『夢の中へ』まもなく公開(6/11〜7/22まで)

オダギリジョー主演『ハザード』、宮崎ますみいしだ壱成主演ホラー『奇妙なサーカス』と、公開待機作品が続々と控えてる園子温監督の『自殺サークル』以来3年ぶりの劇場公開となる映画『夢の中へ』への上映がいよいよ今週末から始まる。もとは10分程度の短編になるはずだったという本作。主演を務めるのは、同じ日にもうひとつの出演作『バースデー・ウェディング』が公開され、今週発売のテレビブロスでも特集されるなど、ここに来て突然ブレイクの波が押し寄せてきた感のある田中哲司。監督とは『ハザード』のNYロケで意気投合し、今回はストーリー作りにも参加(ムラジュン、オダジョと3人で顔を合わせるシーンの台詞はすべてアドリブだとか)。尚、本作のエンディング曲「夢の中へ」(詞・曲 井上陽水)を歌うのは、なんとあの河瀬直美監督*1だそうです(何故に?)。

『夢の中へ』 6/11(土)〜7/22(金)まで


【監督・脚本】園子温【撮影】柳田裕男
【出演】田中哲司/夏生ゆうな/村上淳/オダギリジョー/市川実和子/岩松了/麿赤児/温水洋一/手塚とおる/小嶺麗奈/臼田あさ美/菜葉菜
103min/2005年
□上映館:テアトル新宿(21:20〜レイトショー)


【STORY】鈴木ムツゴロウ(田中哲司)。役者をやって早十年。女にだらしなく役者業もいまだパットせず。ある日、性病を伝染され、それがもとで恋仲の女優ランコ(市川実和子)とケンカ。同棲中のタエコ(夏生ゆうな)は愛想を尽かし家出の準備。逆ギレした鈴木が酔いつぶれて眠りにつくと、夢の中でテロリストになっていた。銃弾を受けカラダは血だらけ。悪夢から醒めると、今度は取り調べ室。実の親父(麿赤兒)と演出家(温水洋一)がいる中、何の取り調べかもわからずただただ怒鳴られる鈴木。その夢からも目覚めると、家の中にタエコの姿は無かった。鈴木は、東京を逃げ出す口実として同窓会に行く決意をする。実家に帰る電車の中、同じ夢を何度も何度も見る。夢と現実が錯綜し、現実が夢に浸食されてゆく。本物の俺は何処にいるのか? そして同窓会の夜、すべてが爆発した……。


6/11(土)は初日舞台挨拶あり。ゲストは園子温監督、夏生ゆうな、小嶺麗奈臼田あさ美菜葉菜ほかを予定。当日朝より整理券配布(追記:初日舞台挨拶の模様)。6/13(月)にも舞台挨拶あり。こちらのゲストは園子温監督、オダギリジョー田中哲司を予定(※当日10:30より整理券配布。1人1枚まで)。尚、オダジョは直前に行われる『イン・ザ・プール』舞台挨拶(19:00の回上映後)にも登壇しますので、併せてどうぞ。


その他に、以下の日程でトークショーも催されます。

6/17(金)
 ゲスト(予定):園子温監督、大林宣彦(監督)
6/25(土)
 ゲスト(予定):倉本美津留臼田あさ美園子温監督
6/29(水)
 ゲスト(予定):園子温監督、宮台真司社会学者)
7/2(土)
 ゲスト(予定):田中哲司手塚とおる園子温監督
7/15(金)
 ゲスト(予定):園子温監督、夏生ゆうな、小嶺麗奈、他
7/22(金)
 ゲスト:園子温監督、熊切和嘉、村上賢司松江哲明


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完成披露試写会舞台挨拶の模様


*1:正確には、4n(yon)河瀬直美&Hako。“Hako”って河瀬監督の新作『影-Shadow-』の主演を務めた“葉子(HAKO)”のことですかね。