ゴミ箱にファイルを入れるとすぐ削除されてしまう問題の解決法(MacOS-X)

あまりにフリーズしまくるのでOSをインストールしなおしたのが1週間前。フリーズはほぼ解消されたが、ゴミ箱にファイルを移動させると「この項目はすぐ削除されますがいいですか?」と聞かれゴミ箱に溜めることなくすぐ削除されてしまうという新たな不具合に悩まされていた。いろいろ調べてみたら「アクセス権がハズレてるんじゃねーの?」という指摘がそこら中にあり、Disk Utilityでアクセス権の修復を試みたがダメ。正常に修正完了したにもかかわらず直らない(汗)。「なら、情報ウインドウから手動で直せ」との指摘があり再度試してみることにしたら大成功〜! というわけでまた同じ問題が起きたときのために備忘録として書き留めておく。


以下がアクセス権を手動で回復させるための手順。通常ならば問題のフォルダを選択しcommand + iで情報ウインドウを表示させアクセス権を直せばいいのだが、ゴミ箱フォルダは不可視ファイルに設定されてるため、どこにあるのかわからない。こちらを参考にこれを可視化させ、アクセス権の手動修正を試みた。


まずはApplications¥Utilties内にあるTerminalを起動。ウインドウが現れ以下のような文が表示される。

Last login: Sat Jun 7 18:59:51 on console
Welcome to Darwin!
○○○(登録名)nokonpyuta:~ △△△(ユーザー名)$

$マークの後ろでカーソルが点滅してるので、そこに「defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles true」と入力しreturnキーを押すと、頭に「.」のついた見慣れぬファイルがいっぱい出てくる。Macintosh HD¥users内にあるホーム(ユーザー名)フォルダを開き、「.Trash」という名のフォルダを探す。command + i で情報を見ると、「(ユーザー名)」じゃなく「システム」がオーナーになってやがった(しかもご丁寧に鍵までかけてやがる)。というわけで以下のように情報を修正。

▼所有権とアクセス権:
  権限:読み/書き
 ▼詳細な情報:
 オーナー:ユーザ名(鍵アイコンをクリックして鍵を外すと変更できる)
 アクセス:読み/書き
 グループ:ユーザ名
 アクセス:アクセス不可
 その他 :アクセス不可

アクセス権のないフォルダはアイコンの右下に進入禁止マーク(赤丸の真ん中に白地で「−」と書かれてる)がついてるんだが、ゴミ箱以外にもついてるフォルダがあったのでこれも上記のように修正した。


Macを再起動。うまくいった!(喜) 


再度Terminalを立ち上げ「defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles false」と入力し、不可視ファイルを再び見えなくさせて終了。