後藤理沙、引退と復帰の理由。きっかけは・・・

芸能界を引退していた清純派アイドル後藤理沙が少し前に復帰したらしい。昨夜の『R30』http://www.tbs.co.jp/r30/)内で放送された「吉田豪・忽然と消えたアイドルを語る」で知った。この企画は全4回放送で、昨夜がその第1回目。


後藤理沙といえば、映画『ガラスの脳』で小原裕貴とW主演。その後、小原が出てる『サイコメトラーEIJI2』に、突然引退した松本恵に代わって出演。伊藤潤二原作の映画『死びとの恋わずらい』やTVドラマ『陰陽師』に出演した後、まだ10代だというのに突如として芸能界引退を表明。『〜EIJI』ファンとしては、松本恵、小原裕貴に続き、後藤理沙よお前もか!ということで記憶に残ってる存在だった。


彼女が引退を決意した理由は、「実像と虚像のギャップ」、これが一番大きかったらしい。あのルックスや舌足らずな喋り方からは想像もできないが、実は彼女、小さい頃は男になりたくて自分のことを「オレ」と言ってたほどに男勝りな少女だったらしい。それが芸能界に入って清純派として売り出され、1年で売れっ子アイドルになるも、学校では虐められ(もちろんやり返したけど)、仕事場では常に地を隠し清純派であることを強いられる。はすっぱな役がやりたくても却下され、もっとバラエティに出たいと言っても「喋らせるとマズイ」と止められた。そこへきて、現場でのセクハラや、1日40時間といった殺人的スケジュールが続き、10代にしてついに芸能界引退を決意したとのこと。


引退後は地元の福岡に戻り、ダーツバーでアルバイトをしてたという彼女。もともとダーツが好きで、アルバイトしながらダーツの全国大会にも出場するなど、青春の日々を謳歌していたようだ。



そんな彼女が何故また芸能界に戻ってきたのか。


ネット上には、引退後も彼女を応援しつづけるファンサイトが2つ存在しており、それをよく覗いていたという彼女。ところが、自分はもう芸能界を引退した身にもかかわらず、掲示板には「理沙ちゃん、誕生日おめでとう!」というメッセージや、「いまごろ何してるのかなあ」と心配する声が日々書き込まれていった。それを見てるうちに、「こんな中途半端なままで終わらせちゃダメだ」という思いが募り、事務所の社長に連絡して芸能界への復帰を懇願したそうだ。


吉田豪が「一度自分からやめておきながら、また戻りたいって言っても大変だったんじゃないですか?」と問うと、「もう、社長に泣いて頼みましたよ!」と語る彼女。今回は自分の意志で戻ってきたのだから絶対(ああいう形での)引退はしない!と断言する彼女の顔は、とても晴れやかだった。。。


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この番組見てたら、何故か昨日読んだ安藤希ちゃんの日記(id:nozomian:20050729)を思い出した。ファンからの応援メッセージが、実のところ本人にどう受け取られてるのかを知りたいファンって多いんじゃないかと思う。知り合いには「感想なんて送っていいのかなあ」とか「好きな役者はナーバスになりやすい人なので、応援がかえって負担になるような気がしてファンレターなんて送れない」という人もいるので、「励みになってる!」とか「感想が欲しい」という役者やタレントの皆さんは、リップサービスではないことがわかるような表現で、何かの折にきちんと表明してあげてほしいなと思います。それがまた逆に、ファンの励みにもなるので・・・。