『のんきな姉さん』(1/10〜上映開始)レイトショー

『サル』終了後に公開されるのが、七里圭監督『のんきな姉さん』。製作されたのが2002年ということで、2年経ってようやくの船出である。公式サイトには監督によって書かれた「のんき日記」なるものが公開されているのだが、最初の頃の日記を読むとつらい…(鬱)。監督、がんばれ!

『のんきな姉さん』(同時上映・短編『夢で逢えたら』) 1/10(土)〜2/13(金)まで


【監督】七里圭【出演】梶原阿貴/塩田貞治/大森南朋/梓/三浦友和/佐藤充ほか
【原作】森鴎外山椒大夫』/唐十郎安寿子の靴』/山本直樹のんきな姉さん』(太田出版夢で逢えたら』所収) 82min/2002年(同時上映【監督】七里圭【出演】安妙子、大友三郎 20min
【配給】スローラーナー
□上映館:テアトル新宿(21:20〜レイトショー)


【STORY】クリスマスの夜、残業中の姉・安寿子(梶原阿貴)の元に弟・寿司夫(塩田貞治)から1本の電話が入った。「本、届いた?」 それは弟が書いた本だ。中には次のような物語が書かれていた。

幼い頃、クリスマスの夜、謎の炎に焼かれ両親を亡くした姉と弟。それ以来姉弟は”二人ぼっち”で生きてきた。引きこもりがちな弟はいつしか姉を愛し始めた。しかし突然の姉の妊娠により戸惑う弟。そんな弟を愛す姉は婚約者と称する男と共に家を出ようとする。お腹の子が弟の子だということを否定したまま…
「だから、僕、今夜死ぬことにするよ」

この本に書かれている話は弟の妄想だ。現実ではない。でも弟は死ぬと言う。わたしが彼を愛さないから、雪原の中で死ぬと言う。弟には、わたしでなければダメなのだ・・・

「きみたち姉弟は、狂ってる」


1/10(土)〜1/23(金)の期間は、劇場内にて「山本直樹の小部屋展」を開催するそうだ(『呪怨』の時にやってた「俊雄の部屋」みたいなもの)。時間は19:00〜21:30(最終入場21:00)の間のみ。入場は無料。


また、公開初日の1/10(土)には監督&出演者による舞台挨拶、翌週1/16(金)には漫画家・山本直樹×監督・七里圭によるスペシャル・トークショー1/23(金)には室内楽団カッセ・レゾナントによるスペシャル・ミニライブと『夢で逢えたら』の監督・出演者による舞台挨拶を開催。詳しくは劇場まで。



【関連記事】
初日舞台挨拶(2004/1/10 テアトル新宿 )