『ヒックとドラゴン』は絶対ぜっったい3D版を観に行ってください!

悲しい。公開2週目だというのに何故こんなにも上映回数が少ないのか。何故こんなにも客が入ってないのか。悪いけど、3D効果が楽しめるアニメーション映画としては、文句なく最高峰です! 300円余計に払うことが全然惜しくないと胸張って言える作品。


映画「ヒックとドラゴン」公式サイト


なんで『トイストーリー3』と同じ時期に公開しちゃったのかな。シネコンによっては3D上映できるスクリーンが限られてるわけで、『トイスト3』にスクリーンを獲られ2Dでしか上映してないとこもたくさんある。私が観に行った立川でも3D吹替版は朝9:40の1回だけ(字幕版はなし。あとは全部2D字幕…じゃなかった。2D吹替のみ)。『トイストーリー3』はいい映画だし好きだけど、正直3Dである必要はないと思うのですよ(冒頭の短編以外)。人気が高いのはわかるけど、できればその枠を『ヒックとドラゴン』に譲って欲しいんだ。だって、『ヒック〜』は3Dアニメーションの現時点での最高峰だもん。奥行き感も飛び出し具合も抜群で、IMAXじゃない映画館で観てもフレーム気にならないし、飛行シーンでの高揚感抜群で涙が出るぐらい興奮した。ストーリーも良いし、テンポよくて飽きないし、小学生ぐらいの気持ちに戻って楽しめる作品。こんなにストレスなく観られる3D映画はちょっとないんじゃないかっていうぐらいバランスがいい。3Dで観に行った後、再度2Dバージョンの予告を観たけど、全然違う。絶対3Dで観るべき。そう強く推せる3D映画がどれだけあることか。


ドリームワークスはアクションが素晴らしい。なのに何故日本の配給担当社は予告で最大限にそれを伝えようとしないのか。『カンフーパンダ』の時も散々ダメ出ししたじゃないですか。
過去記事:『カンフー・パンダ』の燃える予告編はこれだ!
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日本では少年とドラゴンの友情モノで押してたんでてっきり“喋るドラゴン”なのかと思ったら全然違うのね(汗)。ドラゴンは普通に動物として描かれてるし(え?そんなのわかってた?…ごめん)、原題(『How to Train Your Dragon』)にも表されている通り、少年がドラゴンを手なずけ乗りこなすまでの課程がかなり丁寧に描かれていて、↓こういうシーンが延々続くわけですよ。延々。

アバター』もドラゴン乗りこなすシーンが非常に良かったけど、3Dとドラゴン・飛行シーン・空中戦の相性は抜群ていうことがまたしても証明された形になってました。


尚、↓こちらがアメリカ版の予告。

※ちょこちょこネタバレしてるので既に観に行く予定を立ててる人にはオススメしません。


↓こちらが日本の予告。

うーん、なんでワクワクするシーンをもっと入れないんだろう。ちなみに主人公ヒックの声はアメリカ版ではかなりおっさんくさいけど吹替版ではもうちょっと少年ぽい声になってます(そのせいでヒックが時折、嵐の二宮クンに見えることが…笑)。


観る前はドラゴンの顔が可愛すぎるのが難点だったけど、実際に観てみたらすげえ可愛かったので問題ナシ。


がっかりしない3Dを観たい人、飛行シーンが好きな人は迷わず観に行ってほしい(既に上映時間が縮小かけられてるんでお早めに)。それから馬に乗ったりバイクに乗ったりするのが好きな人にもオススメかな。暴れるドラゴンを徐々に乗りこなしてゆく感覚がたまらんのですよ。



そういや、あまり日本語が出来なそうな外国人父子が観に来てて、字幕版じゃないけど大丈夫なのかなと心配したけど、帰りにパンフ(もちろん日本語)までせがんでたので息子さんは満足したらしい。良かった。