9/14(火)のテレビ番組

火曜日。

夜10:00-10:30
NHKクローズアップ現代+「広がるSNS精子提供▽多様なニーズが映す家族の“いま”」』
“「#精子提供します」。いま、SNS上に精子を無償で提供するというアカウントがあふれている。利用者や提供者を取材すると、現在の制度では病院で精子提供を受けられない同性カップルや選択的シングルマザーなど、多様化する家族の実態が浮き彫りになってきた。一方で、医学的なリスクや子どもの権利をどう守るのかという課題も。精子提供を受ける女性の葛藤を描いた作品を著した、芥川賞作家の川上未映子さんとともに考える。”


夜11:15-0:15
テレビ朝日『ロンドンハーツ ベテラン芸人 みんなどう思ってる?の会』
“ベテラン芸人たちが本音をぶつけ合う新企画が登場! 芸歴25年以上の芸能生活で変化してきた「仕事に対する考え」や「悩み」を掘り下げる。”
【出演】ロンドンブーツ1号2号有吉弘行/陣内智則出川哲朗堀内健(ネプチューン)、山崎弘也(アンタッチャブル) 


深夜0:10-0:40
BS1関東甲信越推し!知るしん「若者のSOSに気づくには~自殺対策の現場から~」』
“長引くコロナ禍で、自ら命を絶つ人の数が増え続けている。特に長野県は20代以下の自殺死亡率が全国的にも高い。しかし遺書もない「原因不詳」や、「兆候に気づけなかった」ケースも多い。背景には「自分のことを話せない」「相談しても解決するとは思えない」という、若者たちの意識があるという。私たちは、どうすれば悩みに気づき、相談しやすい関係を築くことができるのか?若者に死を選ばせないために何が出来るかを考える。”


深夜0:45-2:15
BSプレミアム『プレミアムカフェ ヘイ ジュード 革命のシンボルになった名曲(2000年)[再]』
“1968年に誕生したビートルズの名曲“ヘイ・ジュード”。同じ年、チェコスロバキアでは、民主化への運動“プラハの春”がソ連軍の侵攻によって断たれた。チェコの歌手、マルタ・クビショバは、この名曲に祖国への思いを込めた歌詞をつけ、ソ連への抵抗を歌った。名曲“ヘイ・ジュード”に秘められた知られざる物語。”
【出演】森雪之丞,【語り】ロバート・ハリス,【スタジオゲスト】作曲家…宮川彬良,【スタジオキャスター】渡邊あゆみ



9/13(月)のテレビ番組

月曜日。夜7:30「家族に乾杯」は北島康介奥多摩へ。夜8時「スカッとジャパン」は帝国ホテルのスカッと実話SP。夜9時〜BSプレミアムで映画『陰陽師』(野村萬斎,伊藤英明,真田広之,小泉今日子出演)放送。夜10時「グレーテルのかまど」は石ノ森章太郎コッペパン。夜10時「しゃべくり007」に堤真一/四十住さくら、中村貴咲、伊佐風椰。深夜1:59「あなたの番です」再放送(劇場版公開記念です)。

R夜9:15-9:30
NHK-FM青春アドベンチャー 水晶宮の死神(再)(全10回)』
“舞台は19世紀ヴィクトリア朝の英国。ロンドンの貸本屋に勤めるクリミア戦争帰りの心優しき主人公ニーダムと、その聡明な姪っ子メープルのコンビの新たな冒険。『月蝕島の魔物』『髑髏城の花嫁』に続く第三弾の事件は、大英帝国の繁栄を象徴する水晶宮を舞台にした世にもおぞましい連続殺人。文豪ディケンズや、ナイチンゲール、“最初の刑事”ウィッチャー、若き日の作家ルイス・キャロルなど実在の人物との出会いを盛り込みつつ、「死神」を名乗る凶悪な敵に立ち向かう主人公たちの闘いを描く正調・冒険活劇。”
【原作】田中芳樹【脚色】矢内文章【出演】大内厚雄 石川由依 今井朋彦 近江谷太朗 酒向芳 山田瑛瑠 関輝雄 池田有希子
水晶宮の死神 | NHK オーディオドラマ


夜10:25-10:55
Eテレ『100分de名著 ル・ボン“群衆心理”(2)「“単純化”が社会を覆う」』
“近代化によって人々の思考能力はかえって批判精神を失っていく。代わって群衆の中で席捲し始めるのは「イメージ」とそれを喚起する「標語」。たとえ誤謬(びゅう)であっても鮮やかで魅力的なら群衆はそれを信じるようになる。群衆心理によって社会全体が「単純化」「わかりやすさ」のみに覆われ、瞬く間に一色に染め上げられていくのだ。第二回はル・ボンの洞察を通して「単純化」が社会を覆っていくことの怖ろしさに警鐘を鳴らす”


夜11:15-0:15
テレビ朝日『激レアさんを連れてきた。』
“★激レアさん1★ 町の自慢である日本最古の時計台の歴史を調べたら最古ではなく2番目だと判明し、町の誰にも言えず1人で震えていた人 ★激レアさん2★ 15年以上髪を伸ばし続けている人”
客員研究員】カズレーザー(メイプル超合金)、生見愛瑠


深夜0:00-0:30
テレビ東京『紙とさまぁ~ず』←最終回
“2週にわたってお送りしている紙ゲスト天海祐希さんの後編。さまぁ~ずの二人と同い年で東京・下町出身ということもあり、意外にフィーリングがあっているようで、だいぶ高めのテンションでのトークが繰り広げられます。「何もすることが無い時間はどう有効利用するのか?」「下町あるある、ありますか?」や恒例の「ハムタマゴサンドは解決になりますか?」など、大女優の飾らぬ気さくな魅力があらわになっていきます!”


