『トゥモロー・ワールド』を観た(@シネコン)

赤児のもつチカラを象徴的に描いて見せた作品。父親が末期ガン宣告されてから死ぬまでの間、生まれたばかりの姪っ子が放つ「生」のパワーによって精神的にとても救われた経験があるので、涙無くしては観られない映画でした。今年の暫定NO.1にしときます(まだ鉄コンが残ってるので…)。


疑問を呈してる感想をよく見かけたので言及。『トゥモロー・ワールド』で人類が不妊になったのは2008年に世界中で大流行したインフルエンザ・ウイルスのせいじゃないでしょうか。奇跡の子供の母親はそのときの生き残りであり(おそらく父親も)、ウイルスに打ち勝つだけの耐性があったからこそ不妊にもならず子供を生むことが出来たのでしょう。生めるのは彼女だけじゃありません。あのインフルエンザでどれだけの子供が生き残ったのかは知らないけど、少なくともあのとき生き残った子なら大丈夫。もちろんこれから生まれてくる子供たちも。ここから全てが始まるんです。ただ、あの世界が子供を生み育てゆく環境として健全かというと若い親たちは不安でしょうね。「世界でただ一人」の子供がいるにもかかわらずドンパチ止めない大人たち。爆撃や流れ弾で死んだらどうするつもりなんだろ。ああ、どうでもいいのか。


それにしても出産シーンまでワンカットとは・・・お見それしました。