エレナ・・・究極のラブストーリー

エンバーミングといえば、CX『奇跡体験!アンビリーバボー』でいまだ忘れられぬ一編がある。それは2000年11月16日に放映された「エレナ 究極のラブストーリー」。


舞台は1926年、第一次世界大戦直後のアメリカ、フロリダ州。自分の恋人(エレナ)を死後9年間も防腐処理して保存してた医師の話。


詳細は↓こちら。
http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/p110_2.html



これが衝撃的だったのは、エピソードそのものではなく、遺体となったエレナの写真が残されていたこと。写真には、たくさんの人々に囲まれ記念撮影するエレナの姿が写されていたのだが、死後9年経った彼女の遺体は、半ばミイラ化しており、お世辞にもまともな人間の形をとどめてるとは言いがたいものだった。再現VTRの女優さんが美人だっただけに、見せられたこちらは想像とのあまりの違いにドン引き。しかし、彼女を取り囲む人々は誰も彼もが満面の笑顔だった。


当時は、いくら美談の主人公であれ、死体(しかもかなりグロイ形態)と一緒に記念撮影なんてするか普通!?と理解不能だったが、いま思えば、あちらの人たちはエンバーミングのおかげで死体慣れしてただけなのかもしれない。


再放送して。


【関連書籍】
死せる花嫁への愛―死体と暮らしたある医師の真実(ISBN:415208149X