「THE NEWS」に取り込む作戦だ。


 さらに、午後3時から「渡る世間は鬼ばかり」の再放送、NHKで放送した韓流ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」を配置。約3時間に及ぶ“再放送固め”に同局関係者は「主婦層もそのまま夕方のニュースまで引っ張りたい」と期待している。


(以下略)

「ひるおび!」不振で再改編(@読売新聞)


(中略)

ドラマの再放送枠を新設

 TBSは3月末、苦戦が続いていた平日の午後に生放送の情報番組を大幅に増やす大規模なテコ入れを実施した。しかし、ここ数年5〜6%で推移してきた平日正午から午後6時までの平均視聴率(関東地区)が、改編後2か月の調査では、3・5%とさらに低迷する結果に。


 中でも3月末スタートの目玉番組だった4時間の生放送情報バラエティーひるおび!」(月〜金曜前11・00)が誤算だった。レギュラー進行役を務めるタレントの恵俊彰に加え、日替わりで高橋克典ら4人の男優が登場し、ニュースからグルメまで多彩な情報を伝える。“アラフォー(40歳前後)”の女性層を意識した構成だが、放送時間の長さから、メリハリを欠く弱点も指摘されていた。


 先月末の定例記者会見で、石川真実常務は「苦戦が続いている」と認めた上で、「これまで、午後1時台に40年以上もドラマを放送していたため、視聴者に新しい番組を認知してもらいにくいようだ」と説明。早々と改善策を講じることを明らかにした。


 まず、現在午後2時55分となっている「ひるおび!」の月〜木曜日の放送終了時刻を1時間繰り上げる。取り上げる情報内容も全体的に時事性を強め、午前はニュースなどを軸に、午後は生情報中心にとメリハリを付ける。


 また、午後4時53分から約1時間生放送されている情報バラエティー「サカスさん」(月〜金曜)も、金曜日は終了し、他曜日は午後2時台に放送を繰り上げる。内容も主婦層中心から、夏休み期間中の若者を意識し、赤坂サカスで開かれるイベントと連動した企画を盛り込みながら、同社屋前の特設スタジオからの生放送の強みを生かす。


 午後3時以降の約3時間は、ドラマの再放送を固める。イケメンの御曹司4人組「F4」が牛耳る学園を舞台にしたTBSの人気ドラマ「花より男子」の韓国版リメーク作品を地上波で初めて放送する。さらに韓国の人気ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」の全話放送や「水戸黄門」など、女性層や年配層に向けた編成を徹底する。


 吉崎隆編成局長は「4月改編以降、産みの苦しみが続いているが、7月の再改編をきっかけに、壁を突き破りたい」と意気込んでいる。

あれだけの良コンテンツを有しながら韓流ドラマを再放送することも理解不能だけど、TBSの午後4時台といえば私が子供の頃から時代劇枠だったはず。昼間のテレビなんて習慣で見るものなのに、そんなにころころ変えて大丈夫なんだろか。


念のため1975-1990年のテレビ番組表をアーカイブした「ザ・テレビ欄」で時代劇枠がいつごろから始まったのか調べてみた。

ザ・テレビ欄 1975~1990

ザ・テレビ欄 1975~1990

最初にTBS午後4時台で時代劇が出てきたのは1976年4月の『水戸黄門』(出演:東野栄治郎,里見浩太朗)。同年10月には『赤い疑惑』にとってかわられるけど、翌1977年4月に『水戸黄門』が返り咲き、同年10月『大岡越前』(出演:加藤剛)→1978年4月『水戸黄門』→同年10月『大岡越前』→1979年4月『水戸黄門』→同年10月『江戸を斬る2』(出演:西郷輝彦)→1980年4月『水戸黄門』→同年10月『江戸を斬る3』といった具合に、『水戸黄門』『大岡越前』『江戸を斬る』によるローテーションが1990年まで延々と続く。1991年以降については↓こちらが出るとより詳しいことがわかるんだけど、
ザ・テレビ欄2 1991~2005

ザ・テレビ欄2 1991~2005

6月30日まで待てないので、私が長年捨てられずに持ってるテレビブロスで確認してみると、『水戸黄門』(1994年1月)、『江戸を斬る』(1995年9月)、『大岡越前』(1996年12月)、『大岡越前』(1997年2月)、『水戸黄門』(1998年11月)、『大岡越前』(1999年6月)『水戸黄門』(2002年8月)、『水戸黄門』(2003年8月)、『水戸黄門』(2005年10月)、『水戸黄門』(2007年4月)、『水戸黄門』(2009年6月)とやはり延々時代劇が続いてる。それをいまさら5時台に移動させるということは、「午後4時になったらTBSにチャンネルあわせて時代劇を見る」という生活を何十年も続けもはや習慣化してるお年寄りたちを大いに戸惑わせることになるわけで、そのことに対しTBSさんは「申し訳ない」とかそういう気持ちはないのかなあ。・・・ま、ないんだろうけどね。


5時台に移ってもじいちゃんばあちゃんたちがうまく対応できるよう祈っております。TBSさんも放送が終わったと思われないよう念入りに告知してあげてくださいね。



ちなみに、、、フジテレビさん、『鬼平犯科帳』を再放送する気はないんですかね。テレビ朝日さん、『暴れん坊将軍』とか『三匹が斬る!』とかどうですか? もちろん午後4時台で。お二方ともその時間は再放送枠ですよね。『水戸黄門』難民がそちらに流れるのかどうか知りたいので、試しに1ヶ月だけお願いしますよ〜。