Youtubeの神様、木曜モグラネグラの「グラムロック特集」をUPしてはくれませんか

何やらローリーがSNS上でファンの感想にからんで話題になっていた。
その背景をかみ砕いて解説してる↑上記記事内に「クラシックロックの伝道師という意識が極めて強い」という一文があって、「ああ、かつて正当派じゃない方のグラムロックをローリーに伝道されたなあ」「彼の紹介がなければSLADEやSWEETに興味をもたなかった」と思い出した。


90年代前半、テレ東深夜で『モグラネグラ』という音楽バラエティ番組が放送されてた。ローリーも番組MCを務めていたことがあり、詳しくはWikipediaで…と思ったらWikipediaに無いじゃん!!! マジか(汗)。↓唯一残された放送時期とMCリストがこちら(ありがたい。この人がブログ閉じてしまったら無くなってしまうデータなので当時の記憶補正したい人はいまのうちに拝んでおいてください)。
私の記憶が確かならば、93年の1〜3月期に放送された木曜モグラネグラ(MC:うじきつよし)で、ローリー寺西をゲストに迎えて「グラムロック特集」が行われた。グラムロック自体が70年代初頭にイギリスで流行った音楽で、70年代初頭生まれの私がリアルタイムに触れることは難しく、中学の時(80年代)に好きになったデヴィッド・ボウイ経由でジャンルの存在と、関係のあるT.REXやストゥージズ、モット・ザ・フープルロキシー・ミュージックあたりまでは聞いていたが、そこ止まりだった。そんな私の視界を一気に広げたのがこの「グラムロック特集」。耽美で中性的、退廃的、クールで格好いいイメージだったグラムロックに、明るく楽しく見た目はぶっちゃけ滑稽だけど曲はめちゃんこキャッチーで、「グラムロックって結局何?」「きらびやかor中性的な見た目さえしてれば何でもありだよ」という「陽」のポジティブイメージを植え付けたのがこの番組であり、面白おかしく伝えるローリーの存在だった。ちょうど89年頃から始まったアルバム再販ブームで古いレコードが多数CD化されており、バンド名をメモして、CDレンタルには置いてなかったが再販はされてたSLADEとSWEETを買って聞きまくった。SLADEを知ってる人は少ないけれど、SWEETは「フォックス・オン・ザ・ラン」「ボール・ルーム・ブリッツ」が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の映画や予告によく使用されてるので聴いたことある人は多いと思う。


当時放送されたグラムロック特集の動画をあげてる人いないかなと思ったが見つからなかったので、代わりにローリーとマーティ・フリードマンがその魅力を語る動画をご紹介。
【あなたもグラムロック通!】知る人ぞ知るグリッターたちの魅力を語り尽くす!!【SCHOOL OF ROCK FUJIYAMA

0:25 Gary Glitter(♪Rock and Roll Part 1 & Part 2)、Alvin Stardust、Mud
3:40 The Move(♪California Man)、Wizzard(♪I Wish It Could Be Christmas Everyday)
5:30 Slade(♪Cum On Feel The Noize)
8:46 Mott the Hoople(♪All The Young Dudes)


映画『ジョーカー』で使われてたこの曲を歌ってるのがゲイリー・グリッター。モグラネグラで紹介されたときはおっさんなのにバレエのチュチュを履いて歌い踊ってて完全にキワモノだった。

Mudはローリーに「山城新伍似のおっさんがボーカル」って言われてた。


クワイエット・ライオットの「カモン・フィール・ザ・ノイズ」の元曲を歌ってるのがSLADEです。


グラムロックは命だぜ!】レジェンド級の名曲続々!! 俺のグリッターBEST3 前編【SCHOOL OF ROCK FUJIYAMA

1:35 BayCityRollers (マーティ・フリードマンの第3位)
3:45 Sweet (ローリーの第3位)
7:50 David Bowieマーティ・フリードマン&ローリーの第2位)



「発表当時チャートの1位2位だったSweetのブロックバスターとDavidBowieのジーン・ジニーはほとんど同じ曲」って(笑)。冒頭を続けて聴くと確かにその通りなので困ってしまう。


【1位はあの人しかいない!】グラムロックを作り上げた伝説のバンドを語る! 俺のグリッターBEST3 後編【SCHOOL OF ROCK FUJIYAMA

0:37 Nick Gilder(ローリーの番外編:激推しマニアック)
3:33 Marc Bolan (T.REX) (マーティ・フリードマン&ローリーの第1位)




以上、グラムロックってこんな感じです。