『イジー・バルタ短篇集』まもなく公開(8/15〜8/28まで)


『イジー・バルタ短篇集』 8/15(土)〜8/28(金)まで
□上映館:渋谷ユーロスペース(21:10〜レイトショー)


【上映作品】
◆Aプログラム(4作品/計80分) 8/15(土)〜21日(金)まで
『ディスクジョッキー』1980年/10分
回転するレコード盤。コーヒーカップ、ボタンなど、連続する円形のイラストで、ディスクジョッキーの日常を描く。

『緑の森のバラード』1983年/10分
薪が、春の訪れを祝って踊り出す。そこに冬の化身の鴉(悪魔)が現れるが、再び春が勝利する。自然の変化(実写)と、薪のコマ撮りを合わせた作品。

『笛吹き男』1985年/53分
ハーメルンの笛吹き男」とは異なる解釈で、飽食に明け暮れる人間を、金属的な陰影を持つ木彫りの人形とセットで描く。

『ゴーレム・パイロット版』1996年/7分/35?
1989年から企画を温めていた長篇『ゴーレム』のパイロット版。土塊が、シェーム(秘密の言葉)で、ゴーレムとして動き出すというユダヤ伝説の新解釈。


◆Bプログラム(6作/計79分)8/28(土)〜28日(金)まで
『謎かけと飴玉』1978年/8分
飴玉をもらうためには謎かけに答えなければいけない。レリーフ(半立体)を使ったデビュー作。

『プロジェクト』1981年/6分
団地の図面が広げられ、製図の上に、様々な家庭が描かれた紙が貼り込まれていく。実写のコマ撮りのテンポがユニーク。

『手袋の失われた世界』1982年/17分
スプラスティック・コメディから、『ゴジラ』や『未知との遭遇』まで、映画の歴史を手袋たちがパロディとして演じる。

『最後の盗み』1987年/21分
ある屋敷に盗みに入った泥棒が、不思議な人々に親切にされる。実写のフィルムおよそ5万枚に直接彩色し、幻想的な映像を生み出している。

『見捨てられたクラブ』1989年/25分
古いマネキンが置き捨てられた物置に、ある日新しいタイプのマネキン達が運び込まれる。新しいスタイルの人形アニメーション

『セルフポートレート』1988年/2分
ジー・バルタ、パヴェル・コウツキー、ヤン・シュヴァンクマイエルのセルフポートレートの見にオムニバス。

ついこないだやったばかりな気がしないでもないですが、「屋根裏のポムネンカ」公開を記念しイジー・バルタの短篇全作が一挙上映されます。


尚、ユーロスペースでひとあしお先に公開中のイジーバルタ新作映画『屋根裏のポムネンカ』をご覧になられた方は、ポムネンカの半券提示で1000円になる割引サービス実施中です。


【関連記事】