数年前、とある掲示板で大量の小中校生と共存しなきゃならないことがあった。「普通の小中校生」たちによる傍若無人な書き込み*1は、１日１００レス以上に及び、たまにくる荒らしの方が「悪いこと」を「悪い」と認識してるだけ「まともな人間」に思えるほどの無軌道ぶりであった。この時の体験がトラウマとなり、今でも「顔文字」「！」の多用、おかしな小文字使い・ギャル語（「ゎたし」）でレスされると、つい臨戦態勢をとってしまう…。
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現在、読冊日記の風野さんが【ぱどタウン】なるネット・コミュニティに潜り込み、“なりきり小中学生”をしながら、そこに生息する次世代新人類【ぱど厨】の観察日記を自サイトにしたためているのだが、携帯にメール機能つけてない、キリ番GETすらいまだピンとこない私には、絶対住めない街だなと思った。
「ぱどタウンって何？」という方は、直接サイトへ行くよりも、ぱどタウン元住人が作ったルール説明サイトに行って【ぱど・ネット知識】に書かれてる「コレって犯罪(はんざい)なの？」あたりを読んでいただくのが良いかも。子供向けにここまで書いてるところは初めて見た。
ネット上の餓鬼は最強。大人は損だよ・・・
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冒頭の話に戻る。何ヶ月か小中校生とやりとりして実感したのは、彼らはいろんなことを今まさに学んでいる最中なんだということ。学ぶといっても、知識や常識、礼儀だけじゃない。他人の言葉を理解する力、他人に対する想像力、自制心といったものまでも、今まさに身に付けようとしてる最中だと言える。私見では、高校生ぐらいになると、理解力が高まるのか、言葉も通じやすくなり、第三者を気にしない自分勝手な言動を繰り返す人の絶対数は減る。となるとやはり社会生活に適した人間性の獲得には１５年ぐらいの教育が必須で、「義務教育」期間が１５歳までっていうのも、一定の根拠があってのことじゃないかなと思った。
でも、「場」が人を変えるってこともあるんだよな。義務教育を１２歳までにしたら、中学生も今より早く大人になるかもしれん…。ただ、人生８０年。１２歳で大人になっちゃったら、残り６８年間は大人として生活しなくちゃならないわけで、これはこれでまたつまらんのだ。
（追記：いつの間にかキーワード化されてた「ぱど厨」「ぱどタウン」）
