スプーン曲げで一世を風靡した清田益章氏をゲストに迎え『FAKE』の森達也監督でお送りするテレ東『デッドストック』最終回まもなく放送(9/29(金)深夜0:52より)

あと数時間で本日のメインイベントが始まります。放送開始当初はまさかここに着地するなんて思ってもみなかったよ。

深夜0:52-1:23
テレビ東京『ドラマ25 デッドストック〜未知への挑戦〜[終] #11』
“ある日の未確認素材センター。モニターに映るのは過去にテレビ東京で放送していたバラエティー番組の映像。 それも70年代に超能力少年として一世を風靡した“スプーン曲げの清田くん”こと清田益章の特集だった。 その後、メディアからパタリと姿を消した彼を懐かしがる佐山とは対照的に、常田大陸(村上虹郎)も二階堂早織(早見あかり)も、トリックがあるのではと疑り深い。そんな2人に、佐山は清田本人に会ってみようと言い出す。”
監督:森達也 脚本:加藤淳也、三宅隆太 出演:村上虹郎早見あかり田中哲司 ≪第11話ゲスト≫ 清田益章 森達也
http://www.tv-tokyo.co.jp/deadstock/


関連ニュース:スプーン曲げで一世を風靡した“清田くん”がホラードラマ出演 ※森さんのコメントあり

以前にも書きましたが以下が関連書籍。

スプーン―超能力者の日常と憂鬱

スプーン―超能力者の日常と憂鬱

清田くんを知らない世代の人は是非ご一読を。「スプーン」はがっつりとしたノンフィクション本。「オカルト」は冒頭の章でこれまでの経緯が駆け足で語られています。


放送に向けて関連ツイートを捕獲。まずは制作担当のテレ東・五箇公貴プロデューサー。


監督を務める森達也氏の公式ツイッターに以下のような告知が出ております。



人によっては聞き慣れないタイトル・人名いろいろあるかと思いますので補足します。遡ること10年前、同じテレ東でメディアリテラシーをテーマにした特番が企画されまして、メイン監督*1として参加していたのが今回デッドストックの最終回を任された森達也監督。特番のタイトルは『メディアリテラシー特番 森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」』(通称:ドキュ嘘 2006年3月26日朝10時半放送)。プロデューサーを務めたのがテレ東の替山茂樹プロデューサー(通称:Kプロデューサー)。んで、放送当時、替山プロデューサーは宣伝用に膨大な制作日誌を書き公式サイトに日々UPしていたんですね。これが謎の文才による抱腹絶倒の面白さで、書かれていることの半分近くが森さんに対する愚痴。森さんの天然すぎる言動や日々増産してゆくポンコツエピソードにキレたり呆れたり萌えたりしていたら(萌えてはいないよ>呆れながら萌えてます)、放送10周年記念とも相まって今年ついに「うちで日記を書かないかい?」と森達也公式サイトからお声がかかってしまったようです(笑)。でまあ、久しぶりにテレ東で森さんが監督するっていうから、心配になって監視しにいったときのエピソードが「新連載 替山茂樹のプロデューサー日記 No.1」として森達也公式サイトに掲載されてますので、番組への期待を高めるためにも是非ご一読を。
森達也オフィシャルサイト


件の特番日誌は↓こちらになります。
「ドキュメンタリーは嘘をつく」Kプロデューサーの制作日記
(※いったんスクロールで一番下まで移動してから読むべし)


そもそも「ドキュメンタリーは嘘をつく」とはなんぞや?という方は簡単にまとめた記事(いや、まとまってはいないか。関係各位のはてなダイアリーが亡くなったら読めなくなるリンク集なのでいまのうちにどうぞ)をちょっと前に書いたので↓こちらでどうぞ。ロフトプラスワンで公開反省会なんかもやったんですよ、当時は。
http://d.hatena.ne.jp/eichi44/20161123/p1


うちで書いた膨大な「ドキュ嘘」関連記事は↓こちらからどうぞ。
「ドキュメンタリーは嘘をつく」関連過去記事


番組を収録したDVD付き書籍が発売されてたんだけど、まだ売ってるかなあ。

ドキュメント・森達也の『ドキュメンタリーは嘘をつく』 (DVD付)

ドキュメント・森達也の『ドキュメンタリーは嘘をつく』 (DVD付)



-追記-
というわけで無事最終回が終わりました。あなたのハートには何が残りましたか? 信じるか信じないかはあなた次第です!
(最後のおまけ映像をホンモノらしくみせるために本編があるって可能性も疑った方がいいよ。ま、私は泣いたけどw>泣いたの?>だってリアルタイム世代だもん!当時の超能力特番だって見てたし「うしろの百太郎」だって散々読んでたんだよ)
そんでもって森達也回のメイキングも収められたDVD-BOX、好評予約受付中です。
特典映像の内訳はこちら。

1)メイキング・オブ・デッドストック
恐怖の舞台裏に迫る!豪華キャストへのインタビューも盛りだくさん!
2)森達也監督回メイキング
ドキュメンタリー監督・森達也さんがメガホンを執った異色の最終話に密着。
3)予告スポット集
各所で話題の予告スポットを一挙収録。

「デッドストック~未知への挑戦~」 DVD-BOX

「デッドストック~未知への挑戦~」 DVD-BOX

もちろんおまけ映像のノーカット版もいれてね。おまけっていうかNGシーンか。香港映画かよ!


-追記-
10/1(日)深夜0:35〜BSジャパンで『デッドストック〜未知への挑戦〜』再放送スタート。尚、最終話は現在テレ東オンデマンドで公式配信中です。配信終了は10/6(金)。お早めに。
http://video.tv-tokyo.co.jp/deadstock/episode/00063084.html


-追記-
最終回の撮影について語った村上虹郎くんのインタビュー記事です。
村上虹郎「森達也監督は面白い」。早見あかりの恐怖体験ほか撮影秘話を明かす(2017.9.22付)
最終回は最初に書かれた脚本から結構脱線していったのか。脚本もDVDにつけてくれないかなあ。ちなみに「早見あかりの恐怖体験」はあの人形の回です(より詳しい話は↓こちらでどうぞ)。
早見あかり“呪い”で声出ず…ホラードラマ撮影で「持って返っちゃった」(2017.7.13付)


-追記-
今夏、昭和のオカルトブームを作ったひとりである故・中岡俊哉氏の評伝本が出版されました。

コックリさんの父 中岡俊哉のオカルト人生

コックリさんの父 中岡俊哉のオカルト人生

《目次》
第一章 三度の臨死体験
第二章 超常現象との出会い
第三章 ユリ・ゲラーと超能力ブーム
第四章 コックリさんと心霊写真
第五章 クロワゼット、衝撃の透視力
第六章 ハンドパワー、そして「死後の世界」へ


新潮社「コックリさんの父 中岡俊哉のオカルト人生」紹介ページ 


*1:ネタバレすると“監督”ではなく“監督役”ですけどねw。ちなみに替山Pは五箇Pから「(デッドストックの)森さんのキャラクターが『ドキュ嘘』と同じ」と言われたようです。