『1st Cut 2003』公開始まる(1/24〜2/6まで)レイトショー

映画美学校の生徒たちによって制作された映画の特集上映が、今日からユーロスペースで始まる。プログラム内容は以下の通り。

『1st Cut 2003』 1/24(土)〜2/6(金)まで
上映館:ユーロスペース(21:00〜レイトショー)


■Aプロ(フィクション):1/24(土)〜26(月)
『如雨露(じょうろ)』 監督・脚本:吉井亜矢子 出演:白須陽子/行天友紀/佐伯登茂子(2003/31min/16mm)
『春雨ワンダフル』 監督・脚本:青山あゆみ 出演:鈴木卓爾/北川智絵/小沢紗季(2003/36min/16mm)

■Bプロ(フィクション):1/27(火)〜30(金)※28日は休映かも? 劇場に確認されたし
『緑色のカーテン』 監督・脚本:隅達昭 出演:杉内貴/永井正子(2003/34min/16mm)
『海を探す』 監督・脚本:小嶋洋平 出演:堤憲一/木村佳代/斉藤亜希子(2003/34min/16mm)

■Cプロ(ドキュメンタリー):1/31(土)〜2/2(月)
『citylights』 監督:服部智行 出演:稲葉千穂子(City Lights代表)/平塚秀人/内田知(2003/100min/ビデオ)

■Dプロ(ドキュメンタリー):2/3(火)〜2/6(金)
『人生 紙芝居』 監督:丸谷肇 出演:森下正雄(紙芝居師)(2003/27min/ビデオ)
『あはは おほほ』 監督:田村一郎 出演:三笑亭笑三/三笑亭夢丸/新山ひでややすこ/三笑亭春夢(2003/47min/ビデオ)

個人的には、『citylights』で取り上げてる題材が以前から興味のあったことだったので、なんとか時間を作って見に行きたいところ。視覚に障害をもった人でも映画を楽しめるようにと、音声ガイド制作を行っているボランティア団体City Lightsの活動と制作過程を追ったドキュメンタリーである。「バリアフリーな芝居と映画」ではCity Lights代表・稲葉千穂子氏のエッセイが読めるのでこの世界に興味をもった人は一読されたし。
『人生 紙芝居』で取り上げられてる紙芝居師・森下正雄氏は、'90年に喉頭ガンで大事な“声”を失いつつも、昔に録音してた自分の声のテープを持参しいまだ紙芝居興行を続けているおっちゃん。だいぶ前にテレビのドキュメンタリー番組で見たことがあるけど、声をなくし意気消沈してる森下さんのところに1本のテープが送られたことで、再び紙芝居の世界に戻ってきたエピソードが泣けた。80才を過ぎてもまだまだ元気である。(追記:ドキュメンタリー番組ではなく「奇跡体験アンビリーバボー」だった


尚、上映後にトークイベントも多数企画されている。
1/26(月)(Aプロ)は脚本家・高橋洋とフィクション科4監督によるトークとビデオ仮題上映。1/30(金)(Bプロ)は塩田明彦監督、脚本家・井川耕一郎とフィクション科4監督によるトークショー2/4(水)(Dプロ)は佐藤真監督、2/6(金)(Dプロ)は是枝裕和監督とドキュメンタリー科3監督によるトークショー


−追記−
Cプロ『citylights』の感想はこちら