怪しい、おかしい、イカガワしいと三拍子揃った松尾スズキがトンデモ精神科医を演じる初主演映画『イン・ザ・プール』が今週末から公開される。原作は奥田英朗の同名小説。監督・脚本を務めるのは、「ごっつえぇ感じ」「笑う犬の生活」「トリビアの泉」などの構成作家であり、2000年までシティボーイズ・ライブの作・演出を手がけてた三木聡。このすぐ後には上野樹里主演『亀は意外と速く泳ぐ』の公開も控えている(それよりも『ダメジン』…)。ちなみに映画版の“主人公・伊良部”は松尾スズキを想定してキャラ付けされてるそうなので、原作ファンの皆さんはあらかじめご了承くださいませ。
『イン・ザ・プール』 5/21(土)〜7/1(金)まで
【監督・脚本】三木聡【撮影】小林元【音楽】
【出演】松尾スズキ/オダギリジョー/市川実和子/田辺誠一/MAIKO/森本レオ/若松了/ふせえり/きたろう/三谷昇
101min/2005年
□上映館:テアトル新宿(〜7/1まで)/シネセゾン渋谷(〜6/10まで)
【STORY】精神科医・伊良部一郎(松尾スズキ)は病院の跡取り息子。白衣の下は、いつもヒョウ柄という医者らしからぬ出で立ち。性格はいい加減でハチャメチャ、常識知らず。患者への対応もテキトー。そんなトンデモ精神科医の元に、今日も心に病を抱えた患者がやってくる。別れた妻が忘れられず24時間勃ちっ放しという“継続性勃起症”の営業マン(オダギリジョー)。電気、ガス、家の鍵…確認行為がやめられない“強迫神経症”のルポライター(市川実和子)。ストレス解消のために始めた水泳にハマり、“プール依存症”に陥ってしまったエリート管理職(田辺誠一)。伊良部の診察に嫌悪感を覚える患者達だが、次第に彼の行動にはめられ、最後には憧れすら抱くほどに癒されてゆく……。
5/21(土)は初日舞台挨拶あり。シネセゾン渋谷が12:00の回上映前、テアトル新宿が11:45の回上映後。ゲストは共に、三木聡監督、松尾スズキ、市川実和子、MAIKOを予定。※シネセゾン渋谷は当日朝9:00より整理券配布。
また、映画の公開を記念し、松尾スズキオールナイトが催される。詳細は以下の通り。
『イン・ザ・プール』公開記念「松尾スズキ★ナイト」
日時:5/28(土) 23:20〜 会場:テアトル新宿
料金:2500円均一(当日12:30より劇場窓口にて整理券配布)
【上映作品】
『恋する幼虫』(2003年/110min)
監督・脚本:井口昇 出演:荒川良々/新井亜樹/松尾スズキ
『殺し屋1』(2004年/128min)
監督:三池崇史 脚本:佐藤佐吉 出演:浅野忠信/大森南朋/松尾スズキ
『恋の門』(2004年/114min)
監督・脚本:松尾スズキ 出演:松田龍平/酒井若菜/松尾スズキ
三木監督についてもうちょい詳しく知りたい人は、↓こちらをどうぞ
《御影湯》三木聡氏としゃべくろう(聞き手・高須光聖)
(※『ごっつえぇ感じ』でダウンタウンの浜田・松本の生い立ちを石立鉄男・江守徹の再現ドラマでみせるという企画の構成を担当したのが、何を隠そう三木監督)
追記:
舞台挨拶追加。
6/13(月)19:00の回上映後
ゲスト(予定):オダギリジョー、他
※当日10:30より劇場窓口にて整理券配布。一人1枚まで。
- 作者: 奥田英朗
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