監督週間・短編部門、宮崎淳監督にカンヌ「若い視点」賞

石井克人監督『茶の味』を始め、日本からの作品が4本*1出品されてるカンヌ国際映画祭監督週間・短編部門で、宮崎淳監督の『FRONTIER』が「若い視点」賞を獲得した。この作品は東京造形大学で映画専攻領域の非常勤教員を勤める宮崎淳監督の23分の短編。ストーリーも人物設定もない風景映画が受賞。


http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-040523-0012.html


東京造形大学のHPに作品の詳細と写真がUPされてるんだけど、ああ、ちょっと好みかも(笑)。以下、抜粋。

『FRONTIER』
製作/監督/撮影/編集:宮崎淳
音楽:Four Color 協力:佐々木雅之
2004年度 第57回カンヌ国際映画祭 監督週間 出品作品
2003年度作品/16mm(カンヌでは35mm版で上映)/
スタンダードサイズ/白黒/23分


“映画「FRONTIER」であるが、私が1999年より手がけている言わば“風景映画シリーズ”の第4作にあたり、白黒でただ、東京近郊の団地が映し出されるだけである。しかし、あえてそれだけの事に全てを賭けたのだ。“風景映画シリーズ”とは、ストーリーを持たず、人物も追う事なく、風景のみを映し出す事で感動出来る作品を作り出す、と言う試みであったと言える。(宮崎淳 談)”


−追記−
6/5(土)横浜美術館で凱旋上映されます。詳しくはid:eichi44:20040603#p1参照。


−告知−
10/16(土)より、渋谷のアップリンクファクトリーで上映決定!
詳細はこちら→http://www.uplink.co.jp/factory/movie.html#miyazaki



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*1:監督週間:石井克人監督「茶の味」(主演・浅野忠信)、万田邦敏監督「The Tunnel」(ドラマ「ダムド・ファイル」の一篇)。短編:宮崎淳「FRONTIER」(風景映画)、辻直之監督「闇を見つめる羽根」(木炭アニメ)。