『誰がために』まもなく公開(10/15〜11/18まで)

身も知らぬ少年に突然愛する女性を奪われた男が、怒りと義憤の呪縛から自らを解き放とうとする姿を描く『誰がために』が今週末から公開される。主演は浅野忠信。こういうあっち側にいきそうなギリギリの役をやらせると上手い御人です。監督は黒木和雄監督の元で助監督を務めてきた日向寺太郎。これが長編デビュー作となる。音楽は矢野顕子が担当。劇中音楽の全てを任されたのはこれが初めてだそうで、楽曲はピアノ曲がメインになっているとのこと。


『誰がために』 10/15(土)〜11/18(金)まで


【監督・原案】日向寺太郎【脚本】加藤正人【撮影】川上皓市
【出演】浅野忠信/エリカ/池脇千鶴/小池徹平/宮下順子/烏丸せつこ/小倉一郎/眞島秀和/菊地凛子/香川照之
97min/2005年
□上映館:渋谷イメージフォーラム


【STORY】東京、下町。報道カメラマンだった民郎(浅野忠信)は、父親の急死により写真館の後を継ぐが、満たされない日々を送っていた。ある日、幼なじみのマリ(池脇千鶴)が友人の亜弥子(エリカ)を連れてきた。亜弥子と民郎は一目で惹かれあう。深く愛し合う二人。やがて亜弥子は妊娠する。しかし、幸せな日々も束の間だった。亜弥子は一面識もない少年(小池徹平)によって殺され、やり場のない怒りと悲しみから失意の日々を送る民郎。それでも何とか日常生活を取り戻そうとするが、どうしても抑え切れない感情が湧き起こる。民郎に想いを寄せるマリは民郎を励まし、立ち直らせようとする。そんな時、少年が思いのほか軽い刑で少年院を出所したことを知る……。


10/15(土)11:30の回上映後、13:50の回上映前に初日舞台挨拶あり。ゲストはエリカ、池脇千鶴宮下順子、日向寺太郎監督を予定(※浅野忠信小池徹平のビデオコメント上映あり)。(追記:初日舞台挨拶の模様


−追記−
11/8(火)18:30の回上映後にトークショーあり。ゲストは日向寺太郎監督、浅野忠信、相田冬二(映画ライター)を予定。

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