深夜0:03-0:48
NHK『プロフェッショナル「不屈のレジェンド~プロ車いすテニス選手・国枝慎吾~」[解][字][再]』
“東京パラで金メダルに輝いた国枝選手をアンコール放送。前人未到の107連勝など数々の栄光に輝いてきたレジェンド、車いすテニス選手・国枝慎吾(37)。高速のチェアワークや強烈なバックハンドショットなど革新的な技を次々と開発し、競技そのものを格段に進化させてきた。しかし5年前、ケガをきっかけにリオデジャネイロパラリンピックで惨敗。東京の大舞台を目指す絶対王者、復活への苦闘に密着する。2020年9月放送。”


深夜0:15-0:45
テレビ朝日しくじり先生 俺みたいになるな!! 登山家・野口健が極限状態で学んだ「休む戦略」』
“高校在学中の16歳で標高4000Mを超える世界の名峰を次々と登頂し、世界を驚かせてきた登山家・野口健。 勢いそのままに「攻めあるのみ」の精神で世界最高峰エベレストに挑戦したところ、3回死の淵を体験し、生死をさまよったしくじり経験を授業! 「あきらめ=死」に直結する極限状況で学んだ「休む戦略」とは?”


深夜0:30-1:00
テレビ東京『巨大企業の日本改革3.0[終]新規事業のパーパスは何だ!プレゼンSP』←最終回
“日鉄ソリューションズ×高知県北川村「農村の“不”をDXで解消せよ!」企業×経営者×農民議論▼ゼロエネルギーで地球を冷やせ!セイノー×注目ベンチャー・スペースクール”
【出演】加藤浩次伊藤隆行(テレビ東京)、渡瀬ひろみ(ARCH CIO・新規事業コンサル アーレア代表)、児玉太郎(アンカースターCEO)、角勝(フィラメントCEO・元大阪市役所職員)、辻愛沙子(arca CEO・クリエイティブディレクター)
※最近テレ東が経済系の番組で加藤浩次に急接近なのよ。


深夜2:14-2:58
NHK『スポーツ×ヒューマン「戦い抜いて ふたり バドミントン フクヒロペア」』
東京五輪に選手生命を脅かしかねない大けがを抱えながら臨んだ、バドミントン女子ダブルス・フクヒロペアの廣田彩花選手。大会直前に前十字じん帯を断裂し、福島由紀選手とともに戦い抜いたが、期待されていた金メダルには届かなかった。そんなふたりのオリンピックまでの道のりは、ペアの形を模索し続ける逆境の連続だった。かつてない試練の先にたどり着いた夢の舞台で、ふたりは何を手にしたのだろうか。2年間の独占記録。”
【出演】福島由紀廣田彩花,【語り】志田未来



ドラマ『禍話(まがばなし)』とは何だったのか(後編〜小説『ねじの回転』との共通点)

前回、ドラマ『禍話』において「葱の回転」失踪から始まる下村家のエピソードは正直謎だらけであると語った。

考察のヒントになるかと本家『禍話』で似たようなリライトを探し、オリジナルの音源と聞き比べ、さまざまに考察した上で、それでも解けない謎が残り、最後のヒントであろう「葱の回転」という名の元ネタ、小説『ねじの回転』に手を出してみたんだが、、、これがもう、、、デジャヴしか起こらない小説で、「ああ、だからドラマ化にあたってわざわざこれを結びつけたのか」と納得しかないのだが、正直、地獄である。「何をしてくれるんだ」とドラマスタッフの頭を万力で締め付けて一捻りふた捻りしたくなるぐらいに。


『ねじの回転』とは

ヘンリー・ジェイムズによって19世紀に書かれた怪奇小説『ねじの回転』は、英国のとある田舎のお屋敷に家庭教師として赴任した若い女性が、天使のように美しく、無垢で愛らしい幼き兄妹(マイルズとフローラ)をいかがわしき男女の幽霊(使用人クイントと前任の家庭教師ジェセル先生)から守るべく奮闘した結果、痛ましい悲劇に見舞われるという幽霊譚である。

ところが、語り手である家庭教師の神経が嫉妬とプレッシャーから徐々に強迫的になってゆく上に、彼女の回顧録として語られるその幽霊譚は肝心な点が不明瞭。足りないピースを想像力で埋めていくと、新たな情報が絶えずミスリードを誘い振り回される。時に放たれる唐突なセリフに「はあ?」と声をあげ、遡って読み返すも、何も描かれてないどころか発言を否定する描写が丹念に綴られているだけ。「何を根拠に?」とイラッとしながら読み進めてゆくと、彼女ただ一人が「私は見た!子供達も見ている、いや、会っている!」と言い張るその幽霊が、現実なのか幻覚・妄想の類いなのかはっきりしないまま、衝撃のラストによって突如終わりを告げる。

正直「なにこれ?」である。「どういうこと?」「は? なにこの話?」と思って、注意深く頭から読み直すのだが、初見では素通りしていた様々な情報が引っかかり、幽霊はいるのか、妄想なのか、どちらの立場に立って読み進めても解決できない謎が残され、決定的な真相には辿り着けないように作られている。


ツイキャス『禍話』と小説『ねじの回転』の共通点

ツイキャスで配信されてる怪談番組『禍話』は、知り合いなどから入手した怖い話を、かぁなっき氏が番組で語り、そのいくつかはリスナーによってリライトされ(※「読みやすく編集された文章化」であって、「文字起こし」ではないことに注意)、より接触しやすい形で不特定多数の人間に披露されるという形をとっている。小説『ねじの回転』も家庭教師が体験した幽霊譚を、直接本人から聞いたという男性ダグラスがクリスマスイブに開催された怪談会で語り、それを聞いた友人である「私」によって不特定多数の人間に披露されるという形をとっている。


