『童心』『ホワイトルーム』まもなく公開(9/30〜10/6まで)

重松清の官能小説「愛妻日記」に収録された短編6作が映画化され毎週2本ずつ順次公開されてるわけですが、今週末から公開されるのは富岡忠文監督『童心』斎藤久志監督『ホワイトルーム』の2本。見所はなんと言っても、エキセントリックな役の多い女優・中原翔子が『童心』で“地味〜な服着た平凡な主婦”を演じるという。これ、「待ってました!」という人も多いのでは? 中原翔子姐さんの“平凡な主婦”なんていまいち想像できないという人は、とりあえずツタヤのJホラーコーナーに行って『怪談新耳袋 - ふたりぼっち編 - [DVD]』や『怪談新耳袋-開けちゃだめ編- [DVD]』に収録されてる「帰ってきた(監督:村上賢司)」や「庭(監督・高橋洋)」でその佇まいを堪能されたし。「そんな暇なーい!」という人はとりあえずこちらの写真でも見といてくださいませ。同時上映される『ホワイトルーム』も川瀬陽太主演、西田直子(『ビタースイート』)脚本という非常に気になる布陣。なかなか夫婦役を演じることの少ない川瀬さんですけど、『団地の奥さん 同窓会へ行く』の旦那さん役がとても好きなので個人的にも楽しみな一作です(ただのヘンタイ夫で終わりませんように)。

『童心』『ホワイトルーム』〜重松清原作「愛妻日記」より〜 9/23(土)〜9/29(金)まで
□上映館:渋谷ユーロスペース(21:00〜レイトショー)


『童心』
【監督】富岡忠文【脚本】井上淳一/荒井晴彦(監修)【撮影】志賀葉一
【出演】中原翔子/斎藤歩
70min/R-18指定/2006年
【STORY】平凡な団地に住む平凡な主婦、陽子。とりたてて不満はないが、夫・真一とのセックスもマンネリで、退屈な日常を送っている。一人息子・潤一は、ヌード雑誌を隠し持っていたりと色気づき始める年頃で、陽子は複雑な気持ちだ。中学受験を控えた潤一が、塾の正月合宿を前に思いがけないことを言う。「正月さ、どっか行けば?」。突然息子抜きの正月を過ごすことになった、陽子と真一。人生の半分を生きてしまった夫婦が、二人きりになったときとった行動とは……?


『ホワイトルーム』
【監督】斎藤久志【脚本】西田直子/荒井晴彦(監修)【撮影】水口智之
【出演】ともさと衣/川瀬陽太/高久ちぐさ/杉山圭/遠藤雅
72min/R-18指定/2006年
【STORY】早智子と吉田は新婚で、新築の真っ白な部屋に越してきたばかりだ。普通なら楽しいはずの新婚生活だが、なぜか早智子は吉田の求めに不潔がって応じない。ある日、後輩・加藤が一本のAVを吉田に見せる。そこには、母親の写真を股に挟まれ、弄ばれる少女が映っていた。そして驚くべきことにその場所は、吉田たちが住む新築の部屋だったのだ。吉田はこっそりビデオを持ち帰るが、中身を早智子に見られてしまい……。


愛妻日記

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