『ヒナゴン』まもなく公開(7/30〜8/26まで)

70年代、広島県比婆郡西城町で巻き起こった類人猿ヒバゴン騒動をモチーフに、今年の3月で近隣の庄原市に合併され“比婆郡”ではなくなった西城町民全面協力の下、実際にヒバゴンが目撃された場所でロケを敢行し製作された映画、その名も『ヒナゴン』が今週末から公開される。主演は、こう見えて意外と井川は「子供時代おてんばだったんです」と語る井川遥。原作は重松清の「いとしのヒナゴン」で、映画化を想定して書かれたものらしく、井川演じる“信子”も初めから彼女をモデルにキャラ付けを行なっていたらしい。広島出身の奥田民生ユニコーン時代に書いた『すばらしい日々』を主題歌として提供しており、『ヒナゴン』公式サイトに行くと、根がせっかちであるが故に公式サイトといえどもフラッシュ・ムービーはことごとくSKIP!をモットーにしていた私の指をも止めさせたアイデア勝ちの演出が施されている(30代前後の皆さんはパソコンの音が“ON”になってるか確認してから行かれたし)。しかし、公式に載ってる奥田民生のプロフィール、ヘンじゃないすか? 「奥田民生 1965年広島県生まれ。数々の名作を残したユニコーンを1993年に解散後、バス釣りに没頭する日々を過ごす」って…。バス釣りの一文は必要? 必要…か。うん、必要だな。。。 


『ヒナゴン』 7/30(土)〜8/26(金)まで


【監督】渡邊孝好【脚本】山田耕太/渡邊孝好【撮影】安田圭
【出演】伊原剛志/井川遥/上島竜兵/嶋田久作/鶴見辰吾/松岡俊介/柳家花緑/馬渕晴子/佐藤允/豊原功補/雪村いづみ/夏八木勲
121min/2005年
□上映館:渋谷イメージフォーラム


【STORY】広島県内のとある小さな田舎町、比奈町。増える一方の累積赤字に、隣町との合併話が浮上し、町は大きく揺れていた。そんな折、町役場では30年ぶりに謎の怪物ヒナゴンの目撃情報が相次いで寄せられる。幼き頃にヒナゴンを目撃し、今もヒナゴンの存在を信じる若き町長イッちゃん(伊原剛志)は、30年前にも一度設立されたことのある“類人猿課”の復活を宣言。東京からUターンしてきた信子(井川遥)は類人猿課で働き始める。彼女は誰あろう、30年前の第一発見者であるホラ健(夏八木勲)の孫だった。一方、小学校では、子どもたちが未知の生物を想像することに悪戦苦闘していた……。


日舞台挨拶の予定はいまのところなし(実は先週既に先行上映が行われ、そこで済ませているのです)。


ヒバゴンについて知りたい方はヒバゴン公式(?)サイトをどうぞ!
 謎の怪獣ヒバゴンはどこへ行ったのか?



いとしのヒナゴン

いとしのヒナゴン



【関連記事】
井川遥インタビュー
伊原剛志インタビュー