特に『禍話』では、「虚実の合間に魔が入り込み、気づけばあなたが次の体験者」と謳ってる通り、元々あった怪異話に「虚」が混ざることで更なる恐怖が生み出されることを期待してるふしがあり、番組で語られた話を「著作権フリー」とすることで、あえて語り直しの障壁を下げ、第三者によるリライトや二次創作がしやすい環境を作っている。そのため、一度はツイキャスを聞いて比較しないと、リライトされたものがオリジナルの話とどこまで同じなのかわからない、いわば「信頼できない語り手」である可能性が残存し、「リライトをそのまま信じるのは油断ならない」というのは↓「前編〜怪談ツイキャス『禍話』とは」で語った通り。
この「油断のならなさ」が面白さの一端でもあるのだが、「文字起こし」ではなく「文章化」となってる一番の要因は、かぁなっき氏の語りによるところが大きい。

『禍話』の語り手であるかぁなっき氏はだらだらとしたバカ話の合間に禍話をシームレスに織り込むという語りの手法をあえてとっているため、話の起点があやふやだったり、語りの最中に軽口や冗談、笑い声なども混在してくる。そのまま文字起こしすると「怖くない」要素が多くなるので、如何にかぁなっき氏の個性を消し、怖さに特化した読み物として文章化するかは書き手の解釈や取捨選択に依存することとなる。『禍話』は話の数が膨大で、長尺になると1本の話に20〜30分かかるため、初心者にはハードルが高い。手軽に読めるリライトがあるおかげで第三者がより作品にアクセスしやすくなるのだが、前述した通り「文字起こし」ではなくそれなりに書き手の編集が加わったリライトなので、かぁなっき氏の語りとは言い回しが変わってたり、情報が削ぎ落とされてたりといった違いが発生してる場合があり油断ならない。と言っても、音源も日本語なので時間さえかければ同一性の検証は容易だし、ドラマ『禍話』でも取りあげられた『9人いるゥ……!』のように書き手の表現力が試される話もあるので、音源と語りの違いを聞き比べ、削除された情報があればそれについて深読みしてみるのも楽しい。


小説『ねじの回転』も『禍話』リライトと似たようなところがあって、もとが英語なのでそのまま読むのはハードルが高く初心者はなかなか手が出せないが、手軽に読める翻訳本の存在によって英語ができなくても作品を楽しむことが容易となっている。ところが、日本語に訳す過程で、(語り手の個性をそぎ落としてゆく『禍話』リライトとは逆の手法、すなわち)「意訳」や「話し言葉による人物のキャラ付け」等が加わることでオリジナルとはニュアンスが若干変わってしまってる可能性が捨てきれない。本来ならば一度は原書と読み比べてみるべきなんだろうがさすがにそれは難しい…。幸いなことに、19世紀に出版された本作は、著作権が既に切れており(※『禍話』同様、本作も「著作権フリー」なんである)、この十数年の間だけでも5冊以上の翻訳本が出版されている。いくつか買って読み比べてみたところ、本によって文章の並び順や、訳語の選択、登場人物の口調やキャラクター付けなどが結構違う上に、「物語の解釈」に影響してくる箇所で食い違う場合があって、「1冊だけ読んでそれをそのまま信じるのは油断がならない」という思いを強くする結果となった。


油断のならない状況を生み出してるひとつの要因は、決定的な正解が存在せず解釈が複数存在することにある。そしてもうひとつ、作者ヘンリー・ジェイムズ

「見られるもの』の価値は「見る者」の主観との関係においてしか存在しない
光文社古典新訳文庫『ねじの回転』の「解説」より引用)

という視点から、読者を惑わせるためにあえて曖昧さの多い難解な文章で書いているせいだと言われている。翻訳にあたり、何が正解か分からないまま、いくつもの意味にとれる単語や意味深ながらも曖昧な表現を訳す難しさ。それも、ワンセンテンスが異常に長く、注釈や、注釈の注釈、心の声が思いつくまま少ない読点でシームレスにだらだらつなぎあわせられた文章を訳すとなると、挑戦しがいはあるが非常に骨が折れる作業となり、訳者あとがきには「ともかく終わった」「難解さに腰が抜けた」と翻訳にあたっての苦悩が書かれていることも多い。実際本書の解釈については読み手も苦労してるので、オリジナルを読んでる訳者が翻訳本を読んでる私らと同じように苦悩しているのを知れるのは嬉しいし、翻訳本を読み比べるのも楽しい。(※英語が出来れば、オリジナルと読み比べるという楽しさも味わえるのだが、いまのところまだハードルが高い…)



翻訳の難しさでいえば、例えば『禍話』の【例の女】にまつわるエピソードで「あったでしょ?」というセリフがある(※ドラマにも使われているが、リライトはされてないので音源で確認してほしい。音源へのアクセスは「前編〜怪談ツイキャス『禍話』とは」参照)。前後の文脈から「ほら、今そこに有ったでしょ?」という意味だと思っていたら、後に「会ったでしょ?」が正解だったことがわかる構成になっているのだが、小説『ねじの回転』もいくつもの意味にとれる曖昧な表現を提示し、情報を小出しにしてミスリードを誘うという手法がよくとられている。【例の女】の場合は最後に正解が提示されるので、音源をリライトする際に「あったでしょ」という言葉に適切な漢字を当てはめることが可能となり、意図的なフェイクや文字の打ち間違いというケアレスミスでも起こらない限り、リライトの書き手が読み手に対し、語り手であるかぁなっき氏の意図しないミスリードを誘うということはなかなか起こりづらい。しかし『ねじの回転』の場合は、肝心の正解がわからないため、訳者の解釈によっては言葉の選択違いで予期せぬミスリードを誘い、著者と翻訳者の二人の語り手によって日本の読者は大いに悩まされることになる。


せっかくなので具体的な例を示してみよう。語句の選び方ひとつで読み手の印象が変わる一例として「Well...I said things.」というセリフがある。これは幼き兄マイルズが「他の生徒に悪い影響を与える」という理由で退学させられたことを受け、家庭教師が「何をしたのか?」と問い詰めたときにマイルズが発したセリフなんだが、「他の生徒に与える悪い影響」が明示されないため、読み手はそれまでの情報から幽霊となって現れた使用人クイントが、生前、幼き少年マイルズに何か悪い遊びや言葉を教えたのではないかと邪推する。ところが退学の理由は最後まで明かされることなく物語は終わるため「things」の正解がわからない。前後の文脈から幾通りにも読み取れる状況でどういった翻訳がつけられているかというと、、、

