『ドリーム・クルーズ DREAM CRUISE』まもなく公開(5/12〜6/8まで)

『ドリーム・クルーズ DREAM CRUISE』 5/12(土)〜6/8(金)まで


【監督】鶴田法男【脚本】高山直也/鶴田法男【撮影】佐野哲郎
【出演】木村佳乃/石橋凌/ダニエル・ギリス/蜷川みほ
88min/PG-12指定/2007年
□上映館:新宿トーア


【STORY】資産家の斉藤英治(石橋凌)は、若く美しい妻の百合(木村佳乃)と顧問弁護士のジャック(ダニエル・ギリス)を連れて、海上クルーズへと出る。ジャックは少年時代に幼い弟ショーンを海で失っており、水に対する激しいトラウマを抱えていた。一方、ジャックと不倫関係にあった百合は突然決まったジャックの乗船をいぶかしみ、二人の関係に気づいた夫が逃げ場の無い洋上に二人を連れ出し問いつめようとしているのではないかと不安に思う。ほどなくして、スクリューに何かがひっかりクルーザーが停止した。その瞬間、英治の言動に奇妙な変化が起き始める。一方、ジャックの前には弟ショーンの亡霊が…。助けを呼ぶこともできず隔絶されたクルーザーの中、かつて英治が起こした恐るべき事件が徐々に明らかになってゆく……。


「ドリーム・クルーズ」公式ブログ

米TVドラマ『マスターズ・オブ・ホラー 2ndシーズン』の日本人監督枠作品。今回選出されたのはJホラーの先駆者・鶴田法男。鶴田監督もいよいよハリウッドデビューですね。原作は鈴木光司の短編「夢の島クルーズ」(「仄暗い水の底から」所収)。かつてテレ朝の深夜ドラマ「幻想ミッドナイト」において飯田譲治監督、高橋克典主演でドラマ化されたこともある作品です。既に観た黒沢監督によれば「1960年代前後に天知茂川崎敬三なんかが出演した、新東宝の恐怖映画みたい」「昔懐かしいサム・ライミみたいな、アメリカンな80年代ホラーの特殊メイク系のノリが小気味いいですよね」とのこと(※詳しくは公式ブログで)。公開前日の5/11(金)には黒沢清高橋洋監督らを呼んでの前夜祭も行われるのでお楽しみに!


ちなみにYoutubeに主題歌のPV(?)らしきものが落ちてたんだが(放送されたものに勝手に音楽つけて誰かが編集しただけかな)、これ見ると「鶴田監督、やりよったー!w」って小躍りしたくなる仕上がり。ただし、かなり美味しいシーンてんこもりなので、見るのは「劇場に行くためのモチベーションがいまいち上がらない」って人だけにした方がいいかも。色合いといい、石橋凌の怪演といい、マジで60年代の恐怖映画ッスよ!(嬉) あー、急にゴケミドロが観たくなってきたw。


前夜祭の予定は以下の通り。

5/11(金) 前夜祭(@新宿トーア)
トークゲスト(予定):鶴田法男監督,石橋凌,黒沢清(監督),高橋洋(監督・脚本家)
※21:00開始 23:00終了予定。当日20:00よりチケット販売開始。

5/12(土)初日舞台挨拶はあるのか無いのかよくわかりません(汗)。

仄暗い水の底から (角川ホラー文庫)

仄暗い水の底から (角川ホラー文庫)

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