『ストロベリーフィールズ』まもなく公開(9/16〜10/27まで)

はじめての友達は、もういない永遠の友達…。木造校舎に武家屋敷、板張りの塀といった古い町並みを残す和歌山県田辺市を舞台に繰り広げられる少女たちの切ない友情ファンタジー『海と夕陽と彼女の涙〜ストロベリーフィールズ〜』が今週末から公開される。監督は『怪談新耳袋』ファンにはお馴染み太田隆文。どうやら監督が田辺市の出身らしく、資金集めなども監督が行い、5年かけて製作にこぎつけたそうだ。ちなみに撮影が頓挫してる『KUMAGUSU-熊楠-』もここ田辺がロケ地。当時田辺市では、資金面での援助も含め市をあげて撮影に協力したそうだが、資金難による中止が決まった際、たいした説明もなく撮影隊がとっとと東京へ引き上げてしまったため、住民憤慨。以来、この街では「映画」という言葉が禁句になってたそうだ(苦笑)。本作には谷村美月ちゃんが非常に男っぽい役で出演しております。ロケーションは申し分ないし、美月ちゃん出てるし、予告観たら思いのほかグッとくる感じに仕上がってるんで観に行きたいんだけど、朝1回上映ってのは厳しいね(早起きせねば)。


『海と夕陽と彼女の涙〜ストロベリーフィールズ〜』 9/16(土)〜10/27(金)まで


【監督・脚本】太田隆文【撮影】三本木久城
【出演】佐津川愛美/谷村美月/芳賀優里亜/東亜優/小西博之/三船美佳/伊藤裕子/波岡一喜
min/2006年
□上映館:渋谷イメージフォーラム(10:45〜モーニングショー)


大切な友達ができたこと、みんなに伝えたいの! 連れてかないで!


【STORY】夕陽が美しい和歌山県田辺市。同じクラスでありがながらけっして仲がいいと言えない夏美、マキ、理沙、美香の4人。ある日、突然の事故により夏美以外の3人が命を落とした。しかし、奇跡が起き、亡くなった3人が48時間だけ現世に戻り、生きている間にできなかった夢を叶えようとする。しかし、3人を見ることができて会話もできるのは夏美ただひとり。反発しあいながらも、思い出を語りあう4人。そんな楽しく儚いひとときも、48時間という運命の時間をとめることはできなかった……。


太田隆文の映画日記〈ストロベリーフィールズ〉

9/16(土)に初日舞台挨拶あり。ゲストは太田隆文監督、佐津川愛美芳賀優里亜東亜優谷村美月を予定。司会は八雲ふみね。

尚、本作は女子高生4人組だと2000円で観ることができます。


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