『手鼻三吉と2志郎が往く』『名探偵・一日市肇』を観た(@シネクイント)

9/22(木)から三夜限定で行われた『雄大祭 てばなとめいたんてい』の初日に行ってきました。開演の15分ほど前にシネクイントに着くと、ロビーには今まで経験したことのないような客層のお姉様方が。「雄大監督のファン層ってこんなだったのか」と感心したのもつかの間、おめかししたお姉様方のウキウキとした会話が瞬時に現実に引き戻してくれました(今日のゲストは須賀くん、坂口君・・・)。


上映作品は『手鼻三吉と2(トゥワイス)志郎が往く』『名探偵・一日市肇』の2作。『一日市肇』を観るのはこれが2度目。映画の詳細は以前の日記を参照。んで、感想です。


『手鼻三吉と2(トゥワイス)志郎が往く』は今回が初見。こちらも昭和くさい作風で負けず劣らず面白かった。音楽がすごくカッコイイ。基本的な構成は『一日市肇』と同じなんだけど、倍ぐらいのテンポで繰り出される「笑い」がクセになる。やっぱねえ、なんだろ、雄大監督はその気にさせて焦らすのがうまいと思う。あそこまで同じネタを繰り返されると、それに慣れたこっちはもう飽きるどころかパブロフの犬状態ですよ。期待させて期待させて、焦らした分だけきちんと期待通りの展開にもってゆくという誠実さ。手鼻三吉なのに、手鼻飛ばしてたのはシリーズの1と4だけってのはつっこんじゃいけないとこですか?(了解です)。須賀君と板尾さんが出た最新作『北の0年』は尺が長い分、ちょっとテンポが落ちてしまった感じ。でも、志郎兄弟の中ではこれに出てくるハーフ志郎が一番好きです(Tシャツの文字を見た瞬間「もしや!?」と思ったら案の定そうだった…笑)。須賀君が三吉を襲うシーンの演出は『一日市肇』にも出てきたけど、もしかして『プレゼント』にも出てくるんだろうか…。全体としては、闇の部分に触れた狐のお面が出てくる回が一番好みで、個人的にはこういったシリアス・ダーク路線でまたオリジナル撮ってほしいんだけど、なかなか実現する気配がないので、『怪奇穴人間(映画「穴 [DVD]」より)』でも見て我慢しよう。。。


『名探偵・一日市肇』は昨年テアトル池袋で行われた怪奇大家族イベントで観ており、直後から「もう1回観たい」と次なる上映機会を待望してた作品。2度目の今回は、前回より冷静に観れた分、演出の巧さの方に目がいった。一番お気に入りだった『殺人人形ジザベル』の回では『怪奇穴人間』の板尾くんを思い出して妙にジーンときたり。んで、何度も言うけど、やっぱり肇ちゃんはカッコイイ。今回、初めて生で坂口拓を見たわけだけども、本人と比べても肇ちゃんの方がかっこいい(笑)。なんでだろうと思ってよくよく考えてみたら、たぶんね、この人の面影と重なるんだ。私が物心ついて初めて好きになった憧れのTVヒーロー。帽子を目深に被り、人差し指突き出しては「チッチッチッ」って何度マネしただろう(肇ちゃんもマネしてるし!)。
ソフビ魂シリーズ 怪傑ズバット
使える画像がこれしかなかった・・・。


↓こちらのこの人です。
怪傑ズバット(早川健)トレカ一覧
怪傑ズバット(※人物解説)
怪傑ズバットこらむ一覧(※作品解説)


よく見ると別に似てねーなー。でも、思い浮かべるイメージは重なるんだ。いやもう、絶対肇ちゃんのルーツは怪傑ズバットだ。決めつけた! 


『名探偵・一日市肇』はドラマ化の話も出てるようなので楽しみにしております。とりあえずテレ東なのかBS-iなのかだけでもハッキリしてほしい…。


−追記−
8,9割方女性客でしたけど、『手鼻』『一日市』共に大ウケでひと安心。