TBS『家栽の人』・・・鶴太郎版は好きだった

今晩9時からTBS水曜プレミア枠で2時間ドラマ『家栽の人』がやるんだけど、この作品、93年に片岡鶴太郎主演で一度連ドラ化されていて、毎週号泣モードで観ていた大好きなドラマ。視聴率は低かったんだけど、好きな人は大好きだと思う。「わーい! 帰ってきたー!」と喜んだのもつかのま、キャストは一新されてるそうで、ちょっとがっくり。桑田判事は時任三郎なのか…。もっとソフトで頼りなさそうな感じの人が良かったけど…。


原作はビッグコミックオリジナルで連載されていた同名漫画。こっちも泣けるんだ。主役の桑田判事は背の高い体の大きな人だったので、鶴太郎が桑田判事をやると聞いた時はちょっとイメージが違うかなと思ったんだけど、これはこれで味があった。何より、仙道敦子風間トオル斉藤洋介柄本明といった脇を固めるキャストがハマリ役で、特に風間トオルはこれまで見たどのドラマよりも抜きんでて良かった。やっと当たり役に巡り会えたというか、初めて役者・風間トオルを「いい!」って思いましたもん(笑)。全然、次につながらなかったけどね(苦笑)。


このドラマは少年犯罪を扱う家庭裁判所を舞台としているため、毎回、中学生ぐらいの子役が犯罪を犯した少年少女役で出てくるんだけど、当時出てた有名どころは伊崎充則くんぐらい。あとの子たちは顔も見たことないような無名の子ばかりだった。でも、この子たちの演技がまた良かったんだー。毎回、泣かせるの。予告みただけでも、涙腺ゆるゆるでしたよ。


そして、締めはなんといってもエンディングで流れる主題歌ですよ。大貫妙子の歌う「春の手紙」。あ、こんなタイトルだったんだ…。いま調べて初めて知りました(笑)。「♪ふゆぞらにかかるレインボー」ってやつですよ。これがめちゃめちゃドラマにあってたもんで、聞く度に『家栽の人』思い出し涙腺ゆるみそうになります。


今日のドラマ、キャスト一新は許そう。でも、主題歌だけは「♪冬空にかかるレイン〜ボ〜」で締めてほしい。あれが流れない『家栽の人』なんて…

春の手紙 (ALBUM MIX)

春の手紙 (ALBUM MIX)

  • 発売日: 2016/03/30
  • メディア: MP3 ダウンロード


公式見てみたら脚本は連ドラの時と同じ清水有生だった。豪華キャストにしたため失敗した、なんてことになりませんように。



『家裁の人』のこと書いてたら、無性に『都会の森』が見たくなったぞ。何故だ?>自分
♪思春期に 少年から 大人にかわる〜