被害者遺族が受刑者と会う、ということ

今夜、この後1:25から放送されるNTV「NNNドキュメント05」で、娘を殺された父親が塀の中の受刑者に会いに行く様子とそこでの対話の模様を追ったドキュメンタリーが放送される。どのような対話が成されたのかは番組を見てみないと分からないけれど、先日FNSドキュメンタリー大賞を獲った「罪の意味−少年A仮退院と被害者家族の7年−」や↓以下の本を読んで「被害者遺族の心の内」に興味をもった人には気になるドキュメントじゃないかなと思うのでお見逃しなく。

弟を殺した彼と、僕。

弟を殺した彼と、僕。


番組の詳細は以下の通り。

NNNドキュメント『塀の中の20分〜 娘を殺された親と受刑者の対話 〜』 
制作:宮城テレビ
放映日時:2005年3月20日(日)25:25〜25:55/30分枠(日本テレビ系列)


2000年12月、当時20歳の女性が少年を含む男女8人から6日間に渡って暴行を受け死亡した。「娘はなぜ殺されたのか…」受刑者からの手紙には謝罪の言葉はあったが、求めていた答えは見つからない。「加害者に会って直接話を聞きたい」そんな思いから父・曳地正美さんは本人訴訟という方法で主犯格の二人に対し、損害賠償を求める民事訴訟を起こした。そして不可能と思われていた加害者との面会が実現した。2月2日、両親は刑務所へ向かった。そして亡き娘への思いを胸に、20分間の面会にのぞむ。


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