『GEIDAI FILM #6 東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻第6期生修了作品展』 6/2（土）〜6/15（金）まで
min/2012年
□上映館：渋谷ユーロスペース（21:00〜ﾚｲﾄｼｮｰ）
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『ユートピアサウンズ』(80min/2012）
監督・脚本：三間旭浩 撮影：国枝敦志
出演：堀田眞三、松本花奈、森下くるみ、夏居瑠奈、早乙女晴香、渡部駿太、山中崇、大島葉子、小田豊
“初老の録音技師・夏目准一は、病状が悪化し余命いくばくもない妻を看取ろうとしていた。気持ちの整理がつかない夏目は危篤状態の妻を残し、30年前に夫婦で旅をした場所へ向けオンボロのトラックに乗って出発する。一方、中学３年生のチカとユッコは同級生のユカリの家に遊びに来た。今日はユカリの誕生日。子供達だけのかけがえのない時間。しかし、思わぬ訪問者によって３人たちの築いた関係にひびが入りはじめる。過去と現在、幻想とリアルを飛び越えながら、まったく違う２つのエピソードは思わぬ場所で交差する。”
『ソクラティック・ラブ』(90min/2012）
監督・脚本：早坂亮輔 撮影：松井宏樹
出演：スズキジュンペイ、大谷英子、大須賀王子、森田亜紀、飛鳥凛、高橋由真、吉岡睦雄
“売れないお笑い芸人のヒロ（スズキジュンペイ）は、編集者のカノ（大谷英子）と同棲している。ヒロはライブの出演が減り、先輩芸人の里山（吉岡睦雄）に連 れ回され、次第にカノとすれ違っていく。カノは、絵本作家の神沼（大須賀王子）にインタビューに行き、「メロディの王様」という絵本を手渡される。そこに 描かれた王様と死別する姫の悲劇は、神沼とその妻みず（森田亜紀）の破局を示していた。それを読んだカノはヒロを王様に重ね、ヒロは姫にカノを思い浮か べ、ハッピーエンドを想像する。絵本と現実がまざりあうとき、運命は変わる・・・。ポップでカラフルな新世紀のラブストーリー。”
『虚しいだけ』（106min/2012）
監督・脚本：今橋貴 撮影：清水絵里加
出演：久保田芳之、山田キヌヲ、高尾祥子、谷端奏人、宮下ともみ、川端美郷、矢崎まなぶ、諏訪太郎、嶋田久作
“ある夫婦の物語。幸治と静子は結婚五周年を迎え、念願のマイホームを建てるための土地を手に入れた。夢膨らむ幸治、一方静子は冷静と温度差のある二人。そんなある日、幸治のもとに静子が交通事故に遭ったとの知らせが入る。友人と旅行に出かけたはずの妻は、見知らぬ男と車に乗っていたのだった…。”
『インビジブルモンスター』（69min/2012）
監督・脚本：松尾健太 撮影：金相守 出演：大柴裕介、伊藤洋三郎、清水美那、佐野和宏
“とある地方産業都市、陰惨な通り魔事件が立て続けに起こっていた。レインコートを着た大男という目撃証言が報告される中、被害者の共通点もなく、犯人の動機や足取りも特定できない。ある日の帰り道、天野奈美は通り魔事件の犯行現場に遭遇してしまう。犯人と目が合ってしまう天野。通り魔に捕まってしまうが危機一髪の所を月島正道に救われる。その一件をきっかけに急接近する月島と天野。一方で、刑事松山慎太郎は犯人を追っていた。娘が殺害され、迷宮入りした15年前の通り魔事件との関連を疑い、捜査に躍起になる。人々は通り魔におびえる者、討伐を目指す者など理性を失い、街は少しずつ陰鬱な雰囲気に飲み込まれていく。天野も月島に心を許しながらも、PTSDの症状を訴え始め、その戻りかけた日常は次第に影に覆われていく。そんな折、明らかになる月島の過去。松山は娘を殺された忌々しい記憶が介入し、徐々に理性を失い組織行動から離れていく。街に再び通り魔が現れる。”
舞台挨拶等の予定は以下の通り。
6/2（土）『インビジブル・モンスター』上映後トークショー
ゲスト（予定）：黒沢清（映画監督）、松尾健太監督、今橋貴監督、三間旭浩、早坂亮輔
6/3（日）『虚しいだけ』上映後舞台挨拶
ゲスト（予定）：久保田芳之、山田キヌヲ、高尾祥子、今橋貴監督
6/4（月）『ユートピア・サウンズ』上映後トークショー
ゲスト（予定）：松江哲明（映画監督）、三間旭浩監督
6/9（土）『ユートピア・サウンズ』上映後舞台挨拶
ゲスト（予定）：堀田眞三、森下くるみ、三間旭浩監督、他
6/10（日）『ソクラティック・ラブ』上映後トークショー
ゲスト（予定）：北小路隆志（映画評論家）、松尾健太監督、今橋貴監督、三間旭浩、早坂亮輔
