錯視、立体視に関する個人的メモ

『戦慄迷宮3D』観てきたけどなかなか難しいねえ、3Dは。被写体がフレームで切れると飛び出してる感が消滅する問題や、奥行きのある画ほど思ったほど奥行き感が出てくれないとか、いろいろ課題が多すぎる。3D映像を作る場合、視覚の補正作用ってどの程度研究されてるんだろ。




斜塔錯視。2枚とも同じ写真だが、右の塔の方がより傾いて見える(解説)。ちなみに右目だけで見た方が傾きが小さい(「右目で見た映像はいったん左脳に入るけど、左脳は右脳に比べ補正力が弱いからうんたらかんたら」って亀ちゃん&設楽クン&山田五郎サンの番組で解説してたけど詳しいことは忘れた)。



立体視とクオリア
紙に描いた図でも立体視が起こる?


風景写真をミニチュアみたいにする
「本物なのにミニチュアに見える風景の写真」の視覚計算論的考察


立体映像の原理および種類
井上弘・著「立体視の不思議を探る」
「偏光眼鏡方式」「継時分離方式(液晶シャッター) 」「2色分離方式」とあるけど、一番効果が出る方式を採用してる映画館で『アバター』が観たいです。


3D立体映画の大本命「アバター」の立体映像っぷりがどのような感じなのか、15分の特別試写レポート&体験してみた感想とかいろいろ


パナソニック/PHL関係者が語る「3Dに行く理由」−Blu-rayの「次」はどこに向かっているのか
3D映画を自宅のテレビで見る場合「テレビの視聴距離に関しても「画面の高さの1.5倍から2倍」にまで近づいて、「かぶりつき」で見てください、という話になっています。」「キャメロン監督も、今は103インチの画面にかぶりつくように見てチェックされている」とのこと。



・・・ということは、『戦慄迷宮』ももっと前の方で観れば良かったのかなあ(でもあんまり近いと酔うしな)。個人的にはバーチャルサラウンドの方ももっと強化させてほしいのですけど、そういう方向にはもう行かないんですかね。


あと『アバター』の予告を観て個人的に感じたのは、立体映像に慣れてくればいずれ、構図や映像の質感だけで奥行きや飛び出し具合を脳が勝手に判断できるようになり、メガネをかけなくてもちょっと意識するだけである程度の立体視が可能になる気がする。


追記:
立体視の訓練法。訓練用の練習素材が女性のヌード写真なので職場で見てる人は気をつけて(笑)。
3D-eyes / 平行法と交差法
↑の人差し指を使った交差法のやり方を覚えたら↓の画像でトライするといいかも(こちらは風景写真です)
カラー写真を裸眼 交差法で立体視 
6,8,10番や花の写真あたりが比較的立体になりやすかった。一度立体になると瞬きしても視線を移動させても解除されず、1,2分は持続できる。コツとしては、人差し指を立てて2枚の画像の中心線の一番下に人差し指の先をもってくる→人差し指の先を2,3秒間凝視し、人差し指をゆっくりと自分の顔に近づけてゆく(その間、指先から絶対に視線を外さない)→指先の背後、2枚の画像の真ん中にもう1枚画像が出現する→その画像が両隣の画像と同じ大きさになる地点で人差し指を止める(画像の幅が狭い場合は画面に近づきすぎてる可能性があるので顔をやや画面から離す)→人差し指でゆっくりと画像からはみ出ない程度の小さな円を描く(この間、背後の画像を気にしつつ視線は指先からはずさない)→最初はぼやけてた真ん中の画像が次第に鮮明になってくる→ころあいをみて指先から画像に視線を移動させると立体視ができてる(移動させた瞬間、画像がぼやけそうになったらすぐ視線を指先に戻せば大丈夫)


人に優しい3D普及のための「3DC安全ガイドライン」(2008) ※pdfファイル


交差法で見る3D動画

うわあ、マトリックスCGに見えるw。でもさすがに2分半見続けてると目がおかしくなるわ(苦笑)。


目が良くなるマジック・アイは平行法なのか。


ニコ動に行ったらいろいろ落ちてた。
メタルギアソリッド」平行法

メタルギアソリッド」交差法

このサイズなら平行法も立体視できるわ。しかし平行法用の動画を交差法で見ると凹凸が逆になって変な気分(逆もまたしかり)。


うーん。立体視はやっぱ実写よりコンピュータ・グラフィックの方が相性いいなあ。誰か↓この「SIREN」も3Dにしてくれませんか?

ていうか「SIREN」のスタッフは実写にしなくていいからこの映像のまんまで3D劇場版作ってよ。