A「あの…いろいろと言ったものだから」(光文社文庫
B「あの…口を滑らせたことがあって」(新潮文庫
C「その…意見したことがあって」(望林堂文庫)
D「えーっと…ぼく言ったの」(グーテンベルク21

A・Dは直訳、B・Cは訳者の解釈が入ってる。彼が何を言ったのか具体的な内容は最後まで明かされることはないが、このセリフのあとに「保護者宛の手紙にはかけないような酷いことを言った」ことだけは情報として提示されるため、「言った」と「意見した」ではかなり読み手の印象が変わる。
また、DはABCに比べ年齢設定が幼い。実はマイルズの年齢ははっきりせず「小さい紳士」「幼い兄妹」「寄宿舎に入るにはまだ早い年齢」と書かれているだけ。妹の年齢は「8歳」とされてるため10〜12歳の間といったあたりが想定されるのだが、実は元の小説は3バージョンあり、妹の年齢は最初に発表されたバージョンでは「6歳」だった。実際、読んでるときの印象もそれぐらいなので「8歳」と明かされたときは驚いた。



ドラマ『禍話』と小説『ねじの回転』の共通点

小説『ねじの回転』には、兄(マイルズ)と妹(フローラ)、男幽霊(使用人クインツ)と女幽霊(前任の家庭教師ジェセル先生)が登場し、女幽霊が妹に接触してきたかのような描写がなされている。一方、ドラマ『禍話』も、女幽霊【例の女】に加え、ドラマオリジナル要素として兄(葱の回転)、妹(下村加奈)、男幽霊(管理人)が登場し、女幽霊である【例の女】が妹・下村加奈に接触してきたかのような描写がなされている。


ドラマ『禍話』では妹・下村加奈がかぁなっき達の問いに不可解な返答をし「知ってるくせに」という態度をとっては視聴者を困惑させるのだが、小説『ねじの回転』でも兄マイルズが手記の書き手である家庭教師に対し同じような態度をしばしばとっており、「知ってる」とはなんのことなのか、皆目分からない状態を作って空中戦を誘い、読者を困惑させる。


ドラマ『禍話』では兄妹の近親相姦的な雰囲気を匂わせる描写が存在するが、小説『ねじの回転』に出てくる幼き兄妹にも、いかがわしき大人二人から何か性的でふしだらな遊びや言葉を教え込まれたかのように想像させる表現がなされており、兄妹の年齢が幼くなればなるほど早熟で不道徳な印象が強まる仕掛けになっている。



ドラマ『禍話』においてオリジナル要素の強い下村家のパートには、意味深なれど曖昧なセリフや描写が多く難解な作りになっているが小説も同じだ、ということは前述したとおり。小説が難解な理由にはもうひとつ、「小説に登場する《幽霊譚の語り手》が信用できない」という問題が横たわっている。


この小説に出てくる語り手は3人。

一人目は幽霊を目撃したという家庭教師の女性。彼女は若い時に体験した幽霊譚をその数年後に手記として書き留めた。目撃した当時にリアルタイムで書かれた日記ではないため、記憶が曖昧な部分や後付けで補強された記憶などもあるかもしれないが、時間が経ち多少冷静に当時の自分を振り返ることは出来ているため、手記の後半になって「最初に女の幽霊が現れたとき、確証もないまま妹フローラもその幽霊を見たと言ってしまった。あの時はああでも言わないと自分が保てなかった」と反省して読者を困惑させたりする。

二人目は、大学2年の夏、帰郷した実家で妹の家庭教師として出入りしていた彼女と出会い、この幽霊譚を聞かされ、亡くなる前に彼女から手記を託された男性ダグラスだ。自分より10歳も年上の彼女に惹かれたダグラスは、休憩中よく話をしに行き、過去の恋愛話を訊く過程でこの幽霊譚を聞かされた。彼女が亡くなって20年、出会った夏の日から数えて40年間、ダグラスは家庭教師のことも幽霊譚のことも手記の存在も、誰にも語ることなく甘酸っぱい思い出と共に胸の内にずっとしまい込んでいた。死期を前にして怪談好きの友人たちに話すことを決意したが、その際、「内容を正しく理解するために必要」という理由で、彼女の経歴や、雇い主と交わした契約の条件、幼き兄妹や屋敷に住む使用人たちの情報、彼女に芽生えた雇い主への恋心などを友人たちに話して聞かせる。この事前情報には手記に記載のない情報も含まれており、ある種の先入観を抱く手助けにもなっているわけだが、彼の話には最初に出逢った夏の日以降もその家庭教師と交流が続いていたような描写がないため、なぜ彼の元に手記が送られてきたのかという疑念が起こる。そもそも長年存在をひた隠しにしてきた幽霊譚である。話に出てくる幼き兄妹と家庭教師の出会いや両者の年齢差は、ダグラスと家庭教師のそれとあまりに似通っているため、夏の日の彼女との出会いをもとにダグラスが考えた創作話の可能性もある。

三人目は、クリスマスイブの夜に開かれた怪談会で友人であるダグラスからこの幽霊譚を聞かされ、死の直前に彼から手記を託された「私」である。最終的にこの小説で披露された手記は、託された手記そのものではなく、「私」が随分あとになってから正確に書き起こした写しということになっており、すべてがこの「私」の創作である可能性も残されている。


語り手が3人いるって時点で、ドラマ『禍話』の語り手(かぁなっき・葱の回転・ドラマ『禍話』の脚本家)を想起させられるのだが、ドラマ同様、小説も読めば読むほど様々な情報が引っかかり、どこを起点(基点)に話を組み立てるかによって幾通りも真相が組み立てられてしまうため、「この感じ…デジャヴだ…」「ドラマ『禍話』で散々苦労してるのに、またいちからやらされるなんて地獄でしかない」と何度も悲鳴を上げた(汗)。


