『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』を観た(@シネコン)

初期のスターウォーズは何度テレビでやったんだろう。小学生の時に外国人スターで一番好きだったのがジャッキーとハリソン・フォード(もちろんハンソロとインディの二役で)だったので、やるたびに観てた気がする。映画館でリアルタイムに観たのは「SW3 ジェダイの復讐」だけだったかな。「SW1」「SW2 帝国の逆襲」は『スターウォーズ特別編(EP4・5・6)』になってから。その後のEP1、2には大して思い入れがなく(ハンソロが出てないからとか、モデルアニメの衰退を直視させられ凹むからとか、まあ理由はいろいろです)、特にEP2は予告で見せられためくるめくCG映像に気持ちが飽きちゃって、映画館にも行かなかったしビデオ借りる気もおきず、WOWOWでやったのを録画してようやく鑑賞。しかし何度観ても途中で寝ちゃうのでさっぱり話がわからず…。「こんな状態でEP3観に行ってもおもしろいとは思えん。行かなくてもいいかな」と思っていたのに、あまりにも「つながった!つながった!」とみんなが喜ぶので、「最後だし、一応観ておこうかな…」と重い腰あげ先週観に行ってきました。平日レイトで40人ぐらい。


映画の詳細は以下の通り。

『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』 7/9より全国ロードショー


【監督・脚本】ジョージ・ルーカス【音楽】ジョン・ウィリアムズ
【出演】ユアン・マクレガー/ナタリー・ポートマン/ヘイデン・クリステンセン
141min/2005年


【STORY】クローン大戦の勃発から3年、分離主義者の勢力は拡大し共和国を脅かす存在となっていた。シスの暗黒卿ダース・シディアスは銀河系の支配を成功させるため、邪魔となるジェダイの騎士殲滅の策略を巡らしていた。アナキンと極秘結婚したパドメのお腹には新しい命が宿るが、出産によってパドメが命を落とす夢を見たアナキンは、彼女を失う恐怖心に心乱され、次第にフォースの暗黒面へと引き込まれてゆく。共和国元老院パルパティーン最高議長の動向に不安を覚え始めたジェダイの騎士たちは、アナキンをスパイとして送り込むとともに分離主義者への攻撃を試みるが、暗黒面に落ちたアナキンの裏切りにあい、一人また一人と命を奪われてゆく……。


結論としては、ほんと観に行ってよかった。わーい、ホントにホントにつながったよー! すげー、ルーカス! よくぞここまで辻褄合わせた(感涙)。前半はそこらの新作映画と変わらぬ気持ちで観てたのに、帝国ができあがった瞬間に“立ち会って”からは、もうダメ。磁石に吸い寄せられるように、EP4の出来事へとがんがんつながってゆき、スターウォーズという壮大な歴史を見守るタイムトラベラーになった気分。やっぱスーコースーコー言ってこそダースベイダーだ。ユアン・マクレガーアレック・ギネスもここにきてようやく重なり、同一人物として見れるようになった。もうねえ、アナキンが暗黒面に落ちたことが発覚してからというもの、ホログラムのレイア姫がたびたび出現しては、オビ=ワン(ユアン・マクレガー)に向かって囁くんだよ。「ベン・ケノービ、あなただけが頼りなの」「ベン・ケノービ、あなただけが頼りなの」ってね(もちろん島本須美の声で)。だってさあ、ベン、あんたは知らんだろうが、この先、帝国軍は強大な力でどんどん宇宙を掌握してゆき、にもかかわらずヨーダは一気に老け込んじゃって、頼みの綱は双子ちゃんだけになってしまうんだ。しかも導いてやれるのはあんたしかいないわけで、ベン・ケノービ、あなただけが頼りなの。


いやでもほんと、つながるってすごいね。暗雲立ち込める暗い結末を迎えたはずなのに、この先の展開を知ってると、ラストの映像も、微かな希望に未来を託したものではなく、確実に訪れる平和な未来へ向け力強く踏み出された第一歩に映る。テレビでやるときは、是非ともEP4・5・6のダイジェストをエンドロールにのせて流してほしい。それが叶わぬなら、テレ東さん! どうせ本作の放映権はよその局がとるだろうから、放映されたその日の深夜にEP4・5・6の連続放映を頼みます! 絶対続けて観たくなるから。


それにしても、EP4とEP6の副題って、今は「新たなる希望」と「ジェダイの帰還」になってるんだね。EP6はともかく、EP4って子供の頃は「幸福の旅路」とかいう副題がついてたような気がするんだけど、勘違いしてたのかなあ。