(日付は変わってしまったが)『乱歩R』を観た。今回のメインはモー娘。の石川梨華。それは前々から知っていたのでどうでもいいのだが、彼女の姉役がなんと佐藤仁美! 知らなかった。録画しといて良かった。もう、何も言うことないね。今回の仁美ちゃん、凄すぎ!(嬉) 無駄に名演技!(笑) 勿体ないったらありゃしない。石川梨華の迷演技にチャンネル変えたくなる気持ちを、合間合間に出る松重豊でなんとかごまかし見続けた努力は無駄じゃなかった。仲間由紀恵&オダギリジョーのCX『顔』にゲスト出演した時も良かったけど、悪役も似合うなあ。やっぱ、仁美ちゃん、この世代じゃダントツに上手いです。
それにしてもなんでホリプロなんだろう・・・と思ったら、タレントスカウトキャラバン出身だったのか(爆)。タレントスカウトキャラバンは好きでよく見てたけど、戸田菜穂以降はあまり見てなかったのでグランプリとったなんて全く知らなかった(TV放映はしてたのか?)。優香やフカキョンに回す枠があるなら佐藤仁美に回せとなんど苦虫かみつぶしたことか。もう少し彼女らと歳が離れてたらなあ。ホリプロさん、もうバラエティ班にはしないでくれ。役者1本でお願いします。
佐藤仁美といえば、やはりなんといっても『イグアナの娘』*1の伸子ちゃんでしょう。このドラマで初めて彼女を見た時は、まさかホリプロの子だなんて夢にも思わなかった。まだ16,7才だというのに子役出身かと思うほどの確かな演技力と華の無さ(…すまん!)。劇団の子だと信じて疑わなかったので、『イグアナ〜』終了後に土9『サイコメトラーEIJI』でフリフリのアイドル衣装を着て歌い踊ってる姿を見た時は、ほんとどうしちゃったのかと目を疑ったほどだ*2。余談だが、鈴木砂羽*3はなんでホリプロなんだろう? 昔、トーク番組に出た時に、鈴木保奈美と仲良しで、「二人でよく近所の銭湯に通ってる」と話してたことがあり、共演もしたことないのにどうやって知り合ったんだろうと不思議に思ったものだが、同じ事務所とは…。
で、話を『イグアナの娘』に戻す。
このドラマほど力説して他人に勧めたドラマはなかったかもしれない。覚えてる人がどれぐらいいるか知らないけど、実は同じクールにあの山口智子&木村拓哉による脅威の高視聴率ドラマ『ロング・バケーション』が月9で放映されていたのである。従って月曜と言えば世間では『ロンバケ』。『イグアナ』なんぞ存在すら無視されてる状態。初回から号泣モードで見続けた私は、会う人会う人に勧めたけど、みんな『ロンバケ』に夢中で興味はしめせど振り向いてはくれなかった。世の中でこのドラマに夢中になってるのは自分(と当時バイト先にいた同僚のふたり)だけなんじゃないかと思った。
ところがである。ドラマも後半になったころあるテレビ雑誌で突然特集が組まれたのだ。『ロンバケ』特集ならわかるが『イグアナ』特集なんてありえない。すかさず手に取り本屋で立ち読みを始めた私は、その記事の内容にマジ泣きしそうになり、あわてて立ち読みをやめた。即座に購入し、家に着くやいなや何度も何度も読み返し、そして泣いた。
たまに『イグアナの娘〜その記憶と記録〜』のコラムを読むんだけど、どうしても当時を思い出し涙ぐんでしまう。いまはネットがあるからこんな経験をすることはもうないだろうけど、どこかでまたそういう出会いを期待してしまう自分がいたり。そんなわけで『イグアナの娘』は自分にとっていまだ忘れられない想い出の1本なんです*4。
イグアナの娘 The Daugther of IGUANA DVD-BOX
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2001/09/07
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 72回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
関連過去記事