ちなみに、ドラマでは書き手である「葱の回転」が自身と妹の関係を怪談話に出てくる犯人とその妹に投影してリライトしてるのではないかと思わせる構造になっていたが、小説『ねじの回転』も、手記の書き手である女家庭教師には兄が、彼女の幽霊譚を語り直した男ダグラスには妹がおり、それぞれが幼き兄マイルズとその妹フローラに自身の兄妹関係を投影している可能性も匂わせる構造になっている。そのため、そもそもダグラス自身が幽霊譚に出てくる兄マイルズで、幼少期に体験した話を虚実交えて幽霊譚として創作したのではないかといった解釈も生まれてくる。
(※余談になるが、「ダグラスが妹の家庭教師に好意をよせていた」というエピソードが提示されたことによって、翻訳に違いが生じている。このエピソードを受けて、ある翻訳本では、幽霊譚に出てくる幼き兄マイルズが幽霊となって出てくる前任の家庭教師(若く美しいジェセル先生)に好意を寄せているかのような表現をしているが、別の翻訳本では冷淡な扱いで、どっちが正解なのか全然わからない…。)


ドラマ『禍話』では、「葱の回転」によるリライト版から下村家のパートに移る直前に、作者である「葱の回転」にリライト版のタイトルをつけてもらうシーンが挿入されているが、小説『ねじの回転』にも、ダグラスが幽霊譚を朗読する直前に、怪談会の参加者が「この話のタイトルは?」と問いかけ、ダグラス自身は「ない」と答えるも、「ひとつ思いついた!」と3人目の語り手となる「私」が答えるシーンが挿入されており、読んだ瞬間「うわっ、ドラマと一緒じゃん!」と叫んでしまった(笑)。タイトル命名式の直後に披露された2つの話、すなわち小説『ねじの回転』における「幽霊譚」とドラマ『禍話』における「下村家のパート」が同じ位置づけだとするならば、謎だらけの下村家パートも『ねじの回転』の幽霊譚同様、「真相は藪の中」「論争は100年続く」「切りがないので適当なところで終わりにしてください」というのがドラマ『禍話』を考察する上での心得ということになる。


『ねじの回転』というタイトルの意味

そもそもこの『ねじの回転』というタイトル、小説の中では、ダグラスが幽霊譚の存在を明かす際に、「幽霊話に子供が一人出てくることでねじを一ひねりするぐらいの効果があるなら、二人だったらどうだろう」「そりゃあ二ひねりだね」と言って語り始めたことが由来となっている。正直、兄と妹だけでも大変なのに、二人の幽霊、三人の語り手とひねりがキツすぎて(これはドラマ『禍話』も同じ)、地獄のような苦しみを味わわされてる身からすると、「二ひねりどころじゃないよね?(怒)」って物申したくなるぐらいなんだが、小説に起稿された解説文には「ねじの回転(Turn of the Screw)」「ねじを回転させる(Turn the screw)」という言葉には「ひねりを入れる」というプラスの意味以外に、以下のようなマイナスの意味があるという説明がなされている。

  • 「(人に何かを強要するための)事態を悪化させる行為、追い打ち」
  • 「圧迫を一層加える、手綱を締める」

〜望林堂完訳文庫 訳者あとがき より〜

  • 「ひどい状況下で、なおさら無理を強いる」
  • くるりと回す、のではなく、ぎゅっと締め付ける、という語感で考える

新潮文庫 訳者あとがき より〜

これ自体は多大なるプレッシャーの中、様々な問題と対峙させられてる家庭教師が置かれた状況を表す言葉なのだが、小説を読み終わった読者は自分に向けられた言葉として受け止める。苦しむのは承知の上、むしろ更に苦しませることが狙いなのではないか、と。


「・・・とはいっても、作者の中では真相はひとつに決まってるんじゃないの?」と思いたくなるのが人情。謎と思われる部分にもなにがしかの意味があると。ところが、翻訳本に書かれた解説を読むと、そもそもこれは数ヶ月にわたり週刊誌に掲載された連載小説であり、作者自身は想像以上に読者が深読みしていることに困惑しているらしい(苦笑)。章変わりの始めにぶち込まれる唐突なセリフなんかも、おそらく「週またぎ」というのが真相なんだろう。「幽霊が出るぞ出るぞー」と読者を惹き付けて次号への引きとし、翌週買って読んでみたら楽しみにしていた幽霊シーンがない。いきなり「ついに出たのよ!」と第三者に語るシーンから始まるもんだから、面食らった読者は「はあ? 出てねーし!」と前の号を引っ張り出してまた読み返すという、よくある手法の走りですよ。100年以上前からやってるんです。



翻ってドラマ『禍話』である。勝手に代弁するならば

(視聴者)「下村家の話が全然わからないのです。何かヒントをください」
(制作陣)「『ねじの回転』は読みましたか?」
(視聴者)「読みました。あれは読者を苦しませるために書かれた小説で、真相は無いらしいじゃないですか。」
(制作陣)「そういうことだよ」
(視聴者)「え?」
(制作陣)「だから、そういうことだよ」
(視聴者)「つまり『ねじの回転』をやりたかったってことですか?」
(制作陣)「君の好きなように解釈すればいい。で、楽しんだかい?」
(視聴者)「地獄のように苦しかったけど、楽しかったです」
(制作陣)「なら、良かった。お疲れ様。そろそろ夏も終わりだね」
(視聴者)「・・・お、お疲れ様でした。可能ならまた来年もよろしくお願いします!」


というわけで、ドラマ『禍話』にまつわる一連の深掘りはここでおしまい。
ま、真相については私が「真相解明できないルート」に入り込んだから辿り着けないだけで、きっとネットの神様が解決してくれてると思います(丸投げ)。


オススメ翻訳本は?

