『ソドムの市』『月猫に蜜の弾丸』を観た(@ユーロスペース)

昨日、観て来ました。『ソドムの市』はトークショー付だったので立ち見大入り満員。30〜40代を中心に9割方男性。『月猫に蜜の弾丸』は15〜20人ぐらいで7割方男性。年齢層はソドムと同じ。


ロビーに星取表が貼ってあったんだけど、『運命人間』『稀人』を大きく引き離し、この2本が僅差接戦状態でした。


映画の詳細は以前の日記を参照。んで、感想です。


『ソドムの市』
予告の印象に反し、ものすごいコメディ作品に仕上がってました。<ホラー>を期待してゆくとものの見事に裏切られる(笑)。で、笑いのツボがジャストフィットしてればこんなに楽しい作品はないんだろうけど、悲しいかな、私は高橋洋さんと全くツボが合わないらしく、結構観ていてきつかった。いや、缶蹴り、新幹線、「右にする?左にする?」あたりは爆笑したけど、大半は周りの人が笑ってるのを見て「あ、笑うとこなのか」と気づく感じ。冒頭から主人公・市(いち)の二度目の結婚式までは好きだったので、あのぐらいのシリアスと笑いのバランスで最後までいってくれたら嬉しかったです。あと、テレーズとキャサリンにはもっと一心同体少女隊の関係でいて欲しかったので、そこは不満。Jホラーシアターは是非『怪談新耳袋/庭』系でお願いしたい。


『月猫に蜜の弾丸』
こちらも<ホラー>を期待しゆくとものの見事に裏切られる作品。といってもコメディじゃなくて、フィルムノワールですかね。そういう系統の作品が好きな人は楽しめるのかもしれないけれど、如何せん、私はあまり興味がないので、やっぱりこっちもつらかった(汗)。ただ、ホラーシーンも3分ぐらいあって、そこでの描写はすごく好きなので、3分じゃなく“3分の1”ぐらいあったら嬉しかったなと思いました。出てくる人形はすんごくよく出来ててちょっとビックリ。元々、人形のモデルになった女優さんがマネキンのような顔立ちと体型なんで、人形嫌いな私としては『月猫〜』のホラーシーン、気持ち悪くて好きなんですけど…。