ついに公式発表が出てしまいました。
当館は本年12月2日(日)をもちまして短い歴史に幕を下ろすこととなりました。
2005年12月3日(土)の開館以来ちょうど7年になります。この間に渋谷のミニシアターを
取り巻く環境は激変し、映画業界にはデジタル化の波も押し寄せ、大きな変化に対応し
ていくことを余儀なくされています。このような状況の中で今後の展望を見据えますと、
将来的に継続していくことは厳しいとの判断の下、閉館という結論にいたりました。
この7年間を振り返りますと、「ミニシアターとは何か？」をスタッフ一同が模索できる
大変充実した日々でした。これも偏にお客様のご愛顧があっての賜物です。
本当に有難うございました。
閉館までは残り僅かですが、最後までシアターＮ渋谷らしく、いつも通り営業してまいります。
もうしばらくお付き合い下さい。ご来場心よりお待ちしております。
2012年9月20日
シアターＮ渋谷
一時期噂が途絶えたので、うまいこと立ち消えになったのかと思ったら、そんな都合のいい話にはならなかったですねえ。
シアターN渋谷が今年12月に閉館へ…渋谷から続々とミニシアターがなくなる（＠シネマトゥデイ）
2005年11月にユーロスペースが移転することになり、その跡地に名乗り出てくれたシアターＮ渋谷。あれからもう7年なのか。早いねえ。思いおこせば7年前、日販系ときいてたシアターＮのこけら落とし作品が「七人のマッハ!!!!!!!」「ブレイキング・ニュース」で「え？！ そっちにいくのか！」とものすごく驚いたのをよく覚えています。そのあとアジア系でいくのかと思いきや「ホテルルワンダ」がきてね。懐かしい。あれから7年、ここまでロックでパンクでメタルかつホラーでゴアなスプラッター映画館にシフトするとは思いませんでしたが（笑）。Jホラー関連でも大変御世話になりました（つーかキングレコードさん、シアターNなくなっちゃってこれからどうするの？）。
12月2日の閉館まであと2ヶ月弱。本日も新しい映画が公開され、今後もまだまだ盛りだくさんラインナップ取り揃えております。割引サービスもいろいろありますので、お時間のある方は通い詰めてあげてください。
◆割引サービス
毎月1日はどなた様も1,000円
毎週月曜日は男性1,000円
毎週水曜日はどなた様も1,000円
毎週木曜日は女性1,000円
◆公開予定作品 ※詳しくはこちらを参照
9/22(土）公開
『モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦』（2011/加）監督:ジェシー･Ｔ･クック 出演:デイヴ･フォーリー
“世界中から召喚された8体のモンスターたちが己の力と情熱を余すことなく発揮し、世界最強のモンスターを決定するという神をも恐れる格闘ビッグイベント！”
『カジノ・ゾンビ ＢＥＴ ＯＲ ＤＥＡＤ』（）監督:コリン･ゼイズ 出演:グラント・バウラー9/29(土）公開
『インブレッド』（2011/英）監督:アレックス・シャンドン 出演:ジョー・ハートリー
“これが鬼畜変態映画の最新進化形！一度踏み込んだら二度と生きては出られない魔村で繰り広げられる、前代未聞の“殺人オリンピック”！”
『シェルショック･ロック』同時上映「プロテックス-ハラー」「セルフコンシャス・オーバー・ユー」
“全パンクス待望！伝説のパンク映画が遂に劇場公開決定！ 1979年ベルファスト！パンク爆発！！砲弾神経症パンク！！！”10/6(土)〜10/19(金)まで
『ハーシェル・ゴードン・ルイス映画祭』
「ゴッドファーザー・オブ・ゴア」 「血の祝祭日」 「2000人の狂人」 「カラー・ミー・ブラッド・レッド」 「血の魔術師」 「ゴア・ゴア・ガールズ」10/20(土)公開
『宇宙人王(ワン)さんとの遭遇』（2011/伊）監督:マネッティ兄弟 出演:エンニオ・ファンタスティキーニ
“イタリア、ローマでユーモラスな風貌の愛嬌たっぷりな宇宙人が秘密警察に確保された。宇宙人は「私の名前は、王( ワン) です。世界で一番多く使われてる中国語を勉強してきました。たくさんのお友達を作りたいです。」と語る。しかし、秘密警察は中国語で優等生発言を連発する王さんに陰謀を感じ、拷問を始める…。果たして王さんの真意とは！？”
『ザ・ウーマン』（2011/米）監督:ラッキー・マッキー 出演:ポリヤンナ・マッキントッシュ
“『ＭＡＹ メイ』監督最新作。捕獲 監禁 飼育 強姦 捕われ、監禁し、飼育しようとした女は──人喰い女だった？！ジャック・ケッチャム原作映画の最高傑作！”
10/27(土)〜11/1(金)まで
“シッチェス映画祭”ファンタスティック・セレクション
「レッド・ステイト」「EVA＜エヴァ＞｣｢夜明けのゾンビ」 ｢人狼村 史上最悪の田舎」 ｢恐怖ノ黒電話」 ｢スリーピング･ビューティー 禁断の悦び｣
『マーターズ』（2007/） 監督:パスカル・ロジェ 出演:モルジャーナ・アラウィ
“『トールマン』公開記念リバイバル上映。”11/3(土)公開
『合衆国最後の日』（1977/米） 監督:ロバート・アルドリッチ 出演:バート・ランカスター
“合衆国よ、道を踏み外すな。1981年11月16日、脱獄囚たちがミサイル基地を襲う。アメリカ映画史上、最高のサスペンス・エンタテイメント大作！”
『ヘッドハント』（2011/豪） 監督:ダニエル・クリーグ 出演:ニコラス・ホープ
“6人の男女が目覚めると、手足を鎖で繋がれ、オフィスにいた…世界一過酷な業務が始まる”
『トールマン』（2012/米加仏） 監督:パスカル・ロジェ 出演:ジェシカ・ビール
“『マーターズ』監督最新作。アメリカでは毎年80万人の子供が失踪。ほとんどは数日中に発見されるが、1000人は跡形もなく姿を消す・・・。”
『カリフォルニア・ドールズ ニュープリント版』（1981/米） 監督:ロバート・アルドリッチ 出演:ピーター・フォーク
“日本初公開から30…伝説のトリオ、再来！愛と怒りと涙と笑い、この人生のすべてを賭けて彼女たちはリングに立つ！”
ワンさんとトールマンとカリフォルニア・ドールズは観に行く予定なんだけど、最後だし、頑張って他の痛い映画も観に行くかなあ（でも『インブレッド』は無理。“肉切り包丁”の文字だけで無理）。『マーターズ』観に行く人は事前にネットで「ガキの使い」24時間耐久鬼ごっこを見てから行かれることをオススメします。