ちなみに『ねじの回転』に興味を持ったがどれを買ったらいいのかわからないという方向けに、私が買った4冊の翻訳本について紹介しておきます。冒頭数ページは試し読み可能となってるため、実際に読み比べて自分の読みやすい本を買うのがベストかと。可能なら2冊以上買って読み比べてみて欲しいし、「解説」と「訳者あとがき」がとにかく面白いので、迷ったら全部買えばいいと思う(笑)。

光文社古典新訳文庫『ねじの回転』(2012年 訳者:土屋政雄 960円)

解説(23ページ)、作者ジェイムズの年譜(9ページ)、訳者あとがき(4ページ)付
※翻訳者はカズオ・イシグロの作品を手がけてる人らしい。作者ヘンリー・ジェイムズがどんな作家であるか、また発表された当時の時代背景や、当時この小説がどう評価されたのかがよくわかる解説。

グーテンベルク21『ねじの回転』(2014年 訳者:谷本泰子 440円)

解説(25ページ)、訳者あとがき(2ページ)付
※この100年の間に出てきた主な解釈が解説に列記されており、読んだあとモヤモヤしたくない人にはオススメ。真相について問われた作者ヘンリー・ジェイムズがなんて答えたのかもわかります。ただし、兄マイルズの口調が他の3冊に比べ幼く設定されてるので、できれば2冊目に選んでほしい。

新潮文庫『ねじの回転』(2017年 訳者:小川高義 490円)

訳者あとがき(14ページ)付
※翻訳にあたっての苦労が詳細に書かれていて共感しかない(笑)。オリジナルが3バージョンあるのでその違いについても説明されてる。

望林堂完訳文庫『ねじの回転』(2019年 訳者:毛利孝夫 300円)

訳者あとがき(8ページ)、1898年の雑誌連載時に掲載された挿絵付き
※原書にてイタリック体で書かれてる箇所にはすべて傍点が振られているのが特徴。塔の上にいる幽霊を目撃したときの挿絵もついていて家庭教師の発言に対する疑惑が更に深まります。

紹介した以外に、少なくともあと3冊あるようです。
ねじの回転 (新潮文庫)
ねじの回転 -心霊小説傑作選- (創元推理文庫)
ねじの回転デイジー・ミラー (岩波文庫)


尚、英語で書かれたオリジナルの原書は既に著作権が切れてるので、「ねじの回転」もしくは「THE TURN OF THE SCREW」で検索すると無料の電子書籍が出回ってます(私はiBooksで入手しました)。



お・し・ま・い




9/12(日)のテレビ番組

今日は「宇宙の日」らしく、BSテレ東では朝から宇宙祭りです。(昼0時〜ジェイク・ギレンホール主演映画『遠い空の向こうに』、午後2時〜『KIBO宇宙放送局』宇宙の初日の出、午後3時〜千葉雄大主演ドラマ「40万キロかなたの恋」一挙放送、夜7時〜藤原竜也・杏主演映画『おかえり、はやぶさ』、夜9時「2021年宇宙ビジネスの覚醒」(MC:加藤浩次 )。)


日曜日。Eテレで午後2:30『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』、午後3:42『恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』放送。夕方4時「きのう何食べた? 1&2話」特別放送。夜9時〜WOWOWシネマで映画『BLUE/ブルー』(吉田恵輔監督 松山ケンイチ東出昌大柄本時生出演)初放送。夜10時「おしゃれイズム」に体操・村上茉愛。深夜1:25「おかべろ」に麒麟・川島。

午後1:30-1:57
TBS『ウッチャン式【滝沢カレンがどうしてもやりたかった“映画クイズ"とは…爆笑結末】』
滝沢カレンが本気で「クイズ番組」をプロデュース 芸能界を代表する映画好きを召集!感想を聞いただけでタイトルを当てるクイズを出題! ▽あるものが生まれた!?やんちゃな男の映画とは? ▽カミナリでも落ちてきた!?大騒動な映画とは? 滝沢ワールド全開のクイズに内村・ひとり・ホランが大絶賛!爆笑クイズ番組が誕生! ▽内村もクイズを緊急出題 ”
【MC】ウッチャンナンチャン内村光良 【スタジオゲスト】劇団ひとり/ホラン千秋【VTR出演者】滝沢カレン 【VTRゲスト】ウルフアロン、こがけん、パンサー向井慧


午後1:50-3:00
NHK『あの日 あのとき あの番組「発想を自由に解き放とう!絵本作家エリック・カール」』
“世界中で親しまれている絵本『はらぺこあおむし』の作者エリック・カールさんが、自らの創造の秘密を子供たちへの特別授業として披露した2000年の番組をお届けします。「絵の具が線からはみ出すのを心配しなくていい」と語るエリックさんは、子どもたちに自分らしさを大切にして発想を自由に解き放つ楽しさを伝えていました。エリックさんの絵本が大好きな俳優・杏さんとともに、自由な発想を楽しむためのヒントを探ります。”
【ゲスト】杏,【司会】森田美由紀


午後2:00-3:00
フジテレビ『ザ・ノンフィクション人生の終わりの過ごし方 ~「ダメ人間マエダ」の終活~ 前編』
“自称・ダメ人間のパチスロライター・マエダは末期がんで「3カ月から半年」と余命宣告を受ける…最後まで自分らしく人生を楽しみたい…。日々、がんの進行が進み、治療や薬の副作用で体が悲鳴を上げても、酒もタバコもやめず、仲間たちと一緒にうまいものを食べる。そんなマエダの姿に仲間たちも特別扱いすることなく、マエダの“終活"に寄り添い続ける。 そして2020年6月、余命宣告の時期に差し掛かったころ、マエダは、新型コロナに感染し入院してしまう… 「自分が死ぬまで撮影してほしい」と語るマエダの“終活"をカメラは見つめ続けた…”
【ナレーション】宮崎あおい


夜7:00-9:15
フジテレビ『『鬼滅の刃』第二夜[浅草編]【劇場版『無限列車編』テレビ初放送直前!】』
“[竈門炭治郎 立志編]特別編集版を全五夜・全集中放送!鬼殺隊としての初任務に挑む炭治郎、そして現れた宿敵とは…!”


