ROBOT所属の加藤久仁生監督がオスカー受賞スピーチで「ドウモアリガトウ、ミスターロボット」

先頃行われた第８１回アカデミー賞授賞式で、加藤久仁生監督「つみきのいえ」が短編アニメーション部門、滝田洋二郎監督「おくりびと」が外国語映画部門で見事オスカーを受賞しました。

加藤監督は既にアヌシーを始め外国でいくつも賞を獲っており、多少は場慣れもしてきているんでしょう。しかしながら、まさかハリウッドスター居並ぶあの場で笑いをとりにくるとは！（しかもここまでウケるとは！ｗ）
Best Oscar Speech Ever - Kunio Kato For Best Animated Short

もうちょっと自信持って言っても良かったのに（苦笑。でも視聴者からはsweet!とかcute!とか言われてるので結果オーライです）。

ところが巷では「なぜみんなが笑ってるのかワカラナイ」というショックな意見がちらほら目に付くので、若い皆さんのために元ネタを紹介しておきます。
Styx - Mr. Roboto (1983)

これでも、ある世代以上にとっては世界的に有名な曲なんです（笑）。

♪ドモアリガット　ミスターロボット　また会う日まで〜
♪ドモアリガット　ミスターロボット　秘密を知りたい〜
♪ドモアリガット　ミスターロボット　ドモ（ドモ）　ドモ（ドモ）
（♪サンキューベリマッチ　ミスターロボット）

尚、「つみきのいえ」は現在DVDが発売されております。

つみきのいえ (pieces of love Vol.1) [DVD]

長澤まさみちゃんと谷村美月ちゃんが揃ってトークイベントやったってニュースが以前に出てましたけど、あれはこの作品の発売イベントです。

-追記-
どうやら加藤監督のスピーチが、アメリカのTwitterユーザーが選ぶ「第８１回アカデミー賞授賞式ベストスピーチ賞」に選ばれたもようです。
2009 Oscar Highlights Include Kunio Kato's Speech: Domo Arigato, Mr. Roboto
これでアメリカでは「Mr.RobotoのKato」で通じますねｗ。

それにしても、、、

The Oscar crowd went wild and online sites like Twitter were on fire over his Domo arigato, Mr. Roboto reference.

そんなことになってたのか。たしかにTwitterで検索してみたら書かれまくってましたｗ。

そして、、、

The younger generation is having a hard time grasping what he was talking about.

向こうの若い人も「ドモアリガト、ミスターロボット」が理解できなかったとは...orz。どこの国も一緒です。

いま思うとあちらでドーモくんの人気が出たのってネーミングのせいもあるんだろうね。

-追記-
大手新聞社がスルーする中、バラエティ・ジャパンの記者が例のスピーチについて加藤監督にインタビューしてくれたようです。

『つみきのいえ』加藤監督がホッ、「笑いとれた」（＠バラエティ・ジャパン）

自分の名前が呼ばれた瞬間を「ただただびっくりして、本当にうれしかった」と振り返った加藤監督。受賞スピーチで自身が所属する会社ROBOTと、 1980年代に活躍した米バンド「STYX」のヒット曲「ミスター・ロボット」の歌詞をかけて「どうもありがとう、ミスターロボット」とコメントし、会場の笑いをさらったことについては、「受賞したときは何か気の利いたことを言いたくて、会社の人たちと事前に考えていた。笑いがとれてよかった」と安どの笑みを浮かべた。

ちなみにSTYXのメンバー、デニス・デヤングが自分の公式サイトトップにスピーチ動画へのリンクを張ったようですｗ。
Dennis Deyoungオフィシャルサイト
この際だから、ロボットにPV発注しちゃえよ！