年をとると怒りっぽくなるっていうけれど・・・

ここ3年の間に脳梗塞で入院した知人が二人いるんだけど、どちらも60過ぎで、その1年ぐらい前から突然ちょっとしたことで激昂するようになったっていう共通点があったんだよね。どれぐらいの激昂かっていうと、それまでなら「まあ、誰だってうっかりミスはあるよ」って受け流してた些細な失敗に対し自分の尊厳が踏みにじられたかのような怒りや罵倒を相手に向けるぐらいの怒りっぷり。実は、ウチの亡くなった父も亡くなる直前、モルヒネを大量に打ってるときだけは、すんごい些細なことにこだわり、それが叶わないと激昂し、看護婦さんすら罵倒しだすもんだから、家族唖然、本人も気持ちが落ち着いたあと自己嫌悪に陥って看護婦さんに「モルヒネのせいですから気にしないでください」と慰められるなんて経験もあって、もしね、もしそれまで温厚だった人が突然尋常じゃないぐらい激昂するようなったら、年取って性格が変わったと諦める前に、脳に何らかの障害が出始めてる兆候を一度は疑ってみた方がいいのではないかと思うようになった。


こないだの週末、知人のお墓参りに行ったので、なんとなく思いだし書いてみました。