世間を揺るがしたあの三億円事件の犯人が実は18歳の女子高生だった、、、という仰天設定の小説を映画化した『初恋』が今週末から公開される。主演は、これが10代最後の作品となる宮崎あおい。原作となった中原みすずの同名小説がとにかく大好きで、映画化されると聞き今回の役を切望したという。60年代が舞台ということもあり、この手の映画にしては珍しく、小出恵介、柄本佑、青木崇高といったイケメン系とは言い難い個性的なメンツばかり名を連ねているのも見所か。ちなみに下の2枚のちらし、単なる色違いかと思いきや(カラーの方が最近出たもの)、並べてみたら写真自体まったくの別モノだったので、2枚ともUPしておきます。
『初恋』 6/10(土)〜8/11(金)まで
【監督】塙幸成【脚本】市川はるみ/鴨川哲郎/塙幸成【撮影】藤澤順一
【出演】宮崎あおい/小出恵介/宮崎将/小嶺麗奈/柄本佑/青木崇高/松浦祐也/藤村俊二
114min/2006年
□上映館:シネカノン有楽町(7/15以降はレイトショーに移行)/渋谷シネマGAGA!(〜7/14まで)/新宿武蔵野館(7/8以降はモーニング&レイトショーに移行)
心の傷に時効はないから。
【STORY】高校生のみすず(宮崎あおい)は、小さい頃から孤独だった。ある放課後、みすずはジャズ喫茶Bへと訪れる。そこには女にもてるうえ人望も厚い兄の亮(宮崎将)、亮を慕うアングラ劇団の看板女優ユカ(小嶺麗奈)、作家志望で積極的にデモに参加している浪人生のタケシ(柄本佑)、 ケンカっぱやい肉体派のテツ(青木崇高)、お調子者でムードメイカーのヤス(松浦裕也)、そして他とは違う雰囲気でひとりランボーの詩集に目を落としている東大生の岸(小出恵介)たちがいた。 学校や家にいるよりもBですごす時間が増えるみすず。そして、岸に対して生まれた、切ない感情。いつの間にか、みすずにとってBはかけがえのない場所になりつつあった。そんなある日、岸がみすずに驚くべき相談を持ちかける……。
6/10(土)13:20の回上映後、16:00の回上映前にシネカノン有楽町にて初日舞台挨拶あり。ゲストは宮崎あおい、小出恵介、宮崎将、小嶺麗奈、青木崇高、松浦祐也、塙幸成監督を予定。当日の朝10:10より座席指定席券の受付開始予定(1人1回の受付で2枚まで)。シネマGAGA!の初日舞台挨拶は既に完売したそうです。
尚、シネマGAGA!で『初恋』をご覧になる方は、その半券を渋谷シネクイントに持って行くと現在シネクイントで上映中の『嫌われ松子の一生』を1300エンで観ることができます(逆もまたしかり)。他の劇場、他の作品では割引にならないのでお間違えなきよう。
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