反響によって話を変えることは一切考えていない(脚本家・遊川和彦)

その昔、過激な内容で視聴者を煽るだけ煽り、へたれラストで地獄に落ちた『QUIZ』というドラマがある。その後に出されたノベライズ本でラストを書き換えフォローするも、そんなものでファンの怒りはおさまるはずもなく…。怒りの声は出演者にも届いたのか、『QUIZ』終了後、『TRICK』に出演の決まった生瀬氏が、製作発表の席で微妙な心情を吐露していた。


現在、日本テレビ土曜9時の枠で放送されてるドラマ『女王の教室』(http://www.ntv.co.jp/jyoou/)も、天海祐希演じる女教師・阿久津真矢の過激な言動に、放送直後から非難続出、公式BBSが大変なことになってると話題だ。「打ち切りになるのでは」「『QUIZ』みたいにへたれ路線に切り替わるのでは」と危惧するファンも多いが、安心めされい! 制作を担当してる大平太プロデューサー、脚本を担当してる遊川和彦氏がインタビューで次のように答えていますぞ!


以下、「女王の教室 鬼教師に反響3万5000件」より抜粋(強調表示はこちらでしました)。

「こんなに大きな反響は、演出を務めた『家なき子』以来」という大平プロデューサーは、「一つのせりふやワンシーンで真矢の表面的な厳しさだけをとらえるのではなく、全11話を通じてその奥にあるものを考えてほしい」と訴えている。

脚本を手がける遊川和彦は、「長い間ドラマを書いているが、『放送するな』とまで言われたのは初めて。−(中略)−反響によって、話を変えることは一切考えていない。それをしてしまうと、自分が真矢から怒られそうな気がする」と、“鬼教師・真矢”を最後まで描き切る覚悟だ。


実際のところ、最終回を観るまで気を許せない。反発が大きいのは最初から分かっているのだから、制作陣には最後の最後まで初志貫徹で頑張って欲しい。


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