『馬頭琴夜想曲(同時上映:街)』まもなく公開(7/21〜8/17まで)


『馬頭琴夜想曲』 7/21(土)〜8/17(金)まで


【監督】木村威夫【撮影】白尾一博
【出演】鈴木清順/山口さよこ/原田光/千秋みつる/万琳はるえ/天羽祐香/バヤラト/木村紗矢香
55min/2007年
□上映館:渋谷イメージフォーラム(モーニング&レイトショー)


【STORY】雪の降る夜に馬頭琴と共に捨てられた赤子。その馬頭琴に見覚えのある修道院長は、赤子を世羽(ヨハネ)と名づけ、教会で育てることにする。修道院長は、1945年の長崎の原爆で間一髪難を逃れた経験を持つ。彼女が失った多くの人々の中に馬頭琴奏者のナランさんがいた。彼は被爆し亡くなったが、馬頭琴だけは焼けずに残り、一時期彼女が預かった後に、息子が引き取りにやって来た。そうして月日は流れ、再び現れた馬頭琴。やがて赤子は少年となり、宇宙に思いを馳せるようになる。生まれつき足の悪かった世羽は、ある晩、高熱にうなされる。爪弾かれた馬頭琴の音色と共に、夢の扉が開かれた。彼女が奏でる馬頭琴が、世羽を時空を超えた世界に誘う。モンゴルの伝統的な楽器である馬頭琴の独特の音色は、胡弓に比べ力強く、草原のチェロとも形容され、モンゴロイドの血筋を受け継ぐ日本人の琴線に触れる。人間の歴史は戦争の歴史。まるで、断ち切れない人間の業のように思える。しかし、戦いに流れた血を洗い流してきた馬頭琴の調べは、ついに、民族・宗教を越えて愛の奇跡を呼び起こす。

美術監督として数々の作品に携わってきた巨匠・木村威夫の3本目となる長編監督作品(といっても55分だけどね)。脚本家の名前が何処探してもないんだけど、これは音と映像だけで構成された実験映画なのかな。同時上映となる『街』は、元キャロルのギターリスト内海利勝の楽曲「街」のビデオクリップで、実はこちらでも見ることができたりします。



舞台挨拶等の予定は以下の通り(初日以外は全てレイト上映時)。

7/21(土) 初日舞台挨拶
ゲスト(予定):木村威夫(モーニング)/木村威夫,鈴木清順,山口さよこ(レイト)
7/27(金) ライブ  バヤラト
7/28(土)
ゲスト(予定):木村威夫×スペシャルゲスト
8/3(金)
ゲスト(予定):木村威夫×ヴィヴィアン佐藤
8/4(土)
ゲスト(予定):山口さよこ×白尾一博
8/10(金) イベント予定
8/11(土) イベント予定
※当日朝より整理券配布。