実相寺昭雄監督死去

起きがけにボーッとした頭でテレビつけたらこんな情報が。一時期お体を悪くされていてそのときは心配しましましたが、シルバー仮面の撮影などもあり、あれは一時の体調不良、もうすっかり復調したんだと思ってました。ネットに速報がUPされてないので死因等まだよくわかりません。ちょっと調べてきます。


-追記-
第一報は↓こちら。亡くなったのは29日深夜のようです。詳しいことはよくわかりません。
「ウルトラマン」「帝都物語」の実相寺昭雄さん死去


遺作となってしまった『シルバー假面』は12/23(土)〜1/12(金)までユーロスペースで公開。
ちらしには「12/23(土)と1/6(土)にはスタッフ・出演者による舞台挨拶を予定」と書いてありますが、
もっと増えるんじゃないでしょうか。皆さん、予定あけて駆けつけてください。
『シルバー假面』公式サイト
体調が一番心配されたときに撮ってた『ユメ十夜』は来年新春第2弾公開。
「第一夜」を担当してます。出演は小泉今日子松尾スズキ
脚本は昨年亡くなった久世光彦さんです。なんでこんな形に。。。
『ユメ十夜』公式サイト


ああ、私はなんで昨日突然『姑獲鳥の夏』の感想なんか引っ張り出してきたんだろう。。。
予感なんて何もありませんでしたよ。


-追記2-
ようやく詳細が出始めました。

訃報:実相寺昭雄さん69歳=映画監督(@毎日新聞)


ウルトラマン」「帝都物語」などで知られる映画監督の実相寺昭雄(じっそうじ・あきお)さんが29日午後11時45分、胃がんのため東京都内の病院で死去した。69歳。葬儀は12月2日午前10時半、文京区湯島4の1の8の麟祥院。自宅は非公表。喪主は妻で女優の原知佐子(はら・ちさこ=本名・実相寺知佐子)さん。

胃がんか…。ミンナ知ってたから撮らせまくってたの?


-追記3-
がん発覚は今年4月。来年には日野啓三原作「光」の映画化でメガホンを取ることが決まってたそうだ。

実相寺監督死す…ウルトラマン手がけた特撮映像の先駆者(@スポーツ報知)


ウルトラマン」「帝都物語」「無常」などの作品で知られる映画監督の実相寺昭雄さんが29日午後11時45分、胃がんのため都内の病院で亡くなった。69歳だった。がんに侵されても創作意欲は衰えず、今年9?10月に遺作「シルバー假面」を撮影。来年早々には新作のクランクインも予定されていた。通夜は12月1日午後5時半から、葬儀・告別式は同2日午前10時半から、東京都文京区湯島4の1の8の麟祥院で。喪主は妻で女優の知佐子(ちさこ)さん。


 関係者によると、実相寺監督は今年4月に胃がんが見つかり、5月に胃の全摘出大手術を受けた。半年検診を目前にした11月25日に脱水症状を起こしかけ、再入院。しかし体調は戻らず、亡くなる前日にこん睡状態に陥った。最期は妻で女優の原知佐子さん、スタッフ、関係者に見守られながら、息を引き取った。

 闘病中も創作意欲はおう盛だった。70年代初めに自らが生み出した特撮ヒーロードラマ「シルバー仮面」を「シルバー假面」でリメーク。術後の回復を待ち、7月から9月中旬にクランクインを変更。「(胃を取って)モノが食べられないから、思うように(体が)動かない」と漏らしながらも、群馬県内での約3週間の撮影をまさに執念で撮りきった。


 特撮映像の第一人者と言われ、映画監督になってからは独自の視点から、エロチシズムの中に人間性を描いた作品を数多く残した。「シルバー假面」完成後も次回作で頭はいっぱい。来年早々には、芥川賞作家の故・日野啓三さんの長編小説「光」を、阿部寛(42)とヴィッキー・チャオ(30)のキャストで撮影する予定になっていた。映像にこだわり続けた異才は、志半ばで天国へと旅立った。


「光」とはこんな作品。

光

逆行性健忘症にかかった元宇宙飛行士は、中国人看護婦の助けを借りながら、過去を追及する。近未来を舞台に描く喪失と恢復の物語」
「月から還った宇宙飛行士が喪ったものは…。近未来の東京を舞台に描く喪失と新生の物語。」


あー、これは撮らせたかった。。。