シネコンで名画座復活の兆し

シネコンもサバイバル…ヒット作不足も追い打ち


割引サービスで客足を伸ばしてきたけど、最近ではそれが逆に経営を圧迫してきたので、ターゲットを若年・ファミリー層からシニア層に切り替えるべく、シネコン名画座企画に意欲的という記事。

 「稼働率はほぼ100%。チケット完売で、残念そうにお帰りになられる方も多く見られました」と話すのは、各地でシネコンを展開するTOHOシネマズの担当者。同社は今年3月5日から5月13日まで東京・ヴァージン東宝シネマズ六本木=写真=で「生誕100周年 成瀬巳喜男プレミアム10」を上映。


 「シネコンでも(新作でない)名作を大スクリーンで映し出すことが可能というビジネスモデルを確立したい。昔見た方も、初めての方も、新しい層のお客さまがシネコンに足を運んでいただければ…」(同)と、新たなマーケットに期待する。


経営難で名画座が次々と潰れていったのに、経営難だからシネコン名画座企画を打ち出すって、なんかねえ、なんか複雑な気分。。。


とりあえず、うちの近くに3つもシネコンあるんで、どれかひとつ、シネコン版大井武蔵野館になってください。
(関連:−名画座最後の砦− 大井武蔵野館 小野支配人に聞く



ちなみにシニア層はねえ、新作だと、「死」をテーマにしたものや「少年犯罪」をテーマにした社会派作品が大好きです(絶対年配の人が観に来てるもん。『心中エレジー』ですらいた)。シニア層狙いのとこは、絶対押さえといた方がいいと思う。