『グロテスク〜UNRATED VERSION〜』 1/17(土)〜2/13(金)まで
【監督・脚本】白石晃士【撮影】福田陽平
【出演】長澤つぐみ/川連廣明/大迫茂生
73min/20歳未満不可/2008年
□上映館:シアターN渋谷 (21:20〜レイトショー)
【STORY】初めてのデートの日、喫茶店で恥ずかしそうに向き合う男女。和男(川連廣明)は、会社の同僚であるアキ(長澤つぐみ)に想いを寄せている。そんなデートの最中、二人は突然何者かに襲われ見知らぬ地下室で目を覚ました。手足は拘束され、口には猿ぐつわ。完璧なる監禁、事態を飲み込むことができるハズもなくただただ恐怖におびえる二人の前に、医師の免許を持つ謎の男があらわれた。「きみたち二人の愛に感動できれば解放するよ」と男は話す。男は、二人に恥辱の限りを尽くし、そして命の限りの虐待を施す。それも彼らの愛情で感動を得る為だという。その地下室から、完璧なる監禁から彼らは脱出することができるのだろうか…。衝撃の結末が2人の行く末を阻む……。
関連:長澤つぐみ公式ブログ
プロデューサーから「ふりきっちゃっていいですよ」と言われて撮ったら、過激な描写よりもその反社会的内容のせいで映倫審査拒否を喰らってしまった白石晃士監督の新作『グロテスク』が今週末より公開されます。まあとにかく予告を見ていただくとわかるのですが、拷問描写がかなりきつい。っていうか痛い。痛すぎる(汗)。『死化粧師オロスコ』とか『ジャンクフィルム』といったグロ系なら観に行ける私でも、こうも痛いとスクリーンを凝視し続けることは100%無理。無理無理。三池崇史の『オーディション』すら未だ観れないヘタレなもんで、たぶん一生観ないかもしれない・・・とちょっと弱音なんぞ吐いてみたところ、「三池監督に比べたらもうちょっとファンタジックな感触で、作品的には『怪奇!死人少女』の系譜にあたる」というコメントを頂いたので頑張って観に行くことに決めました。何故かというと、実は白石監督がかつて「日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場」で撮った『怪奇!死人少女』が大好きでして、『キャリー』『リング0〜バースデイ』と三本立てで見せたいぐらいにグッとくる異形少女の物語。本作がこれの系譜にあたると言われたらそれは拷問に耐えてでも観に行かないわけにはいかない。というわけで、皆さんも頑張ってくださいまし。
予告編(※痛いのが苦手な人はほんとにご注意ください)
「なーんだ、予告が一番痛かったじゃん」ってことになってるといいんだけど・・・。
尚、4月にユーロスペースでの公開が予定されてる白石監督の次回作『オカルト』のプレミア上映が決まりました。場所は2/26(木)より開催される「ゆうばりファンタスティック映画祭2009」。松村克弥監督『ALL NIGHT LONG 誰でもよかった』と二本立てで、上映は2/27(金)だそうです。とある観光地で起きた無差別殺人事件の謎を追うフェイクドキュメンタリーということなので、お近くにお住まいの方、遠征する余裕のある方は是非!
『グロテスク』の舞台挨拶等の予定は以下の通り。
1/17(土)上映前 初日舞台挨拶
ゲスト(予定):長澤つぐみ、白石晃士監督、川連廣明、大迫茂生
1/24(土)上映前 トーク&ライブ
ゲスト(予定):SS(主題歌「あえか」)、白石晃士監督、 佐藤和郎(音楽担当)
※当日朝10:45より整理券配布。
尚、両日行った人の中から抽選で10名の方にプレミアムグッズがプレゼントされるそうです。
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