血塗られた定期券を拾った者が次々と行方不明になってゆく得体の知れない恐怖を、大切なものを失った者同士による瑞々しくも悲しい友情ドラマを交えて描く新機軸ホラー『オトシモノ』が今週末よりロードショー公開されます(3週間限定)。先行公開された韓国では公開2週で22万人を動員した本作。公開は一歩遅れたが『パッチギ!』以降映画にドラマにひっぱりだこの沢尻エリカ初主演映画です。監督・脚本を務めるのは、黒沢清の門下生であり『ドッペルゲンガー [DVD]』『こっくりさん日本版 [DVD]』等の脚本家としても知られる古澤健。スプラッターありゾンビあり侵略SFありといった《80年代ホラーブーム》の洗礼を色濃く受けて育ったと公言してる監督だけに、『こっくりさん〜』同様、心霊モノとみせかけ裏でどんなことを仕掛けてくるのか非常に気になるところ。奇しくも同じ日に『地獄の変異』が公開されるけど、これは何か関係ありますか?
『オトシモノ』 9/30(土)〜10/20(金)まで
【監督】古澤健【脚本】古澤健/田中江里夏【撮影】水口智之
【出演】沢尻エリカ/若槻千夏/小栗旬/杉本彩/板尾創路/浅田美代子
94min/2006年
□上映館:東劇/渋谷Q-AXシネマほか
【STORY】駅で落し物の定期を拾った妹がこつ然と姿を消した高校生の奈々(沢尻エリカ)。真面目で家族思いの奈々は病床の母には事件を伏せ、妹を捜し続ける。やがて鉄道会社に勤務する青年・久我(小栗旬)と知り合った奈々。彼は電車の運転手だったが、トンネル内で怪現象に遭遇し業務を外されていた。一方、クラスメートの香苗(若槻千夏)もオトシモノに絡む不可解な事件に翻弄されており、奈々の妹捜しに協力を申し出る。捜索を続けるうちに、沿線で行方不明者が続出してることを知った二人は、一連の不可解な出来事に“青沼八重子”という女性が関わっていることを突き止めるのだった……。
東劇では9/30(土)11:25の回上映後に初日舞台挨拶あり。ゲストは沢尻エリカ、若槻千夏、小栗旬、杉本彩、古澤健監督を予定。渋谷Q-AXの方はいまのところ特に予定はないです。
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