恐怖バー、高橋洋×三宅隆太

2分遅れで間に合った−! 前回の小中さんの回が後半部分しかUPされなかったので、今回も万が一を考え、会社から超特急で帰ってきたよ。


追記(20:04)
『恐怖』について。三宅監督は3回見たという。


追記(20:07)
当初予定されてた『死後』というタイトルは一瀬さんから。高橋さんは「あの世はない」派なので、「これが死後の世界に見えるの?」と驚いたという。


追記(20:09)
高橋監督の恐怖の原体験。子供の頃ダンプカーに轢かれそうになって間一髪で助かった経験がある。いまでもそのときの感覚を思い出す。


追記(20:13)
三宅監督の『恐怖』の感想。1回目は「金太郎飴のようにどこを切っても高橋さんだ!」というのを楽しんだ。24コマずつずーっと高橋さんの顔が出てる感じ。


追記(20:15)
小中さんとの明確な違い。小中さんは自分が怖くなくてもシステマティックに物語を作れる。高橋さんは自分が怖いことでしか物語を作れない。


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追記(22:05)
まとめ。9/4(土)からシアターN渋谷で『怪談新耳袋 怪奇』公開。心を扱ったメンタルホラー。監督は篠崎誠監督。三宅監督は脚本を担当。次回8/9(月)は恐怖バー・最終回。ゲストは高橋ヨシキ田野辺尚人


いやーもう心霊好きにはたまらない回になりました! かつて新耳袋のロケ初日に歩道橋から落ちて靱帯損傷、全治3ヶ月の大けがしたとき、心当たりのあったほん怖関係者と新耳袋関係者が「うちの番組の霊障だ!」「いや、うちの番組だ!」*1と互いにとりあったことでも知られる三宅隆太監督がゲストだけあって非常に濃い内容になりました。芸人では唯一、幽霊がどう視えるのかをそのまま語ってくれるやるせなす中村くんが最近あまりテレビに出てくれないので、久しぶりにがっつり“視える”側からの心霊話が聞けて大満足。万が一のときのためにメモったけど(途中から実況やめてるのはそのため)、今回はちゃんと全編UPされてるようなので、心霊を長年追い続けてる方は是非ご一聴を。
http://www.ustream.tv/recorded/8674935


私は幽霊視たこと無いけど、人がモノを見るとき、外界にあるものをそのまま無劣化で見るのではなく、いったん要素分解して脳の所定の位置にとりこみ、いろいろな情報をくっつけて再構築したあとのものを最終的に見てるのだから、実際には姿形のないものを視てしまうというのは可能性としてアリだと思う。曖昧なもの、不完全なものはそのままだと不安定なので勝手に形が与えられる可能性もあるし、子供の頃は普通に共感覚が備わっており、成長するにつれよく使われるものほど強化され、使わない神経回路は遮断されてゆくなんて話もあったりするしね。問題は映像や音声を脳内で再構築するためのきっかけとなるモノはなんなのかってことで、三宅監督の話はだいぶ感覚的にわかる話に近づいてきた気がする。ちなみに美輪さんは霊視してるときに見える映像のことを、「たとえばだれそれが何処に行ってどうしたなんて話を聞いてるときにその映像が頭に浮かぶでしょ? 霊視したい相手を見てるとそんな感じに次々視えてくるのよ」と言ってた。「守護霊さんが教えてくれる」と言われるより感覚的にずっとわかりやすい表現。あまり安易に形を与えない方が本質に近づける気がするので、運良く霊が視える人は、それが霊の姿や霊の声じゃない可能性も模索してみてください。


*1:ほん怖:三宅監督が演出した『京子ちゃん』の撮影中、カメラに奇妙な人影が映っていた(『ほん怖SP2004』で検証済)。新耳袋:撮影前のお祓いで神主が三宅監督の名前だけを読み間違えた。