最近観た映画(「デスノート前編」「ゲド戦記」「ロスト★マイウェイ」他)


今週はちょっと忙しいので報告程度に。
デスノート 前編』(@シネコン
面白かったです。原作自体は行きつけの医者に置いてあったジャンプでちら見してた程度で、ストーリーをほとんど覚えてなかったのが却ってよかったのかも。Lがまんまでビックリ。白昼リュークが道端に浮いてる絵面はそそられますね。後編も楽しみです。


ゲド戦記』(@シネコン
これは時間ができたらちゃんと書きますけど、信じられないことに、スタジオジブリ初の《オカルト映画》です。おそらくもう二度とないので、皆さんちゃんとその部分だけは堪能してきてください。正直、いかにして子供にトラウマを作るかということを日々考えてる身としては、ジブリブランド掲げておきながらこんな映画作っちゃうなんて「吾朗よくやった! このキモさは親父では表現できない!」と称えつつ、「この程度じゃまだまだトラウマ度が足りん。ほんとはもっと出来たはずだろ? なんできっちり親父を殺さないのだ」という更なる欲望も湧いてきたり。ああ、こんなことになっているなら、子連れ客だらけの時間帯を狙って観に行けば良かった(残念)。


『home sweet movie』『怯える』『ロスト★マイウェイ』※トーク付(@アテネフランセ文化センター)
8/19(土)に行われた「新世代ホラー『オトシモノ』(古澤健監督)公開記念イベント」での3本。『ロスト〜』以外は初見。『home〜』は後できっちり書きます。『怯える』は『home〜』を引きずりながら観てたせいか、どうしても途中思い出せないシーンがあるので再見したらまた。とりあえずいま言えることは、高橋洋*1について、一度誰かきっちり身元を調べた方がいいと思うのです。役所に行って戸籍謄本取り寄せたら「生まれてすぐ死亡してます」って言われるかもよ。『ロスト〜』は初見時「松重不甲斐ない、松重不甲斐ない」ばかり思ってましたけど、今回はそうでもなく、前回以上に青春映画として観る事ができました。前回(ユーロスペース1)と比べてスクリーンまでの距離が遠かったので、それが逆に良かったのかもしれません(もしくはこの2年のうちに私自身がちょっと大人になったのかも!・・・って、それはありえない)。
トークレポですが、実は当日ものすごい熱帯酷暑でして、劇場自体は非常に涼しかったのですが、たどり着くまでにだいぶ脳みそやられ微妙に頭ボーっとしながら聞いてたため、正直、細かいとこが全然思い出せません(汗)。だから「だいたいこんな感じのことを話してたような気がします」というなんだか煮え切らないレポでもよければ期待せずにお待ちください。それにしても・・・外国と違ってホラーといえば心霊モノばかりなJホラー界、その土壌を変えるためにも何か新しいことを打って出ねばという話の中で古澤監督が明かした次回作の構想や「『グエムル』にはヒットしてもらいたい」という彼の発言を受けての黒沢監督のあの発言は本気かしら?社交辞令かしら? 本気だとしたらまだ諦めてないようなので、黒沢ファンは頑張って土壌作りに尽力してください。


ちなみに当日、会場でid:anutpannaさんに初めてお会いしました。「顔も知らずにどうやって?」てな話なんですが、たまたま客席に座ってたらどこからかお名前が聞こえてきて、その方向に目をやると『死化粧師オロスコ』や『盲獣vs一寸法師』等の客席以外ではあまりお見かけしないような黒づくめのキレイ系お姉さんが座っていたので、「もしや?」と思い、トイレでお会いしたとき思い切って声をかけたらズバリそうでした!(ああ、私たぶんユーロスペースかどっかで一度お見かけしてます) その後、会場に来てらしたid:samurai_kung_fuさんをはじめ何人かの方に紹介していただいて、「ああ、こんな方にも読まれていたのか」と恐縮しながら、帰り際には古澤監督とも少しお話させていただくなど、なんだか一日にいろんな人に出会えた緊張の日でした(恐るべし、アテネフランセ)。なにぶん人見知りが激しいもので、挙動不審でしたらスイマセン(冷汗)。


それにしても、よそ様の学校にもかかわらず微妙に学生気分に戻るのはなんでだろ。


*1:もちろんホラー業界のね。蜷川さんの舞台に出られてる俳優の高橋洋氏もこないだ『あわれ彼女は娼婦』で初めて間近で芝居を見て惚れましたことをここにカミングアウトさせて頂きます。