『スゴバン』公開、5/21(土)正午からチケット予約受付開始

是枝監督やCX「NONFIX」、TBS「世界ふしぎ発見!」等でお馴染み、番組制作会社テレビマンユニオン。今年で創立35周年だそうで、これまでに制作されたテレビ番組はのべ10000本以上。昔のテレビ番組ってメチャクチャに自由で面白いぞ! このまま蔵にしまっとくのは勿体ない! というわけで、これまでに制作された番組の中から厳選された約15作品が、渋谷のライズXにて5/28(金)より1週間限定特別上映されます。これがなかなかに興味をそそられるラインナップ(といっても一部しか公表されてないのが惜しい…)。ちなみに、全作品入場無料でございます。ただし、観るためには事前予約が必要なのでお忘れなく。


詳細は以下の通り。トークゲストも盛りだくさんですよー。

テレビマンユニオン レトロスペクティブ Part1
『スゴバン/すごい番組がありました』
 5/28(土)〜6/3(金)まで
□上映館:渋谷ライズエックス
□予約受付開始:5/21(土)正午から(→こちらで) 


【上映予定作品(の一部)】※番組内容はネットでの情報を総合しました
「遠くへ行きたい」(1970年〜)
日本初の同時録音による旅番組。http://www.to-ku.com/
「欧州から愛をこめて」(1975年)
太平洋戦争敗戦にまつわるドキュメンタリードラマ。小型カメラを多用し、戦争中に和平工作をした勇気ある軍人の実話をとりあげ、歴史の現場に立って、その場で事件を再現する。主演は仲代達矢伊丹十三がレポーターを務める。演出は今野勉
オズの魔法使い」(1974年10月〜)
1939年に公開されたMGMミュージカル映画の金字塔作品をテレビでリメイク。立体テレビを使う。番組アドバイザーは寺山修司
「第五回アメリカ横断ウルトラクイズ」(1981年)
説明不要。知力・体力・時の運。「ニューヨークへ行きたいか〜?」
「444の恐怖」(1992年)
真っ黒な背景に教科書体の文が次々と映し出される文字だけで構成された2時間番組。 途中、近藤サトによる「朗読」もあり。
「ことばは人を結び、世界をつくる・愛ことば8万キロ」(1984年)
レポーターの野田秀樹と桐島カレンが世界を飛び回り、言葉の面白さを探る番組。司会・関口宏。ゲスト・金田一春彦C.W.ニコル糸井重里野田秀樹のTV初出演作。
「ピーマン白書」(1980年)


他 全15番組(予定)


トークショー
1970年前後に生まれたクリエーターを呼んで作品について語ってもらう
 5/28 真島理一郎(映像作家/スキージャンプ・ペア実行委員会会長)1972年生
 5/29 麻生哲朗(CMプランナー/TUGBOAT)1972年生まれ
 5/30 長塚圭史(劇作家・演出家・俳優/阿佐ヶ谷スパイダース)1975年生
 5/31 丸山タケシ(コラムニスト/著書「テレビメッタ斬り」等)1974年生
※6/1〜6/3のゲストは未定。


『ピーマン白書』って全く覚えてないんだけど、ネットで調べれば調べるほど見たくなる得体のしれないドラマ。「岸田森演じる教頭から「もう一度小学生からやり直せ」と言われた中学生まるまる一クラスが、自分たちを受け入れてくれる小学校を探すべく、全国放浪の旅に出るというコメディタッチの連続ドラマ」で「1ヶ月で打ち切りになった幻の2%ドラマ」とか言われながらも、もう一度見たいと悶絶うってる人があちこちに存在している。特に非常に気になるのが↓この感想。

止めようと追いかけてくる教頭(岸田森)の演技があまりに異様でそれ目当てで見るようになった。放映時間が日曜夜8時で大河ドラマとコンフリクトしていたので家族の評判が悪かった。他の役者をおいてきぼりにして日本刀を振り回したり特攻服を着たりしていた晩年の岸田森は、文字通り完全に浮いていて見ていて座り心地が悪かったが、それでも見ずにいられなかった。
あけてくれ - おれカネゴンの「算数できんのやっぱり気にしすぎとや」日記 より

それは見たい。確かに見たい。比企理恵が優等生役で出てるらしい。そういえば、「イカレポンチドラマ」と評してる人もいた。


上映スケジュールの完全版は公式にもまだ載ってないので、直接テレビマンユニオンこちら)へ問い合わせてください、とのこと。・・・うーん、ここが大事なところなのに。


【関連記事】
追悼・テレビマンユニオン荻元晴彦会長〜制作会社のパイオニア〜