『マイマイ新子と千年の魔法』まもなく公開(9/10〜9/16まで)

ご無沙汰しております! この[マイマイ新子]タグを使うのは何年ぶりでしょうか。その節は本当に大変御世話になりました。のんちゃん(本名:能年玲奈)が声優を務めることでも話題の片渕須直監督の新作『この世界の片隅に』がもうまもなく、2ヶ月後の11月12日より公開となるわけですが、上映劇場のひとつである渋谷ユーロスペースにおいて、片渕監督の前作『マイマイ新子と千年の魔法』が1週間限定ではありますがリバイバル上映されることになりました!


まあね、『マイマイ新子〜』については話せば長い話があるのですが(しみじみ)、どれぐらい長い話なのかというと、公開当時から応援・感想・補足記事を20個以上書いてきているので、詳しくは↓こちらの過去記事一覧に飛んで、リンク先を1個1個確認してもらうのが一番なのですけれども、、、
*[マイマイ新子]過去記事一覧


「いや、そんな時間ないです」という時間に追われた都会人の皆様や、「え、めんどくさい」というしごくごもっともなご意見の皆様向けに簡単にご説明させていただくとですね、松竹配給で全国各地のシネコンで公開されたにもかかわらず、あまりの不入りに公開2週目にして打ち切りモード。しかし実際に観た人からは「まちがいなく今年のベストワン!なのにもうすぐ公開終わりそう。早く観に行って!」というありがちな感想と共に「すっげえ感動したんだけど、なんで泣いたのか自分でもよくわからんので(当惑)、打ち切られる前にみんな確認してきて!」という謎の口コミが広がり、公開3週目にして上映期間延長を求める署名活動がスタート。口コミとリピーターで観客は格段に増えるものの、初週の動員の少なさがきいて公開4週で上映終了。「ファンにばかり任せてはおけん!」と制作陣自らも劇場探しに奔走し、引き継ぎ先となったラピュタ阿佐ヶ谷では不入りから一転、連日満席大入りが続き、ネットニュースやNHKにも取りあげられ、全国各地のミニシアターが「1週間でよければウチでも公開するよ」と次々手をあげたすきをつないでくれたおかげでロングランの全国行脚にこぎ着けることができたという、そんな映画が、この『マイマイ新子と千年の魔法』なのでした。


尚、本作を初めて見た時、ワタシがどれだけ興奮したのかは↓こちらにいろいろと書き綴っていますのでご確認ください(ちょっとした感想集にもなっています)。
今年のベスト映画は『マイマイ新子と千年の魔法』に決めました!- 嗚呼、テレ日トシネマ(2009/12/4)-


今回のリバイバル上映の詳細は以下の通り。


『マイマイ新子と千年の魔法』 9/10(土)〜9/16(金)まで


【監督・脚本】片渕須直【プロデューサー】丸田順吾【アニメーション制作】マッドハウス【キャラクターデザイン】辻繁人
【声の出演】福田麻由子/水沢奈子/森迫永依/本上まなみ/松元環季/江上晶真
93min/2009年
□上映館:渋谷ユーロスペース(21:00〜レイトショー)


【STORY】ゆったりとした自然に囲まれた山口県防府市国衙。平安の昔、この地は「周防の国」と呼ばれ、国衙遺跡や当時の地名をいまもとどめている。おでこにマイマイ(つむじ)を持つ小学3年生の少女・新子(福田麻由子)は、おじいちゃんから聞かされた千年前のこの町の姿や、そこに生きた人々の様子に、いつも想いを馳せている。そんなある日、東京から転校生・貴伊子(水沢奈子)がやってきた。一緒に遊ぶようになった新子と貴伊子は同級生のシゲルや、タツヨシたちとともに、夢中になってダム池を作る。そして、そこにやってきた赤い金魚に、大好きな先生と同じ「ひづる」と名前をつけ、大切に可愛がるようになる。しかし、ふとしたことから「ひづる」が死んでしまい、それを機に仲間たちとの絆も揺らぎ始めていく。 そんななか、新子は「ひづる」そっくりの金魚を川で見かけたという話を聞き、貴伊子や仲間たちと金魚探しを始めるのだった……。


-追記(2016.9.8)-
期間中は以下三作の当時上映あり。
『これから先、何度あなたと』MV
この世界の片隅に』予告
『花は咲く』アニメ版


関連: マイマイ新子と千年の魔法@maimai_shinko - 公式Twitter | カントク片渕のメイキング・オブ・マイマイ新子 | 【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』(全13回) | ロケ地GoogleMAP

料金は一般1400円。『この世界の片隅に』のムビチケ提示で1100円となっております。尚、当時声優を務めた貴伊子役の水沢奈子ちゃん、新子の妹・光子役の松元環季ちゃんは、残念ながら既に芸能界を引退しております(涙)。ちなみに高畑勲監督もラピュタ阿佐ヶ谷まで観に来てくれたのですが、当時『かぐや姫の物語』を製作中だったことを考えるといろいろ感慨深いです(本作も平安時代を描いているので)。


予告編 | 冒頭5分映像


MAGネットマイマイ新子」特集


舞台挨拶等の予定は以下の通り。(追記:尚、9/10は20時~21時30分の間「マイマイ新子と千年の魔法 Blu-ray版」予約受付を実施。全額内金でご予約頂いた方には、発売日お渡しで片渕監督サイン入り描き下ろしジャケットポートレートをプレゼント。当日映画を観なくても予約受付可とのこと)

9/10(土)21:00の回上映前 初日舞台挨拶
ゲスト(予定):片渕須直監督

正直、どのぐらいの速さで整理券がなくなるのか見当がつきません。遠方から行かれる方は、Twitterで検索かけて整理番号状況を確認しながら駆けつけた方がいいと思います。

マイマイ新子

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マイマイ新子と千年の魔法  オリジナル・サウンドトラック

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マイマイ新子と千年の魔法 [DVD]

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trick & tweet

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メイキングオブ マイマイ新子と千年の魔法

メイキングオブ マイマイ新子と千年の魔法


ま、新作完成記念つーか、Blu-ray発売記念でもあるんだけどね(笑)。


ブルーレイには新作『この世界の片隅に』に関する特典映像が追加されています。今回も主題歌は『マイマイ新子〜』と同じコトリンゴさんが担当。

『この世界〜』の上映劇場はこちら。東京はユーロスペースの他に、テアトル新宿立川シネマシティ等でも上映されます(ちなみに立川は『地獄の黙示録』爆音上映を観に行くと予告が流れますw)。