配給に関する興味深いインタビュー

ホテル・ルワンダ』絡みで、面白いインタビューがあった。ロングインタビューを受けているのは、本作の配給に名乗りを挙げてくれたメディア・スーツの関係者さん。配給に至る経緯から、ミニシアター系で上映される外国映画の買い付け、宣伝、劇場探し等について詳しく語ってくれている。
『ホテル・ルワンダ』公開作戦記part2「映画配給というビジネス」


一部抜粋。

たいていの単館というのは、私たちが昨年8月にこの映画の上映を検討している時点で、ある程度今年(2006年)の夏ぐらいまでラインナップが決まっているんですよ。そうすると、どこに出せるかなと。(−中略−) 普通は遅くても3カ月前から試写をやります。それで、ミニシアターの場合だとかなり、5カ月ぐらい前から、影響力が強いオピニオンリーダーの方に見せ始めたりとかしながら、ゆっくりいろいろ練っていきますよね。

映画を買うということにおいて、ビジネスの部分は一番大事なんですけど、こういう仕事をやっている以上は、会社として何かみんなに自信を持って薦められる映画をやりたいというか、「会社の代表作をつくりたい」とか、そういうのも重要なんです。そういう側面もないとこういう仕事をやっている意味というのがない。


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