『幸福のスイッチ』まもなく公開(10/14〜11/24まで)

町の小さな電気屋を舞台に、仕事中毒の父とそんな父に反発する次女を中心に、ガンコ親父と三人娘の家族の絆を明るく優しく描いた映画『幸福(しあわせ)のスイッチ』が今週末から公開される。監督はこれが劇場映画デビューとなる安田真奈(『猫目小僧』の脚本家でもある)。“OL映画監督”として名を馳せた安田監督が、勤めていた家電メーカーを脱サラし本腰を入れて取りくんだのが本作だとか。大阪出身の監督だけに「関西弁が喋れること」というのがキャスティングの絶対条件だったそうで、上野樹里(兵庫出身)、本上まなみ(大阪出身)、中村静香(京都出身)、沢田研二(京都育ち)といった面々が集められた。ちなみに舞台となるのは和歌山県田辺市。最近どこかで聞いたことあるぞと思ったあなた! 現在渋谷イメージフォーラムで公開中の『海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ』と同じロケ地ですね。尚、本作は、配給元の東京テアトルがJTB西日本営業本部と業務提携して地方自治体向けに進めている「シネマーケティング事業*1」の活用第一弾作品だそうです。

『幸福のスイッチ』 10/14(土)〜11/24(金)まで


【監督・脚本】安田真奈【撮影】中村夏葉
【出演】上野樹里/本上まなみ/沢田研二/中村静香/林剛史/笠原秀幸/石坂ちなみ/新屋英子/深浦加奈子/芦屋小雁
105min/ビスタサイズ/2006年
□上映館:テアトル新宿


家族の絆はプラスとマイナス。くっ付いたり、離れたり。


【STORY】東京のデザイン会社に勤める新人イラストレーター怜(上野樹里)は、田舎の電気店で儲けにならない仕事ばかり引き受ける父・誠一郎(沢田研二)に反発して上京。しかし、思うように仕事ができず、ついには上司と衝突して辞職。そんな中、急遽帰省することになった怜は、父の骨折を機に家業を手伝うはめに。しかし最初は不機嫌だった怜も、父の仕事ぶりや人柄が地元の人々に愛されていることを知り、父の愛情や家族の絆、働くことの喜びを発見していく……。


安田真奈監督公式サイト公式ブログ
幸福のスイッチ応援団 ※ロケ地マップ等

10/14(土)11:40の回上映終了後/14:05の上映前に初日舞台挨拶あり。ゲストは安田真奈監督、上野樹里中村静香、林剛史を予定。当日朝9:30より整理券配布(一人どちらかの回2枚まで)。尚、父娘で来場すると料金一人1000エンになるそうです。証明書は必要ないそうなので年の差カップルの皆さんも試してみてくださいw。


幸福のスイッチ・高校編 (ピュアフル文庫)

幸福のスイッチ・高校編 (ピュアフル文庫)


【関連記事】
安田真奈監督インタビュー1
公開記念トーク&ベベチオライブイベント


*1:映画やTVのロケを地元に誘致し、スクリーンやブラウン管を通じて地域の特性をアピールすることにより、各自治体の認知度アップ並びにブランド力強化を図ろうという試みをサポートする事業。詳しくはこちら