夜9:00-10:15
NHKNHKスペシャル「メガクエイク 巨大地震~震災10年 科学はどこまで迫れたか」』
“次はいつ、どんな巨大地震が起きるのか?東日本大震災から10年、危機を予測し命を守る研究に新展開が。人工知能なども駆使した科学の到達点に迫る。”
【ゲスト】鈴木京香,【キャスター】井上あさひ,【解説】記者デスク…島川英介,海洋研究開発機構…堀高峰,京都大学防災研究所…西村卓也,東北大学災害科学国際研究所…今村文彦,【声】酒巻光宏



夜10:15-11:09
TBS『日曜日の初耳学【ムロツヨシが大暴れ!挫折連続の俳優人生&ムロ流~愛され術】』
“【インタビュアー林修ムロツヨシ】 癖のあるコミカルな役から王道のラブストーリーまで、その明るくポジティブなキャラクターで誰からも愛されるムロツヨシ。2013年NHK朝の連続テレビ小説ごちそうさん』で一気に全国で知られるようになるも、その道のりは挫折の連続だった…。 ムロはいったいどうやってここまで辿り着いたのか?“嫌われても決してあきらめない"ムロ流・愛され術の極意とは?【初耳ハンター◆最新映像技術】 新宿駅前の街頭ビジョンに出現し大きな話題となった巨大三毛猫の3D映像など、我々の想像を超えて進化し続ける映像技術の世界。 今回は、コロナ禍を救う3D映像技術や、触った感触まで再現できる驚きの3D映像、さらに、数百キロの高速で動くものにも投影できる最新プロジェクションマッピング技術など、実用化が進む最新映像技術を松丸亮吾が体験する。”


夜10:25-10:55
テレビ朝日『テレビ千鳥 歌がヘタでも感動させられるんじゃ!!』
“大悟曰く「歌が下手でも心を込めて本気で歌えば感動させられる!」歌ヘタ界のBIG3大吉&飯尾&ノブを招集。それぞれ自ら選んできた曲を心を込めて真剣に歌う!”


夜11:00-11:47
NHK『アンという名の少女2』←海外ドラマ
モンゴメリの不朽の名作『赤毛のアン』をドラマ化。シーズン2。アンは家に迎え入れた下宿人2人に興味津々。だが、実は2人は村人をだまそうとたくらむ悪人だった。”


夜11:00-11:55
テレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW【BTSらメガヒットを生み出すプロ作曲家の新たな作曲法】』
“キンプリ、欅坂46三浦大知らを手がけた職業作曲家たちが誰もが知るヒット曲の完成までの工程を公開!三浦大知×「仮面ライダーエグゼイド」テレビ主題歌「EXCITE」誕生秘話も! さらに、古田新太支配人の選んだキーワードをもとにした架空の男性アイドルドラマ主題歌のコンペシートで作詞作曲に挑戦!同じテーマなのに全く異なる曲が出来上がり関ジャニ∞らスタジオ大興奮!”


夜11:15-11:45
TBS『情熱大陸【柔道家/阿部一二三・阿部詩▽世界最強の柔道兄妹!軌跡と今明かす秘話】』
“「東京で金メダルを勝ち取る」四年前の宣言通り、兄は妹と共に栄光を掴む!日本中を沸かせた快挙ーそして休養。畳に戻った“最強の兄妹"…2人が理想とする「柔の道」とは”



9/11(土)のテレビ番組 & トンカツDJアゲ太郎

土曜日。午後1:50「土スタ」は『青天を衝け』血洗島帰郷SPで小林薫。午後4:29〜BSプレミアム名探偵ポワロ カーテン~ポワロ最後の事件~」放送(最終回です。ポワロ役の熊倉一雄さんは吹替の翌年に亡くなりました)。夜7:30「ブラタモリ」じゃ松本城。夜8時〜WOWOWシネマで映画『とんかつDJアゲ太郎』初放送(伊勢谷友介は新境地開拓だったんだよなあ。北村匠海は映画の中でも現実でもほんとよく頑張った。爆死だなんだ言われたけど、この映画に関しては現実とリンクしすぎてた分、公開当時に観た人が一番楽しめたと思ってる。いまとなっては伊藤健太郎くんに対する気持ちも落ち着いちゃったんで、健太郎とのラストバトルでも当時ほどには「アゲ太郎ガンバレ!」「いてこましたれ!」て気持ちにならないだろうな。それはそれで寂しい)。

夜9:45〜WOWOWシネマで映画『ホテルローヤル』(波瑠、松山ケンイチ安田顕出演)初放送。夜11:30「人生最高レストラン」に松本まりか

夜5:00-5:30
TBS『バース・デイ[字] 桑田真澄&Matt“親子テレビ初共演!"自宅に東山紀之が直撃取材』
“ 【2週連続SP…シーズン中に異例の取材!桑田コーチの指導舞台裏にも密着】 「いきなり金髪になったときは…」桑田真澄Matt東山紀之のスリーショットでテレビでは初めて明かされる親子のエピソード。そして「選手達との伴走者でありたい」と語る桑田のコーチング。読売巨人軍協力の元、普段はあまり見ることが出来ない桑田コーチの指導風景に密着。そこには選手たちの「気づき」を促すある“仕掛け"が…”


