1/9(土)より始まったラピュタ阿佐ヶ谷での3週間限定アンコール上映もいよいよ後半戦に突入した『マイマイ新子と千年の魔法』ですが、連日満席札止めだった昨年の8日間限定マイマイナイトとは異なり、3週間もあるという余裕からでしょうか。土日祝こそ満席になったものの、火曜日以降は上映直前に行っても座席確保できる状態をキープすることができ、観客・関係者ともに「これでチケット確保のためだけに阿佐ヶ谷へ何度も足を運ばなくても(運ばせなくても)済むわいな」とほっと胸をなでおろしていたわけなんですが、ちょうど1週目が終わった1/15(金)、日刊サイゾーに↓このような片渕須直監督ロングインタビューが掲載されました。
『マイマイ新子と千年の魔法』地味すぎるアニメ映画が起こした小さな奇跡(前編)
『マイマイ新子と千年の魔法』地味すぎるアニメ映画が起こした小さな奇跡(後編)
インタビューの内容も非常にツボをこころえたもので、中身も濃く(特に後編はかなり重要なことに言及させてる)、ブックマーク数もマイマイ関連記事の中ではダントツに多い。「これは2週目に向けていい宣伝になったわあ。サイゾーさんGJ!」などと悠長にかまえていたところ、翌1/16(土)、同じ記事が若干タイトルを変えてmixiニュースに配信されるやいなや事態は更に急変。mixi内での言及が1日で一気に400を越え、週末からふたたびチケットがとりにくい状態に(汗)。客足の悪い“魔の月曜日”こそ直前でもなんとか補助席に滑り込める状態を維持できたものの、土日はもとより、火曜日でも19時までに通常席完売(20時半には補助席も完売)、本日水曜日はサービスデイということもあり昼の時点で半分の席が売れ、夜18時25分頃には補助席含め売り切れてしてしまったとか(※ソースは実際に火曜日に行ったワタシ(また行ったのか!>だって防府日報が欲しかったんだもん。展示が見たかったんだもん。しげるが金魚を見つけた石壁の小川の場所を特定したかったんだもん!)や、友人からのタレコミ、そして片渕監督のTwitterです)。おそろしやmixi。おそろしやサイゾー記者。
そういえば、一昨年『放送禁止劇場版 密着68日復讐執行人』が公開されたときも同じような手順で一時的にプチブレイクしたんですよね(サイゾーが長江監督のインタビューをとってくる→その記事がmixiニュースにもあがる→プチブレイク!)。今回も似たような状況になってるので、mixiを拠点にネット生活を送ってる人に知ってもらうにはmixiニュースに載せてもらうのが一番いいというか、逆にmixi外でなにをやってもほとんど中の人には届いてないと思った方がいいかもしれないです。ただし普通の映画情報ニュースではいまひとつひっかかりが弱いらしいので(言及日記も1桁どまり…汗)、興味をもってもらうには“インパクトある記事タイトル”と“充実した監督インタビュー+α”が不可欠といったところでしょうか。ちなみにmixiニュースタイトルは『放送禁止劇場版』の長江監督インタビューが「"人を騙して楽しいのか"抗議殺到」で、今回の『マイマイ新子〜』片渕監督インタビューが「客が殺到「地味」なアニメ映画」でした(苦笑)。
阿佐ヶ谷上映も折り返し地点を過ぎた『マイマイ新子〜』ですが、金曜土曜は音楽を担当されたお二方と片渕監督による舞台挨拶も控えております。こういう状況ですので当日何時までチケットが残ってるか予想がつきません(汗)。これから行く予定の方はお気を付けて。電話で劇場に残席数を問い合わせることもできるので、くれぐれも勘に頼って無駄足踏まないようご注意ください(まあ、劇場内のマイマイ展示物はチケットなくても閲覧できるのでせっかく来たのだから楽しんでいってください)。
舞台挨拶の予定は以下の通り。
上映期間:1/9(土)〜1/29(金)まで 上映館:ラピュタ阿佐ヶ谷
1.22(金)コトリンゴ(主題歌)× 片渕須直監督
1.23(土)村井秀清(音楽)× 片渕須直監督
1.29(金)片渕須直監督
上映後はロビーにてコトリンゴさん、村井さんのミニサイン会も行われるようです。既に主題歌が収録されたコトリンゴさんの3rdアルバム、および映画のサントラを持ってるという方は忘れずもってきてください(劇場でも販売してます)。
- アーティスト: コトリンゴ
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- 発売日: 2009/09/16
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- アーティスト: 村井秀清、Minako”mooki”Obata
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それから来る2/7(日)に新宿ロフトプラスワンで↓このようなトークイベントが開催されます。
第54回アニメスタイルイベント「マイマイ新子と千年の魔法 公開宣伝会議」
“昨年11月に公開された映画『マイマイ新子と千年の魔法』。興行的に苦戦したにも関わらず、続映を望むファンによる署名運動が始まり、また、口コミの力もあり、現在レイトショーが満員になるなどの現象が起きています。『マイマイ新子〜』の関係者は、当面はDVD化などはせず、このまま上映を続けていきたいと考えているようです。今回のトークイベントでは、これからどのようにこの作品を盛り上げていくかを語りあいます。来場されたお客さんにも、是非アイデアを出していただきたいと思います。そして、今、アニメ映画を作ることがいかに難しいかについても話す事になるはず。勿論、メインの出演者は、片渕監督です。”
出演:片渕須直(『マイマイ新子と千年の魔法』監督)、ほか 司会:小黒祐一郎(アニメスタイル編集長)
場所:新宿ロフトプラスワン 料金:予約/当日 600円(飲食代別)
※入場は予約時の整理番号順。当日券は18:50頃より販売。イベントの詳細はこちら。WEBアニメスタイルの公式はこちら。
600円って安っ! チケット予約は既に始まってますので行ける人はお急ぎください(予約はこちらからどうぞ)。
それから大阪シネヌーヴォでの上映が始まる1/30(土)に発売される「アニメージュオリジナル vol.6」に『マイマイ新子〜』のミニ特集が掲載されるそうです。
- 作者: アニメージュ編集部編
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: ムック
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尚、上映存続に向けての署名もまだまだ募集中です(匿名・ニックネームも可)。
『マイマイ新子と千年の魔法』上映存続を!
-追記(1/21付)-
日経にも監督インタビューが・・・。
「オジサンが泣いている」と評判の「マイマイ新子」、涙の理由は?(@日経ビジネスオンライン)
これは凄い! 映画の中に何を仕掛けたのかという核心に触れてるだけでなく、ついに例の監督降板についても言及!・・・と思ったけどよくよく読んだら「プロジェクトが途中で打ち切り」って書いてあるから別の話か(あ、これは『NEMO/ニモ』のことだな。おそらく次のWEBアニメスタイルのコラムで詳しいことが聞けるはず?)