ヒーローとしての資質(その1)

「コワすぎ 劇場版」を観に行き、↑コレについて悶々と考えた結果を覚えてるうちに一気に書いてみる。


劇場で売ってた非公式報告書に主人公・工藤のキャラクターは『AKIRA』の金田にインスパイアされてると書いてあってすごい腑に落ちたと同時に、ここ最近の「長瀬智也窪塚洋介の代わりをつとめられる若手俳優がいない問題」のヒントを得た気がした。自分の中では「金田」「工藤」「長瀬智也」は同じタイプのヒーローなんですよ。相対値で構成されてる社会に居ながら、常に絶対値で動き、どんな状況にあっても基準点が右や左へぶれることなく、どんなに不利な局面でも「あいつがいればきっとなんとかしてくれる」という安心感・期待感がある。あと、報告書読んで「そうだ!それだ!」と思ったのが、工藤役を演じる俳優・大迫茂生について監督が書いていた「庶民性」という特徴、そしてそれが「工藤の愛嬌になってる」という指摘。このタイプのヒーローにはそれが絶対不可欠で、これらを維持するためにはおそらく「頭が良くなってはいけない」。頭がよくなるといろいろ理解できてしまい相対値にとりこまれる危険性が出てくるが、頭が悪ければ悩んで考えても「結局よくわからない」ので、どんなに悩んでも迷っても取り込まれることなく基準点に帰ってくることができる。


とりあえずここまで。つづきは10年以内に(また?>予定は未定)。



「コワすぎ 劇場版」は1週間限定なのかと思いきや、満席続出なだけあって日程増えてた。しばらく終了未定です。5/10(土)、5/17(土)にアップリンクで公開される映画はどれもUPLINK FACTORY(1F)とROOM(2F)での上映なので、X(2F)で上映してるコワすぎは5/23(金)までなら確実にやってそう。
『史上最恐の劇場版』公開記念 “コワすぎ!祭”(@渋谷アップリンクX)
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版』(渋谷アップリンクX)

そういえば投稿者の金子クンは「兼子」と「金子」どっちが正解なんだろう。