『三月のライオン』まもなく公開(7/28〜9/22まで)

9月より渋谷シネ・アミューズで公開される『ストロベリーショートケイクス』。公開を記念し、メガホンをとった矢崎仁司監督の旧作『三月のライオン』が明日からニュープリントでリバイバル上映されます。一足お先に試写で『ストロベリー〜』を観てきたという村上賢司監督(id:MURAKEN:20060725)によれば、この2作、かなりリンクするところがあるらしく、両方観るとより深いところまで楽しめるとか。上映は少し変則的で、毎週金・土のレイトショー(だから“明日金曜から”公開なんです)。連日上映後にトークショーを予定。劇場は新宿K's Cinema(シネ・アミューズではないのでお間違えなく)。『ストロベリー〜』の原作者・魚喃キリコ氏のみならず脚本を手がけた作家の狗飼恭子氏も「一番好きな映画」と公言してるという『三月のライオン』、昨年のオールナイト観にいけなかった!と嘆く矢崎ファンのみならず、魚喃キリコファン、狗飼恭子ファンの皆さんもこの機会をお観逃しなく!

『三月のライオン』 7/28(金)〜9/22(金)まで


【監督】矢崎仁司【脚本】宮崎裕史/小野幸生/矢崎仁司【撮影】石井勲
【出演】趙方豪/由良宜子/奥村公延/斉藤昌子/芹明香/内藤剛志/石井總亙/長崎俊一/山本政志/伊藤清
118min/1992年
□上映館:新宿K's Cinema(20:35〜レイトショー。金・土のみの上映)


【STORY】 ある初冬の朝、古びたアパートの一室に裸の少女がいる。同じ朝、病院のベッドで目覚めた青年はあいまいに微笑んでいる。彼には過去の記憶がないのだ。その微笑みには、赤ん坊の無垢さと、この世界への戸惑いが浮かんでいた。兄と妹、妹は自分をアイスと名付け、兄をハルオと名付ける。ハルオには妹の記憶もなければ、アイスの記憶もない。「あたしアイス、あなたの恋人です」と病院に現れた妹は兄に初めての嘘をつく。ひとりは記憶を失い、ひとりは嘘をつき、思い出を持たない恋人の2人が住居として選んだのは、あと2カ月で取り壊される古いビルの一室。ぎこちない2人の生活が始まった……。


いまのところ判明してるトークゲストは以下のとおり。

7/28(金)上映後
ゲスト:長崎俊一(映画監督)※本作には役者として出演
7/29(土)上映後
ゲスト:石井勲(撮影監督)※矢崎作品の撮影を担当

今後のゲストについては、配給を担当しているアップリンクか『ストロベリーショートケイクス』の公式サイトに載るそうなのでチェックしてみてください。