夜7:00-9:14
フジテレビ『『鬼滅の刃』第一夜[兄妹の絆]【劇場版『無限列車編』テレビ初放送直前!】』
“主人公・竈門炭治郎が鬼と戦う“鬼殺隊"に入隊するまでの物語を描く。 舞台は大正時代。山で家族と暮らす心優しい少年・炭治郎は、町に炭を売りに行っている間に、家族を鬼に殺されてしまう。そして唯一生き残った妹の禰豆子(ねずこ)は鬼にされてしまった。炭治郎は禰豆子を人間に戻すため、鬼殺の剣士として歩みはじめる。特別編集版として、炭治郎に修業をつける鱗滝による「竈門炭治郎 立志編 特別編集版」冒頭のナビゲート映像や、新規アイキャッチ、完全新作の次回予告も放送する。”


夜8:00-8:45
Eテレ『チョイス@病気になったとき 選「進化する 帯状疱疹(ほうしん)治療」』
“胸や背中、腹などの体の片側に、赤い発疹が帯のように広がる「帯状疱疹」。発疹に先駆けて、かゆみやピリピリ・チクチクといった痛みが現れ、発疹が治まっても後遺症の痛みが長期間続くケースもある。最近、腎臓に負担をかけない新しい治療薬が登場し、高齢者でも安心してのめるようになった。いち早く治療を開始するための最新の検査キットや、予防効果がより高いワクチンなど、大きく進化した治療のチョイスを詳しく紹介する。”


夜9:00-9:50
NHKNHKスペシャル「9.11 閉ざされた真相~遺族と国家の20年~」』
“20年前、アメリカの中枢に旅客機が突っ込み、2977人が犠牲となった同時多発テロ事件。その実行犯の大部分がサウジアラビア国籍だった。「この国の何者かが背後で関与していたのではないか」。疑念を抱く遺族たちは捜査に関わる情報の開示を求めてきたが、歴代の政権によって拒まれてきた。取材から見えてきたのは、経済と安全保障で深く結びつく両国の特殊な関係。国益を優先し、遺族に背を向けてきたアメリカの姿を伝える。”
【ナレーション】津田健次郎坂本真綾


R夜10:00-10:50
NHK-FM『FMシアター 丘の上の干物屋』
東日本大震災から10年半。UターンしてNPOで働く大輔、干物屋の店主シズ、干物屋の“お茶っこ”常連の美智子、福島から被災地を巡っている映像作家の守。あの日から今を生きる私たちの話。”
【作・音楽】額田大志【脚本協力】朴建雄【出演】福田麻由子 嵯峨瞳 六華亭遊花 たれやなぎ 武長慧介 橋浦あやの 手嶌真吾
丘の上の干物屋 | NHK オーディオドラマ


夜10:45-11:15
NHK『【ストーリーズ】事件の涙「終わりなき“9・11” 日本人家族の20年」』
“世界を震撼(かん)させたアメリカ同時多発テロ事件から20年。3千人近くにのぼった犠牲者の中には、24人の日本人も含まれている。愛する人を突然奪われ、悲しみや苦悩、葛藤を抱えながら事件後の日々を生きてきた日本の家族たち。アメリカとアフガニスタンの関係が悪化し、再びテロの危機が叫ばれるいま、何を思うのか。それぞれの20年をたどり、決して終わることのない“テロ後”の現実を見つめる。”



夜11:00-0:00
EテレETV特集アフガニスタン 運命の8月」』
“2021年8月、タリバンアフガニスタンの首都カブールを制圧、映画監督・井上春生は直ちに現地の知人らの消息を追い始めた。映画を撮影するなどして約20年にわたり交流してきた井上のもとには生々しい声が。物音がするたびにタリバンの恐怖におびえる毎日、一刻も早い国外脱出をともがく一家。2001年のタリバン政権崩壊後、自由や民主化を求めた人々の日々は何だったのか。過去映像と緊迫のインタビューで刻む。”
【出演】映画監督…井上春生アフガニスタン通訳…ファルク・アーセフィ


夜11:30-0:00
フジテレビ『さんまのお笑い向上委員会【向上長&今田が雨上がり解散を初議論!ザ・マミィ向上】』
“向上長&今田が雨上がり解散について初議論!安村が独自の解散理論を語る!ザ・マミィ緊張MAX極限状態で参戦!ギャル荒川&自衛隊やす子がメンタル強化法伝授”


深夜2:05-3:35
フジテレビ『世界で一番怖い答え』[怪]
有田哲平が贈る恐怖の禁断クイズ番組第3弾▽「放送禁止」の監督・長江俊和が監修…映像に隠された怖い「真実」を見抜くことができるか?都市ボーイズも問題作成”
【MC】 有田哲平  【ゲスト】 池田美優(みちょぱ) 島崎和歌子 田中卓志(アンガールズ)
※ちなみに裏のテレ東で深夜3:15〜ハリウッド版『リング』放送。


深夜4:30-5:00
テレビ朝日テレメンタリー2021「看護師になりたかった…~命の救い手 絶たれた未来~」』
“「ペンでぶっ刺すぞ」「殴る蹴るをしたくなる」「あんたはおかしい小学生以下だ」…驚くような暴言の数々。こうした言葉を学生に向けて放っていたのは、看護師を育てる「北海道立高等看護学院」の教師だという。日常的に行われていたとみられるパワーハラスメントの疑惑。中には暴言などに耐え切れず自殺未遂をした学生も…。定員割れは当たり前。際立つ退学者数。なぜ、学校を管轄する北海道は異変に気づくことができなかったのか。”


翌朝7:00-7:30
フジテレビ『ボクらの時代』
【出演】長澤まさみ×木村佳乃×麻生久美子(映画『マスカレード・ナイト』つながり)

夜6:05〜NHK『【土曜時代ドラマ】大江戸もののけ物語』[怪](【作】川崎いづみ【出演】岡田健史,本郷奏多,山田杏奈,森川葵,平尾菜々花,青山美郷甲本雅裕イッセー尾形,【語り】美輪明宏
)放送スタート。旗本の次男坊・新海一馬(岡田健史)と謎の妖怪・天の邪鬼(本郷奏多)がバディを組み、江戸のさまざまな事件を解決する。



ちなみに当時書いたアゲ太郎の感想は↓こちら。